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小樽フェス・リポート<2>

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遠来のShaggy Mountain Boys(神戸)が舞台に立った。おそろいの白いジャケットに赤いネクタイ、ハット姿の熟年6人。使用するマイクはベース用を除き、センターマイク1本のみ。本場アメリカでもこのスタイルでの演奏は珍しい。1940年代のトラディョナルなブルーグラスショーが東京を飛び越えこの小樽で始まる。スポットライトを浴びてBack Up And Pushが軽快に響きわたった。ハーモニーボーカルが美しいYour Love Is Like A Flowerが続く。バンド仲間の身体や楽器にぶつからないよう素早くセンターマイクに近づくさまは正に絵になるシーン。ハーモニーボーカルのときもまた然り・・・。フィドル高梨安弘の関西弁MCには場内爆笑の渦。フィドルをフュチャーしたListen To The Mocking Birdでは”次は~モッキンバードです。私が弾くと借金バードになります・・”などなど。1988年に渡米、ナッシュビルのグランド・オール・オープリーでも歌ったというWill You Be Loving Another Manではインストスキル、ハーモニーシンギング、ステージワークとも100%の完成度。演目になかったCripple Creekで歯切れ良く締めくくった。地元関西では彼らの熱演に、スタンディング・オーベーションも珍しくないとはあるファンの弁。「http/ryokodo.cocolog-nifty.com/ryoshikantetsu/にもシャギー評があります」

ナッシュビル留学帰りの福森千花とCountry Rock Specialが定番It's So Easyでキックオフだ。在米中に親交を深めた本橋よしや氏(ナッシュビル在住、ロリー・モーガンのペダルスティール奏者)の助言で選曲したというJacksonはジョニー・キャッシュ役の安部敏彦のバリトン・ボイスが千花のパンチの利いた声質ととけあい秀逸。また昨年、The Way-Faring Strangersと歌った”母からの便り”は今年は英語バージョンで披露した。形を変えても心和む名曲である。ナッシュビルで購入したギブソンギターがまぶしい。

我が国トップ・カントリー・ミュージシャンの一人、金平隆(東京)が大野真虎の呼び込みでHoppers Groundに加わった。特別ゲストとして5作目CDの宣伝のため、収録曲の中から大野真虎のハーモニーボーカルも織りまぜ、The Old Side Of Town、The Race Is Onなど5曲を敬愛するジョージ・ジョーンズの雰囲気たっぷりに歌った。真虎がおなじみCountry Roadsでエンディングを務めたが、ポピュラーな曲だけにリスナーの反応は良好で、ハンク・ウイリアムスなどなじみの曲をもっと聴きたいとのアンケートも少なくなかった。

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グランドフィナーレはYou Are My Sunshine。環境保全ブームにふさわしい日本語詞を1番から5番まで、楽器別インスト間奏をはさんで、各バンド代表のボーカリストがソロまたはデュオで歌い進み、最後はみんなで英語で大合唱。早退客の空席が目立つ中、若干盛り上がりを欠いたのは否めないが、プロ・アマ合同で一つの舞台で演奏することは演奏者にとっても意義あることと思われるので、これからも大事にしていきたい。多くの人たちに支えられてきた小樽フェスは4年目にして美しいこの古い港町に定着し、おたる名物として認知され始めたことは間違いなさそうだ。来年は5周年、2008年6月28日(土)にマリンホールで開催される。
リポート<2>写真:森本剛史    リポーター:ロイ田沢

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