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小樽フェス5周年速報<2>

Cad 福森千花の”人生の扉”に涙

Dchkas今年もナッシュビルに修業に出かけ帰国間もない福森千花が小麦色の元気な顔を見せた。バックバンドCountry Rock Specialはペダル・スティール・ギター(PSG)の関野文男も入れた布陣。先ずはデキーシー・チックスのHello Mr. Heartacheから。今回のイベントの演目で、ハンク・ウイリアムスは2曲目となるのだが、Love Sick Bluesでは千花の歌唱力が100%発揮された。情感、声量、パンチ力、パワー、裏声・・・。おなじみ”母からの便り”に続き、中高年層に人気のある竹内まりやの”人生の扉”の熱唱には落涙のリスナーも少なくなかったはず。この曲のために振り付けられた踊りがあるので、ダンサーたちは一斉にワルツのステップを踏んだ。5分半の曲にもかかわらず英詞を交えた歌詞をかみしめると長くは感じない。エンディングはカントリーダンサーにとっては踊らずにはいられない”カウボーイの恋人になりたい”で締めた。ファンからの花束を受け、かわいい3人の姪たちを舞台に上げたりと、地元ファンの声援に応えていた。

Dsg_2お帰りなさい、The Shaggy Mountain Boys。おそろいの白いジャケットに赤いネクタイ、ハット姿の熟年6人。オープニングテーマ曲、Back Up And Pushに乗せ、MC高梨が”Good afternoon,
ladies and gentlemen・・・、また小樽にやってまいりました。どうぞ、我々の演奏する
good old time bluegrass をお楽しみください”とスポットライトを浴びながら関西訛りのない英語で挨拶。マイクはWベース用を除き、センターマイク1本のみ。本場アメリカでもこのスタイルでの演奏は珍しい。1940年代のトラディョナルなブルーグラスショーが東京を飛び越えこの小樽でまた始まる。山口のドブロをフィーチャーしたJust Joshingのなめらかなインスト。ハーモニーボーカルが美しいHomestead On The Farmが続く。バンド仲間の身体や楽器にぶつからないよう素早くセンターマイクに近づくさまは正に絵になるシーン。ハーモニーボーカルのときもまた然り・・・。高梨が自分に似ておしゃべりな孫との会話を披露、孫が聞く”これ何?””おばあちゃんのメガネのケースや”、”これは?””お爺さんの古時計”、すかさずバンジョー。ドライブの利いたブルーグラス・サウンドが鳴り響く。シャギーが崇拝するFlatt and Scruggsの入門曲、彼らを最も刺激し、弾けるようになりたいと駆り立てたRoll In My Sweetbaby's Armsでは、”いまだに未完成ですが”と謙遜しながらも40年余の年季で円熟そのもの。ちなみに、この舞台がはねた後の交流会(@老舗洋食店、ニュー三幸)でもシャギーは全員参加で快く”セカンド・ステージ”を務めてくれた。

Docbs Ocbトリは初参加のOle Country Boys。東京・国立の音楽店”はっぽん”を拠点とし、昨年参加した金平隆が経営するロンスター・カフェ(東京・高田馬場)にもレギュラー出演しているベテラン・カントリーバンドだ。”思い出のグリーングラス”に乗せ、風貌に似合わず甘くやさしい声のトクさん、こと徳永のMC。同行夫人連とサポーターダンサーの紹介から始まる。総勢20数名で初の北海道遠征、みな現役で仕事があるので本番当日早朝の羽田発である。道中サミット警備の厳しい手荷物検査などを経て会場着、別送の楽器類の開梱やら同行サポーター連のケアーやらと相当あわただしかったはず。にもかかわらず、結成17年の息のあったサウンドは健在だ。5周年記念の特典で3曲目は筆者の出番。50年愛唱してきたYour Cheatin' Heartを歌わせていただく。何と2番ではバックコーラスまでつけてくれ気持ちよく終えることができた。同名の振り付でダンサーたちも踊ってくれた。次ぎも、年配者にはなつかしい”ローハイド”だ。鞭役「写真右」を仰せつかり、ピアノ西村の赤いベルトを借用して派手に打ち鳴らす・・・。コーラス陣がしっかりしてるので、かなりの臨場感があることが舞台でも分かる。”ハロー・メリールー”もポピュラー曲。圧巻はPSGの釜石の艶のあるバリトンが利いたすばらしいハーモニー・ボーカルだ。釜石ジュニア、MACOが得意とするドワイト・ヨーカムのナンバーもダンサブル。Crazy Little Thingが終わったと思いきや、プレスリーのHound Dogに切り替わり、サプライズ効果満点。400席の会場の熱気は最高潮。今日、4曲目となるハンク・ナンバー、Jambalayaをトクさんがミディアム・テンポで柔らかく歌い、小樽駅前の街頭でラトルヌネーク・アニーの”Hokkaido Wind”(折から洞爺湖サミットやら原住民サミット、うれしい符合ではないか)とともに放送された”古いギター”が作詞の大ちゃん、こと大島のメインボーカルで高らかに流れた。

08gfグランド・フィナーレはYou Are My Sunshine。OCBがそのまま残り、他のアーティスト全員が集まる。先ずは英語でおおの真虎が、環境サミットにふさわしい日本語詞を1番から5番まで、楽器別インスト間奏をはさみ、各バンドのボーカリストが歌い進める。田口アナが客席に降り、お客さんにもマイクを向け歌わせる。エンディングはOCBが英語のボーカル・ハーモニーでしっかりと決めた。プロ・アマ合同で一つの舞台で演奏する・・・、特に若いアーティストにとっては意義あることと思われる。2004年から多くの人たちに支えられてきた小樽フェスは5年目にしてこの古い港町になじみ、地元ブルーグラス・バンドが誕生し、カントリーダンス教室もでき、おたる名物として定着したことはどうやら間違いなさそうだ。    文中敬称略  2008-7-6 ロイ田沢

写真:KOTO、平田裕

<データ>
総入場者数:437名(実入場者375名、アーティスト50名、スタッフ12名)         
      昨年477名(実入場者416名、2006年実入場者350名)

入場者の券種:前売314、当日12、招待券31、ローソン18 計375枚

来場者属性:
①年代50~70代が80%  ②女性6、男性4 ③市内4,市外5、本州1

<Many Thanks To>
後援団体:北海道教育委員会、札幌米国総領事館、小樽市、北海道新聞など計10団体

広告協賛:札幌トヨタ、ファニー、アサヒビール、小樽ビール、オーセントホテル、かま栄、

北海道保証牛乳、銀の鐘、協和総合管理、BOM、北運河、北海道ファミリーなど計44社

商品協賛:アサヒビール、小樽ビール、北の誉、雪の花、北海道ワイン、利尻屋

協賛写真:北海道ポート・サービス  

共  催:小樽市民センター・寺田龍吾館長ほか職員のみなさま

実行委員:初山峻彦、小路邦夫、大黒加奈子、柴岡好人、堺 清、山田敬子、田沢美鶴江

応援スタッフ:米川ゆか、古藤喜久子、神あきひろ、スージー神、マイク久保、山本繁夫、小樽カントリーダンス教室のみなさま

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