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2007年11月の投稿

福森千花の東京初ライブ

Img_1534s Img_1531s 小樽フェスの顔ともなった福森千花が念願の東京初ライブを開催、持ち前のパンチの利いた美声でクラシック・カントリーを中心にたっぷり聴かせてくれました。以下ロイ田沢のリポートです。

写真左:The FC Bandをバックに歌う千花、写真右:小樽出身のファンに囲まれて

福森千花、気合いと自信のステージ
<東京初ライブリポート>

 北海道・岩内出身のカントリー歌手、福森千花の東京初ライブ(11/23@渋谷笹塚・リバティベル)の応援に行ってきた。今年4月までの1年間、米・テネシー州ナッシュビルのバンダービルト大学に語学留学のかたわら市内トンキトンク街でカントリー修行、その成果を問う記念すべきライブでもあった。会場はカントリー音楽店の老舗、京王線笹塚駅北口から新宿方面に徒歩7~8分、甲州街道沿いにあるリバティベル(店主:ケン川越)で、開演20:00近くには数人のハット姿の客もふくめほぼ満席。バックを務めるのは文字通り福森千花を支援するために結成されたThe FC Band(Fukumori Chika Band、リーダー角田和重、E-Gi)で、最近解散した武蔵工大OB中心のBig Forest Cowboysのうち角田とジェームス村田(E-Ba)が立ち上げた。この日はケン川越(Gi& Vo)も店主の立場で応援メンバーに加わった。さらにPSGはジェームスの弟、村田幸士郎、ドラムスは北海道出身の南出俊博の編成である。

 千花十八番のCowboy's Sweet Heartで1stセットが始まった。持ち前のパワーとパンチ力がピンクのショールで包んだ身体からほとばしる。裏声もみごとだ。”念願の東京ライブが実現できました”と30数名のファンに挨拶し、ハンク・ウイリアムスの名曲Your Cheatin' Heart。リアン・ライムス調でもなく完全に千花バージョンで極めている。何やら南部なまりらしきものも聞こえた。次ぎもクラシック・カントリーでRelease Me。リンダ・ロンシュタットのIt' s So Easy(To Fall In Love)では男声コーラスも入り迫力満点。店の広さの割に声量も楽器音も大きく、小さなライブ店ではもったいない、ドーム球場がふさわしいとさえ思えた。テネーシーワルツとThe Green Green Grass Of Homeで30分は瞬く間に過ぎた。ファンから花束の贈呈もあった。

 21:00、2ndセットはRose Gardenから。これもカントリーダンス曲なので踊りのスペースが広ければダンサーたちももっと集まるだろうにと思ったりもする。悲劇のパッツイ・クラインが歌ったWalking After Midnightの次は、ケン川越がOn The Road Againをソロで。続いて千花のHeartaches By The Numberにはケンがハーモニーを付けた。”ポピュラーなカントリーを歌うのはナッシュビルでのライブハウス体験からです”とMCで千花が言う。ロック・カントリーの福森千花からの路線修正が感じられる一幕だ。高さが低いので大事には至らなかったが、この時もステージから足を踏み外した千花、気持ちが高揚してるためか、単に場所に不慣れのためか。有名曲Country Road、The End Of The Worldと続きJambalayaが始まると、しびれを切らしていたダンサー2名がCowgirl Twistのステップで踊り出し、何人かが加わり2回目のステージがにぎやかに終わった。

 残念ながら最終回*は見れずに辞去したが、このライブをスタート台にして”東京での公演が定例となるよう頑張りたい”との決意表明も聞いているので、安心して冷え込みのきつい晩秋の渋谷の灯を後にした。

*Ya'll Come, You Ain't Woman Enough,Stand By Me,Once A Day,母からの便り etc.

写真提供:トモヨ     文中敬称略    

(リポーター ロイ田沢 2007-11-25)

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伊勢原オープリー速報<3>

Odawara03s_2 Wayfar02s_2         

舞台はピアニカの奥山かおり率いるノン・ブルーグラスバンド「ほっとKくらぶ」からラス前の小田原ブルーグラス研究会「写真左」に切り替わる。ストローハットに純白のシャツが眩しいブルーグラス・カルテット(Gi,Ma,Bj,Ba)が肩を寄せ合い丸く塊になりテーマ曲でご挨拶の後は、カントリー界の大御所マール・ハガードのナンバーから4曲を選び゙ブルーグラス・スタイルで演奏する大胆な試みだ。おなじみのSilver WingsではキーをGと高めにしてトリオボーカルできれいにまとめた。”結成5周年でもあり勇気を出してこんな企画をしてみた”とリーダー清水晃(Gi)の打ち上げ会場での弁。CDを米国の本人に送ってみたらと思うのだが。

