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小樽フェスの所沢バージョン2009

Dscn0503s ハワイアンバンドとフラダンサーも参加した、第2回所沢カントリー・ミーティング(1/24@所沢市並木公民館・多目的ホール、キャパ160席)は総入場者174名で盛会でした。以下ロイ田沢が詳細リポートします。

所沢で無料の新春カントリーコンサート
ハワイアンとフラも参加、華やかさ一段と

”カントリー音楽をこんな身近で聴けるとは”、”珍しいイベントなので多くの人にもっと知らせよう”、”手伝えることがあれば言ってほしい”・・・地域の”顔役”諸兄からの励ましをいただきながら第2回所沢カントリー・ミーティング(TCM)は無事開幕した。音響がいいことで知られるキャパ160席のこの並木公民館・多目的ホール(Since 1995)に、小雪ちらつく寒空ではあったが総勢174名が集い、にぎやかに進行した。
14:30の開演に先立ちサプライズ!タヒチアン衣装のダンサー数名がいきなり舞台幕前で踊り始めた。並木美知子率いるキッズ12名を交えたフラダンサー計46名のなかの1チームだ。総合司会、ジョン大谷の発声でTCM代表幹事、ロイ田沢が挨拶”~80数名の出演者、みな気合いが入ってます。最後までおつき合いよろしくお願いいたします”。Bsb
Cimg0915s トップバッター、Blue Sky BoysによるBlueridge Cabin Homeの演奏で幕が開く。Blue Moon Of Kentuckyのときには、MCロイ田沢が舞台背後に吊り下げられたカントリー音楽ゆかりの州旗のうちケンタッキー州旗を指さしながら歌い始め、最後の曲は日本語で”さよならが言えない”。入場無料イベントのため予算きびしく、音響システムはホール備え付けのものと各バンド持ち寄り、そう簡単に首尾よくはいかない。しばしばハウリングを起こすなどしたものの、定刻25分後、Orange Blossom(リーダー古谷実)に引き継ぐ。無指向性マイクを用い、固まりを作ってハーモニー・ボーカルをするブルーグラスらしいフォーメーションでWhen You Kneel At Mother's GraveやAmelia Earhart's Last Flightなどを披露した。続いて地元Bluegrass Tuesday(リーダー大庭進)がオートハープ奏者も加えて登場。名曲Wildwood Flowersや元歌はカーター・ファミリーのWhen I'm Goneとされる高田渡の”生活の柄”など、エレキベースのプラグが外れたり、アンプが不調だったりのアクシデントにもめげず全7曲を終えた。
15:50:Huka Lehuaによるデモダンス(音源CD)がスタート。フラは腰と指先だけの踊りかと思ってたが、足指などもきれいな動きをしてることに気がつく。1曲目 Hawaiian Lullabyでは12名、2曲目クウピリオハでは18名のダンサーが南国情緒豊かな、あのゆったりした独特の曲調に乗せ華麗な踊りと衣装で観客を魅了。また、全員踊りながらハワイ語で声を合わせて歌う様は、宝塚のレビューショーを想起させた。

再び緞帳が開き、ギター、マンドリン、ハーモニカのトリオ、Melody Jam(リーダー野村義男)の演奏が始まった。Dscn0511s 市役所職員グループだが、今年は女声ボーカルが不参加で選曲が限定され、Amazing Graceとカントリー2曲。昨年に比べ歌唱力の向上を感じさせた。秋の市民音楽祭常連ベテラン・ハワイアンバンド、Royal Fiveが有名なKaimana Hilaをフラダンサー32名を前にして奏で始めた。Stardustではピアノも加えて。”南国の夜”ではハーモニーがとりわけ素晴らしい。パパリナラヒラヒでは12名とも精鋭ぞろいを思わせる見事なフラダンス。ラスマエの”月の夜は”では4歳児をふくむ14名のキッズダンサーたちが2列で踊り、観客はみな満面の微笑み。バンドリーダー、斎藤篁三のカントリーのそれとはまたひと味違う素朴なスティール・ギターの調べを聴くために武蔵野市から駆けつけたファンもいた。

