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トシオ・ワタナベ、獅子奮迅

4players 小樽フェスに今年も参加するThe Shaggy Mountain Boysではマンドリン奏者、また同フェスの協賛企業BOM社の社長でもある渡辺敏雄氏がブルーグラスの本場から来日のクリス・シャープ・バンドの一員として全国ツアーをしました。その最終公演の様子をロイ田沢がリポートします。

ノース・キャロライナの風に乗せて
クリス・シャープ東京ライブ速報

 さくらツアーと銘打ったレスター・フラット・スタイルのギターリスト、クリス・シャープ一行の最終公演(4/8)が桜を散らす雨模様の中、Back In Town(東京・曙橋)で行われた。開演30分前の7時にはすでに各地、各バンドで活動中のブルーグラスッサーや愛好者で満席。舞台に上がった4人の中で最長身のトニー・ウイリアムソン(Ma)やラリー・パーキンス(Bj)に比べクリスは顔一つ分ほど小柄だ。何故かトシオ・ワタナベはWベースではなくギターで参加。ワンマイクを囲んでの演奏が静かにスタートした。
 奥方は日本人なのでクリスの日本語は達者、ツアーの世話役兼通訳のトシオの出番はあまりないが、CDアルバムのことになるとPRに熱がこもる。”本体価格ゼロ円、消費税¥2500で”とトシオが言えば、クリスは”まだ、(CDの)荷物が重い”のでよろしくと訴える。
 何と言っても前半のハイライトはトニーによるマンドリン・レジェンドたちの形態模写だ。ビル・モンローやディビッド・グリスマンなどを単に弾き方だけではなく、顔つきまでそっくりに。相当のスキルがないとできるものではない。カントリーやブルーグラス歌手の声帯模写は珍しくはないのだが、これには参りました。
 6players 後半は特別ゲストとしてプロ・ブルーグラス・ミュージシャン稲葉和裕(西宮)とTAROが加わりステージは佳境を迎える。TARO(この日はギターで参加)とトニーはいそがしく楽器を交換しあってる。”新聞売りのジミー少年”(ラリーがギターで)やKentucky Waltz(稲葉がハイテナーで)など馴染みの曲が続き、エンディングは極め付きFoggy Mountain Breakdown、フィドラーがいないのは残念だが贅沢は言えない。当然のごとくアンコールの声、日産自動車のコマソンで一般の方々にもよく知られたSunny Side Of Lifeに続き、Rolling My Sweet Baby's Armsではトニーもギターに持ち替え、クリス、稲葉でギター計3本(トシオのリズムベースギターを入れると4本)、ボーカルではこの3人が交代でソロを取りながら賑やかに切れ味鋭く歌い上げた。3guiters
 ノース・キャロライナ生まれの3人が紡ぐ本場ブルーグラスに触れながらも、ジャパニーズ・ブルーグラス
も相当の水準にあると感じいった一夜であった。

文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-4-9)

写真提供:安井治武/Back In Town

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