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2009年4月の投稿

本場ブルーグラス北海道ツアー速報

Thb1

ティプトン・ヒル・ボーイズ札樽公演、たいした いかった~!
小樽フェス関係者も全面協力

ノース・カロライナからやってきたブルーグラス・トリオThe Tipton Hill Boys(THB)の新作CD「Songs We Like」のプロモーションツアー最終巡業地、小樽、札幌の両公演を追っかけた。映画「オー・ブラザー」のグラミー賞ウイナーとして名を馳せたChris Sharpは2002年から定期來日してる日本通だが北海道は始めて。“日本でないみたい”が第一声だ。東テネシーに残してきた奥方、サチエの手ほどきで日本語検定3級の“実力”を駆使したお笑いMCもこの2日間の本場ブルーグラスライブを引き立てた。

  (リポーター:ロイ田沢 2009-4-19)

4/16小樽公演@ウイングベイ小樽・ヲタル座(主催:小樽カントリー&ウエスタン研究会)
午前中、雪がちらついたが、夕刻には天気も落ち着き予定通り18:00開場。毎年小樽フェスの1週間前プレイベントが行われる複合商業施設にある旧よしもと劇場ヲタル座(キャパ120席)は8割がた埋まっている。1970年代アメリカの人気テレビコメディ番組で流れたトレインソングの傑作、Petticoat Junctionを手始めに連続4曲、MCなしで進行したあと、クリスがおもむろにあんちょこ風手帳を取り出し、ページめくりに1分近くも時間をかけてから“コ・ン・バ・ン・ワ”、続いて“みなさま、こんばんは”と手の込んだ演出。ワンマイクから1m以上も離れてなめらかで鳥肌がたちそうなインストと絶妙のハーモニーボーカル。曽祖父から続くバンジョー一家の4代目George Bucknerの神わざ弦さばきは単に速いだけではない。音の刻み、タイミング、深み、ドライブ感。Talking Banjoではジョージと愛器との文字通りの会話がみごとに演じられた。Rocky Top、Old Flames、Danny Boyなど、ベースを弾く長身Kevin Sluderのハイロンサムテナーはボビー・オズボーン張り。トップテナーが旋律を歌う曲が多いのもこのバンドの特徴である。また、バンジョーの調弦は一弦づつ音をもらうのではなく、クリスのギターのAコードを聴きながらというのも新発見だった。Take Me Home Country Roadsではコーラス部をリスナーも楽しく唱和。小樽フェスの人気バンドThe Shaggy Mountain Boysでマンドリンを担当する渡辺敏雄が4/5奈良から開始した全国ツアー(10都市)のまとめ役であるが、1970年代初期に日本のブルーグラスバンドとして初めてアメリカ遠征したBluegrass 45のベース弾き・・・とクリスに紹介され登壇、ツアーの趣旨、新作CD誕生の背景などセールス・トークに続き、クリスの日本語司会でクイズが始まった。客席全員起立、クリスがジョージは独身か妻帯かをみなに聞く、外れた人は着席。子供はいるか、何人か、男か女かと進め、勝ち残りが複数のときはじゃんけんで。答えは女の子2人、賞品の「Songs We Like」は若い女性が獲得した。2回目のクイズではケビンのことが質問され同様のパターンで、男の子2人が正解。15分の休憩中に行われたCD販売サイン会では、いま聴いたばかりの演奏が収録されたCDを求める長い列ができた。そのため、2ndセットの開始が大幅に遅れ、司会のディーン柴岡(世話役バンドGrass 07のメンバー、小樽フェスではFMおたるの石橋やちよや堺清とともに司会を担当)はTHBの名称のいわれや彼らの話題だけでは時間がもたず、得意の小話を交えなんとか場をもたせた。後半の注目はDueling Banjo、バンジョー同士ではなくギターとの対決だ。80歳代で今なお健在のバンジョーの神様アールス・クラッグスとブルーグラス・ギターの名手、故レスター・フラットとの楽器による決闘が、30歳代の若き後継者ジョージとクリスにより目の前で繰り広げられたのである。3人は深々とお辞儀をして、45分2ステージのライブは無事終演。Thb2 交流会はGrass 07のごひいきで小樽フェスのスポンサーでもある利尻屋(代表 簑谷修)直営和食の店“惣吉”で行われ、小樽フェス過去2回出演のフィドラー平塚研太郎(酪農学園大学・ブル研創始者)が教え子の女子学生たちを連れて参加、日米ブルーグラスのジャムセッションが深夜まで続いた。