Dscn0538s Dscn0547s 16:43:CDによるカントリーラインダンスの時間だ。舞台下にハット、赤青おそろいウエスタン・シャツ、ジーンズ、ブーツの4点セットでまとめた8名が並ぶ。いま大ヒット中のGood Timeの振り付け(曲も同名でアラン・ジャクソン歌)を手始めに、1970年代のミュージカル”グリース”からカントリーダンスでは珍しいハンド・ジャイブ(手の動き)を多用した踊りで締めくくった。
さいたま市のイースト・プラザで毎年コンサートを主催してることからEast City Ramblersと命名された8名編成の本格派の登場だ。バンドリーダー兼MCのジーン大竹は元レコード店主で、カントリー専門誌へのレギュラー寄稿者。うんちくを語らせると、もう時間はいくらあっても足りない、タイムキーパー泣かせとは周りの声。このバンドはソロボーカルが多いのだが、大竹とマック関のデュエット”ルイビルまであと8マイル”は秀逸だった。会場に一番乗りしたのは遠路山梨県から参加の大月カントリー音楽愛好会会長、藤本昌作がまとめるCimg0926s Grass Country Boysだ。女声2名を加えた9名編成。ジャスミン植田がOnce A Dayを手慣れたゼスチャーで歌えば、ナイス小宮によるYour Cheatin' Heartはバリトン・ボイスで円熟の味。マイク友田がドブロを弾きながら歌うMiss The Mississippi And YouはMハガードのバージョンでとりこになった曲だという。小宮・友田のデュオボーカル”フォートワースの思い出”もいいハモリ。フィリピン出身で藤本夫人のCimg0930s サルビーは鮮やかなブルーのシャツを着こなしWhiskey, If You Were A Womanを熱唱。今回のイベントが現編成では初陣というが、1週間前の同ホールでの総稽古には全員参加するなどカントリー音楽への愛着と熱意が存分に発揮された舞台であった。かって椿山荘で開催されたカントリーミュージックフェスなど大型イベントのPAを手がけた渡辺久延(サニーサウンズ代表)がボランティアでこのバンドに随行したことも、ありがたいことであった。
GvbトリはホストバンドのGreat Valley Boysが務めた。特筆すべきは、PSGを弾き始めて2年にも満たないバンドリーダー、ジョン大谷の上達ぶりであろう。ギターは学生時代からとはいえ、足や膝まで使うPSGの難易度は計り知れないものがあるはず。なにせ、カントリーバンドとしては素人集団だったのに、月2回の夜間合同リハ、月2~3回の昼間ハーモニーボーカル訓練など、時間の余裕も幸いして切磋琢磨できたことが、まずまずの成果につながったと自賛できそうだ。テーマ曲が終わるやトリオ・ハーモニーでCotton Fieldsを。スローナンバーTogether Againに続きダンサブルなHey Good Lookin'ではカントリーダンサーたちも参加。Silver Wingsはブルーグラス的な編曲でキーもGと高めに。メンバー紹介ではBGM風にFaded Loveを流し、紹介が終わるとトリオ・ボーカルでアクセントをつけた。初披露のポピュラー曲、Heartaches By The Numberも3重唱し、カントリーダンスはSwing Low Sweet Chariotの振り付けで軽やかにステップを踏んだ。Dscf8958s エンディングはミセス田沢のリードボーカルで”谷間のともしび”を。繰り返しは司城正明がリスナーに唱和を促してみんなで歌い上げた。持ち時間30分が過ぎ、フィナーレに突入する。構成はブルーグラス3バンドが中心となり、Dsc00065s フィドラー森田福司の前奏でI Saw The Lightから。バンジョーは大学2年生の榊原浩など3人組。ソロボーカル、コーラス、Dsc00067s 楽器(マンドリン、ドブロも)演奏の繰り返しで進む。ベースは青梅から参加の内田不二雄、ドラムスは市内のビッグジャズバンドでも叩いてる白野雅保、昨年は飲み過ぎてリズムが乱れたが今年はOK。Dsc00070s なごりを惜しみもう1曲、”永遠の絆”も会場が一体となり高らかに合唱、ジョン大谷の”また来年お会いしましょう”で定刻18:30に閉幕した。
19:00:ホワイエに約70名の交流会参加者が集まり乾杯。共催の並木公民館、佐々木葉子館長の挨拶、出演者を代表してフラダンス専門家、並木美知子先生のカントリー音楽と共演した感想では、”楽しかった。私も英語の歌を歌いたくなった・・”とのコメント。立川市からゲスト参加のPSG製作者&演奏者として高名なSTUDIO FUZZYの藤井三雄代表には祝辞をいただいた。参加者の中には同氏との思わぬ出会いを喜ぶ声が多かった。宴たけなわとなり、ホワイエではブルーグラッサーたちによるジャムが始まった。Dscn0565s 円陣の中にはバンジョーの丸山加代子もいる。電気不要の楽器だけなので音色柔らかく、素人耳にも心地よかったのでは。どれも同じ曲に聞こえるのはどの音楽ジャンルにも言えること。敬遠したわけではあるまいが、カントリー組はフラダンサーの婦人たちと別室で盛り上がっている。会場の都合でやむなく二手に分かれての交流会。次回は100席できる本館講堂でやりたい。そして、正月第4土曜日を”約束の日”としたい。連日、新聞やテレビ報道で流れるのは暗い話ばかり、せめてカントリー音楽で明るく、楽しい年としたいものである。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-1-26)

写真:藤本昌作、内田不二雄、野村義男

<データ>
入場者総数:174名(リスナー87、出演者83、専任スタッフ4)
リスナー内訳:並木地区41名、市内・県内37名、都区内8名、横浜1名
プログラム:A3二つ折り、全8頁 250部(編集:司城正明)

<Many Thanks To>
PA/渡辺久延、舞台照明/大野一郎、生田直、

プログラム製本・会場案内サイン掲示/佐々木葉子

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