 お待ちかね、復活The Way-Faring Strangers「写真右」が渋いグレーのジャケットに銀色に光る蝶タイで勢揃い。立ち位置は従来と変わらず左から武田温志(Do)、近藤俊策(Ma)、金子武美(Gi、新メンバー)、林京亮(WBa)、萩生田和弘(Bj)。1959年誕生の伝説のブルーグラスバンドで知られ、BOMも7回目の参加だからファンは多い。名曲Banks Of The Ohioなど4曲を無難にこなした。メンバーが変わろうがハーモニーは不動を誇る名門ドイル・ローソンとクイック・シルバーとまではいかないにしても・・・。金子は某大手商社のロンドン支店から帰任早々の参入だが、ニューヨーク駐在時代にはバンド活動もしており、ウエイファーとしての練習期間は短いなりに桐朋学園時代に培った洗練のブルーグラス・ハーモニーの一翼を担ったことは間違いない。アンコールの声がかかったのはこのバンドだけなのだが、来年は映画化されると言うおなじみJesse Jamesではブルーグラスの神髄を堪能させてくれた。フィナーレは全出演者70数名が舞台に勢揃い、Will The Circle Be Unbroken(永遠の絆)がホールにこだました。

 BMOの特徴は①参加バンドが参加費用を払いリスナーは無料であること②運営スタッフの大半は出演バンドのメンバーで役割分担が細分化されてること③企業協賛には頼らないこと④打ち上げ懇親会でも多数のバンドが演奏を楽しむこと⑤通常のブルーグラス・フェスは屋外型が多いが屋内会場であること⑥カントリー、ジャズ、フォークは今のところ少なく事実上ブルーグラスフェスであること⑦カントリーダンスグループが参加していないこと・・・などであろうか。ずれにせよ継続こそ力を合い言葉にブルーグラスを愛し研鑽し、同好の士の輪を広げる活動を地道に続ける関係者一同のブルーグラスへの情熱に思いをいたし、BMOよ永遠なれと念じながら大山の街を後にした。

取材協力:武田温志、三瓶正行
写真提供:長谷川博之
参考資料:プログラム、伊勢原市公式HP

文中敬称略  (リポーター ロイ田沢 2007-11-19)

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伊勢原オープリー速報<2>

Blue_bonnets01s Fortys02

二部はトリオ編成のAcoustic Strings Clubから。続いて注目のガールズデユオのBlue Bonnets「写真左」だ。箱根フェスで知り合い結成してまだ1年。長身でスリムな塚田直美(Ma)、小柄で色白の鈴木礼子(Gi)のハモリは英語の発音もきれいで実に心地いい。山本正彦のドブロサウンドが彼女たちの歌声を引き立てる。4曲目のKeep On Lovin' You(クラスター・プラッカーズのナンバー)で♪Tell me you'll be true・・・と歌うハーモニーは特によかった。塚田はロンダ・ビンセントに声質が似てるように筆者には思われたが、事情通によれば本場米国で人気の女性4人組、アンクル・アールズを目標にしてるようだ。いずれにせよ将来が楽しみな金の卵。

 さて、The Forty's「写真右」の登場となった。今夏開催の高島屋ミュージック・フェスティバルでベスト10に入った実力派。4人(Gi,Bj,Ma,E-Ba)はグレーのつなぎで揃え、フィドラーだけは赤のつなぎ。Virginia Jazzではマイナーコードも多用しジャズっぽく、なかでも城所俊明(Fi)の演奏はなめらかな滑り。ブルーグラスの名曲Old Country Churchのカルテットコーラスもよかっが、日本詞で歌ったBourbon Street Blues、例により内容はブルースだが曲調は”♪いつかお前を見つけて一緒に歌うのさ・・・”とどこまでも軽快であった。一部のWhite Canyonでも演じた平賀夫妻が掛け持ちでDaisy Chainにも出演。Song For Lifeをしっとりと、Bluegrass Expressはカルテットハーモニーで快調に飛ばした。(つづく)

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伊勢原オープリー速報<1>

Wayfar02s Mountain_p01s 1996年に神奈川県のブルーグラス愛好家が立ち上げた年2回のBig Mountain Opryは今秋めでたく24回目を迎えました。05,06の過去2回小樽フェスに参加して大歓迎を受けたThe Way-Faring Strangersもリニューアル出演しました。以下この日の様子をロイ田沢がリポートします。

