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マイク伊藤、江ノ島ライブ速報

フィドル・バイオリンの名演に
富士山も雲の陰から耳すます

M 米・ミズリー州ブランソンから帰国中のマイク伊藤の親友、箱田忠昭・志保枝夫妻(鎌倉在住)主催のMike Ito Live 2010、新春カントリーミュージックフェステバル(1/11、@江ノ島ビュータワー・ミントハウス)に今年も片道2時間かけて参加した。会場は場所を代え、小田急線片瀬江ノ島駅前の見晴らしのいい円筒型ビルの8階の貸しホールだ。祝日のこの日はあいにくの曇天で、雪化粧の美しい富士は姿を見せずじまいであったが、開演30分前の正午にはすでに80名近いファンであふれていた。オレンジ色の舞台衣装姿のマイクは、すでにリハも終えたと見えてパーティ食をとりながらファンと談笑中。昨年よりカントリーダンサーは多いようだ。箱田のYou All Comeや Under Your Spell Againなどに続き、マイクがフィドルをかかえて舞台に立つと一斉に“マイクさ~ん”と黄色い声が飛ぶ。Take Me Back To Tulsa やTogether Againなど艶のあるバリトンボイスでファーストステージが進行する。バックバンドは今年も箱田と慶応同期の上林実(EBa)率いるCountry Expressだが、悲しくも昨年春に急逝したマック宮下の姿はなく、ケント石井が代わってペダルス・ティール・ギターを担当した。エレキ・ギターのダン岡山、キーボード鈴木ナツキ、箱田と同期の松本タケシ(Gi &Vo)は変わらぬ健在ぶりだ。初参加者も多いので、箱田がマイクとの出会いを話す。“私が留学していたミネソタ大学のキャンパスで、バンジョーを抱えたマイクに始めて会い、意気投合、二人で地元のタレント・ナイトに挑戦してみごとに優勝した・・・”。そして2008年には、ついに箱田の夢であった本場アメリカでのレコーディングがブランソンのスタジオで、マイク伊藤のプロデュースにより実現したという。そのCD「TAD HAKODA BEST SELECTION」には、彼が愛するI Love You BecauseやSuppertimeが自らの歌唱で収録されており、この日のライブでも情感込めて歌われた。

D R 事前に参加者に渡されたトランプ札の半片がくじ番号の福引き会が始まった。賞品説明はミスター箱田が、くじ引き役と読み上げは夫人が担当、マイク伊藤の著作「音楽から見えるアメリカ」からダウンジャケットやらサーファーカレンダーまで盛りたくさんの当たりがでた。セカンドステージはゲストタイム、マイクの明治大学時代の先輩、村田兵衛(カントリーバンドRED NECKS主宰)などが得意曲を披露した。何の事前打ち合わせもなく、筆者もJambalayaを歌わせてもらったが、すぐさまカントリーダンサーたちが、同名の振り付けで軽快に踊ってくれたのには感激した。最終セットは箱田のAny Timeから。極めつけOrange Blossom Specialの前座がまた愉快であった。ゲストの男性が列車が走るさまを、強弱、緩急をつけて手拍子をとるよう観客にお手本を示しながら盛り上げ、ビール瓶を口に汽笛を鳴らす人も飛び出してきたりで雰囲気は盛り上がる。タイミングを計ってフィドルが炸裂、バックバンドが呼応、会場はまたたくまに最高潮に達した。

Img_0240s マイク伊藤「写真右」はもともとはバンジョー奏者。思うところあり、一日8時間を練習に当てフィドルをマスターしたと言う。また、いつもの曲弾きも年々工夫がこらされる。観客の肩に本体を載せて弾いたり、きれいどころに弓を持たせて自分はフィドル本体を動かして曲を奏でたり、背中に回し込んで弾いたりはよく見るが、両足で弓を支えての演奏は初披露であった。マイクとほぼ同時代にブランソン入りして自前の劇場で活躍中のショージ・タブチは、もともとフィドラーであるが、彼が2006年にブッシュ大統領の招待でホワイトハウスで演奏(当時の小泉首相が同席)したときの曲弾きより見応えのあるものであった。62歳とまだまだ油の乗りきったカントリースター、小樽フェスの海外応援団長も快く引き受けてくれたマイク伊藤の今後のますますの活躍を願って止まない。頭脳年齢はまだ50歳代という母上は神奈川県・相模原にご健在。まだしばらくはマイク伊藤の年一回の里帰り公演は続きそうだ。
敬称略(リポーター:ロイ田沢 2010-1-12)

写真:西村守孝、成澤圭子

*昨年の様子も当サイト2009-1-16版でご覧いただけます。

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