4/17札幌公演@パーティハウス・フィエスタ(主催:北大ブルーグラス研究会)
狸小路の一角にあるこの会場(着席キャパ120)は小樽フェス常連の福森千花の所属事務所、鈴木イベント社の協力により提供された。前日の小樽会場とは異なり丸テーブルで飲食できる形式。北大ブル研主催(実質まとめ役Wingrassリーダー高瀬洋平)だけに、現役学生やOBも多数参加。小樽フェス名誉会長の山本信彦ご夫妻はわざわざ小樽から。北大現役選抜の新編成Star's Dreamの面々に加え、カントリー系では関野文男やサニー室谷、カントリーダンサーのマーサ米川など小樽フェス参加アーティストや応援メンバーの姿もあった。リスナーとしてのレンチャン参加は筆者以外に元北大ブル研部長のトーさんこと後藤宣人など。開演は19:30、小樽と同じくPetticoat Junctionからスタート。前夜聴けなかった曲は、日産のコマソンで有名になったSunny Side Of Lifeをクリスとケビンのデユオで。列車ソングNine Pound Hammerではクリスのギターソロが絶品。ジョージがクリスのギターを借りて素朴に“新聞売りのジミー少年”を。リクエストに応えて、マール・ハガードのToday I Started Loving You AgainをあのThe Grascalsと同じように美しいブルーグラハーモニーが会場を包んだ。2ndセットのキックオフはRosey Bokey、Chika 続いて福森千花がニューフェイス石田明日香を伴って登場、THBをバックに3曲披露した。Blue Moon Of Kentuckyをスローアカペラから歌い始め、アップテンポで明日香のソプラノがからむ。続いてカントリーの名曲I Saw The LightとOn The Road Again、いずれも明日香との絶妙のハモリはクリスに“我々もガンバラナクチャ!”と言わしめた。千花・明日香の組み合わせは小樽フェス初なので楽しみだ。ナッシュビル修業中に本場のアーティストたちと共演経験があるだけに、千花にとっては地元札幌でもこのような機会を持ち得たことに大満足な様子だった。THBの終盤はSteam Boat Whistle Bluesなどの演奏のほかに、クリスのおふざけ“日本語講座”では覚えた日本語は何かの質問にジョージとケビンはイチゴ、ミズ、ビールなどを連発し、日本の果物や飲み物がよほど気に入ったようだった。先述のリクエストに続き、アンコールに応えてブルーグラス入門曲Blueridge Cabin Homeでお別れだ。相当練習したのであろう3人揃って帽子をとり、90度まで折り曲げる丁寧なお辞儀は印象深い。交流会はライブハウスANYWAYで。

ブルーグラスの真髄を目の前で体感した若者たちの目の輝きと本場ブルーグラス・サウンドを心底堪能した地元ファンの感動ぶりが忘れられない。また、THBにとってもCDの売れ行き、交流会の盛り上がり、純日本式レトロ宿泊体験、北海道鉄道発祥の地(手宮)見学などなど大満足であったに違いない。

(文中敬称略)

写真提供:KOTO  追加分近々アップします。

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小樽フェスのポスターできました。

09poster 第6回小樽フェス(6/27@小樽市民センター)のポスターとチラシができました。

チケット発売日:4月15日から@指定取り扱い店&全国ローソン

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クラシック飛行機の真横でC&W

Dscn0640s Dscn0641s Dscn0638s 4sakura 満開の桜のもと、我が国航空発祥の地、所沢航空記念公園での第24回市民文化フェア(4/4)で、所沢カントリー・ミーティング(毎年1月下旬開催@並木多目的ホール)の主催バンド、ジョン大谷とGreat Valley Boysが出演、フリーマーケットやさまざまな市民参加イベントでにぎわう中、人々の足を止めました。アメリカ製プロペラ輸送機C46(1940年製造)が“銀色の翼”を広げている真横の特設ステージで、ずばりSilver Wingsをトリオハーモニーで、 ウエスタン・スイングTake Me Back To Tulsaをアップテンポで軽快に 、そしてスローワルツ“四つの壁”などなど。ラストはTruck Driving Manでぶっ飛ばしました。PSG、ドラムスをふくむ7人編成の地元カントリーバンドの熱演30分、舞台横の芝生ではカントリーダンサーたちも軽やかにステップを踏み、彩りを添えました。

                       写真提供:清水Dscn0649s 輝雄Dscn0657s ,野村義男、宮本好章

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