過去最大のリスナーで沸いた伊勢原オープリー
<第24回Big Mountain Opryライブ・リポート>

 この日曜日(11/18)、一年半ぶりにBig Mountain Opryまで足を運んだ。会場は伊勢原市民文化会館小ホール(390席)。東京から50km西、神奈川県のちょうど中央にある人口10万人の伊勢原市のシンボルは丹沢大山国定公園の一角を占める大山(標高1,252m)だが、12年前に丹沢ブルーグラスサークル(代表 三瓶正行)と故泉江一郎氏(初代実行委員長、07/3逝去)と明美夫人(あぺんでっくすのベース奏者)が立ち上げたBMOはこの風光明媚な山にちなんで命名された。春と秋に年2回開催されるブルーグラス中心の入場無料コンサートであるが、今回は休眠中だったThe Way-Faring Strangers「写真左」が新編成のお披露目でトリを務めるとの知らせがあり馳せ参じた次第。

 250名超と過去最大の来場者数で賑わったこの日の模様はこんな具合だ。11:30~16:00まで”ビギナーやリハビリ中の人からプロ級まで”(実行委員長 天野恵司)の玉石混淆全14バンドが4曲の持ち時間でオープリー方式で手際よく進行していく・・・。
Old Mountain Boysがトップを切った。ツインフィドルを含む8人編成で”旅愁”をブルーグラス調でまとめる。三瓶正行(Ma)が”トップバッターは上がるが、早く楽になれる・・・”とジョークを飛ばし雰囲気づくりに精を出しながらも、日本詞をまじえたテネーシー・ワルツを甘くやさしく熱唱した。West Wide Mountains、Appendixに続き4番手は山梨県から参加のMountain Pear「写真右」。日本語が達者なシェーン・ハーガー(Bj)が主旋律をとるセイクレッドの四重唱、I Heard My Motherはワンマイクを囲んで歌うビジュアル効果と相まって秀逸。平賀夫妻(Bj&Ma)や銀座ロッキートップのレギュラーバンドRise & Shineのリーダー三浦雅(Gi)も加わったWhite Canyonの次ぎの6番手はBOM参加歴10年のベテランFlower Creek、リーダー花沢泰博(Bj)の姓を冠したバンド名だ。MC吉田茂生(Gi)のブルーグラスについての説明は分かりやすい。”曲調は明るいが歌詞は暗い”典型曲でもあるThe Banks Of The Ohioでは、それにふさわしく悲しげな雰囲気も出ていた。ザ・マックレイカーズが一部のトリで締めた。リードボーカル吉田哲夫(Gi)とテナー渡辺勉(Ma)のデユオハーモニーとマンドリンの早弾きや、岩渕文幸のオートハープをフューチャーしたTo A Far Worldは観衆を魅了したようだ。

 10分そこそこの休憩に入る。客席は飲食禁止のためロビーで持参の軽食を手早く済ませるリスナーたちも少なくない。何せ分刻みの進行なので、舞台マイクのセット(各バンドが交代で担当)やタイムキーパーなどスタッフも忙しい。(つづく)

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ブランソンからも紅葉便り

Img_1156 いつも米国・ブランソン(ミズリー州)から小樽フェスを応援してくれるカントリーミュージシャン、マイク伊藤から自宅テラスの眼下に広がるみごとな紅葉が届きました。マイクは今年も年末に里帰り、都内ライブ店などで演奏予定です。

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紅葉の白樺湖で

今年の北海道の紅葉はひときわすばらしかったようですが、本州もなかなかなものです。白樺湖を見下ろす高台にあるホープ・ロッジ(長野県茅野市)は知る人ぞ知るホースランチ兼カントリーダンサーやミュージシャンが集うカントリー民宿。10月27~28日に所沢カントリーダンスクラブ(会長 ロイ田沢)がここで合宿、何人かは小樽フェスにも参加してます。

写真 ミッキー高村3horses

Kaidan Lake1

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小樽でオリジナルソング・コンサート

P1040017s ”故郷のオリジナルサウンドを創ろう”のコンセプトで開催された小樽・後志ハエヌキ音楽祭2007(11/4@小樽市民会館、主催:同実行委員会)でGrass 07が、歌謡曲、フォーク、ロックなど全16団体中、唯一のカントリーバンドとして出演し”小樽ワルツ”を披露しました。

写真:KOTO

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