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速報:ロンスターピクニック

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五月晴れに傘寿の歌声
所沢でロンスターピクニック、15周年を祝う

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GW明け、またたく間に新緑におおわれた所沢航空公園で恒例のカントリー野外コンサートが開催された。1996年に「ロンスターカフェ」(高田馬場)の店主でもあるカントリーミュジシャンJTこと金平隆が立ち上げたロンスターピクニック(主催/ロンスタークラブ)は今年が15回目である。同店に定期出演する9バンドが顔をそろえた5月の第2日曜日の9日(母の日開催は3年ぶり)は、ロンピク史上久々の好天無風。我が国カントリー音楽界の現役最長老、大野義夫(79)の特別ゲスト出演と相まって、天候までが15周年を盛大に祝福してくれた。11:00の開演に先立ち、横地みずほとコンビで総合司会を兼ねるJTが、初回開催のころは、会場には屋根(半ドーム)がなかっこと、故ジミー時田も健在で歌ってくれたこと、カントリーダンサーは数名とまだ少なかったことなど、感慨深げに語った。

以下出演順に見ていこう。先ずはここ数年、トップバッターとして定着した“天才ばあぼんず”から。PSG竹井大輔など上智大OB中心のバンド。珍しい和名のバンドなのでかっては幟も用意していたのだが・・・。HウイリアムスのMマクブライド・バージョンYou Win Again やGストレートのTwangなど全6曲すべて今年3月の合宿で仕上げた“新作”という。平均年齢が若いバンドの勢いを感じさせる。ラッキー佐藤など武蔵工大OB中心のBig Forest Cowboysが続く。、BオーエンスのLove's Gonna Live Here Again やTruck Driving Manなどをメドレーで演奏。3番手はGentaro&Net Focus、フィドラーでボーカリストの寺尾や朝来野(アサクノ)など総勢9名の大所帯。フィドル・インストの定番、Orange Blossom Special やテキサス・スウイングの名曲Deep In The Heart Of Texasをトリオ・ボーカルを交えて軽快に。前半のトリは札幌から関東ツアー中のおおの真虎(シンゴ)がいつものようにハーモニカのチャーリと共演。リズム楽器がないのでダンサーたちには一休みの時間となる。昨年より体調は回復したようで、髭も落とし、オハコの列車ソング、City Of New Orleansなどで“真虎、まだ生きてます”を実証した。

休憩・昼食タイムは約30分・・・、カントリーダンスの発展とともに歩んできたロンピク、首都圏各方面から名の知れた指導者たちの顔も見える。Wake Up Tulsaの荒川京子、Long Horn Saloon の木崎洋子、カップルダンスがメインのY&Y Club Danceの吉田・山田夫妻など。遠路、山梨県大月からはDc59 Downtown Cowgirls(代表:サルビー藤本、フィリピン出身者だけの会、写真ブルーのハット)4名が参加、そして地元から所沢カントリーダンスクラブ(旧称:Tangle Foot、リーダー:林ちひろ)十数名が地の利を活かし会場に一番乗りをした(ゲート・オープン10:30)。Ca3c0103s O

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Akaitulsa_59後半トップは赤井長久(慶応OB)率いるRambling Cowboys。息の合った相棒のリードギター遠山佑一郎が長期療養のため出演がかなわなかったが、あえてトラは起用せず慶応OBバンドの純度保持に務めた。Heartaches By The Numberをトリオハーモニーで。エンデイングは、発音に相当自信がなければできない語りの入るGジョーンズのHe Stopped Loving Her Todayを赤井がきれいに、情感込めて歌い上げた。続いてJackey Nemoto&Country Men、Gストレートをほうふつさせるルックスで、かってのカントリーダンス曲の定番とされるI'm From The Countryなどを。高く甘い感じの声質は坂本孝昭のそれを想起させた。

Ocb59パーフェクト・アテンダンスを誇る15回連続参加のOle Country Boys(OCB)7名がライトブルーの半袖シャツで登場(このバンドは衣装持ち)。おや、女性シンガーは数年前に退団したはずだが、プログラムにはヒトミとある・・・。例により、サポーター・ダンサーたちが演奏前から舞台前に待機。ともあれ、MCなしにいきなりロカビリー調が流れてきた。 曲名はGene and Eddie で、一世を風靡したあのジーン・ビンセントとエディ・コクランの2人に寄せた一種の敬愛ソングという。さて、先述の女性歌手は「ベビー・エッグ」(青海線・河辺)のママさんで、カントリーダンスも踊る妙齢のHitomi59 3

ヒトミちゃんのことであった。歌った曲はPick Me Up On Your Way Down。カントリーダンスにふさわしい乗りのいい曲である。おしまいの演目はおなじみ“還暦過ぎたら”、日本語で歌うオリジナル。“あの若かりしビートルズの曲にでさえ64歳になったら云々の曲がある・・・”と作曲の西村誠がいうように、この高齢・加齢を意識した曲は今の日本にこそふさわしい。ダンサーたちはElectric Slide(スライド)をゆったりとステップしている。木魚の響きに続き、チ~ンと乾いた音(トライアングル?)でおしまい・・・。余談だが同バンドは去る4/29の春うららコンサート(主催:介護相談所・ほしのはな、@秋川キララホール)に単独出演、700名のカントリーダンサーと観衆で、音響の良さもあって大成功だったいう。どうりで演奏前の各メンバーとの雑談でも、みないい顔をしていました。

ラスマエはWild Wood Roses。白い長い腕を振り上げながら、横地みずほが元気いっぱい観衆に挨拶、JTとデユオ(Golden Ring)、あるいは綾喜子とのデユオ(It's So Easy)も交えて全7曲を,熱演。Texas Companyがセッティング中に、つなぎの司会にトクさん(OCB専属“僧侶”、Cアンディ徳永)登場、晴天を喜び、雨乞いバンドの汚名が返上できたといわんばかり。

さあ、JTバント(Texas Company)だ。最近発売の7作目CD“JT Sings George Jones”の宣伝を兼ねた選曲となっている。4人の女性歌手(キャンデイ岡田、横地みずほ、まか、シンセア)とJTとの個別デユオが数曲入り、バックは本橋よしやほかロンスターカフェゆかりのミュージシャンが務め、収録スタジオはロンスターカフェ内。まかとのデユオではTake Meが、シンセアとはCrying Timeが収録されているが、JTのソロWho's Gonna Fill Their Shoesもふくめ、いずれもこの日に披露。途中、Yoshio59 大野義夫がテキサス州旗をあしらったロンスターシャツで舞台に現れた。ロンピク初出演。“いつどうなるか分からない。今のうちに”とJTが出演を“強要”したらしいが、本人は元気そのもの、楽器は持たずに“国境の南”を原語で、裏声を駆使しての“山の人気者”は日本語で、ボディアクションもみごとに歌いきった。この分ではあと数年現役でいけるのではと後進のアーティストは大きな勇気をもらったに違いない。フィナーレはI Saw The Light、ダンサーたちはみな手をとり肩をとりながらスライドを。こうして元気に歌い、踊れる幸せをかみしめながら・・・。

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2010-5-10)

取材協力:金平隆、徳永喜昭、竹井大輔

写真:西田延巳、金子早苗(撮影1,2,3),大庭進(O)

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