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速報:横浜タウンホールパーティ2010

カントリー音楽上陸の地、横浜賑わう
今年もにぎわい座で、東西交流パーテイ

Town_hall_club_band雨明けの7/17(土)、JR桜木町駅から徒歩3分、にぎわい座(開業2002年、館長:桂歌丸)・芸能ホールで開催のTown Hall Partyというカントリー音楽コンサートに参加した。6年前から行われているとはつゆ知らず、「切り抜きカントリー倶楽部」の告知を目にして駆けつけた次第。主催は樋口真一率いる地元カントリーバンド、Town Hall Club Band(以下THCB、別名ヨコハマ6、旧称町内会、銀座「ナッシュビル」に定期出演)。市内で建築事務所を経営するブルーグラス・ミュージシャン、笹部益生も初回から参画している。開場14:00の1時間前にはすでに熱心なファンの列。カントリーバンド6,ブルーグラスバンド2。うち半数は関西からの遠征組。これから8時すぎまで長丁場の東西交流カントリー音楽ショーが始まる。1階の全280席はミニテーブル付で、ビールを飲みながら弁当を食べるには便利(2階は約100席)。コンサートホール客席では飲食厳禁のところが多いのだが、さすが芸能ホール。横幅10mほどの小ぶりな舞台の緞帳はSLも描かれ港ヨコハマをすぐ連想させる洋風の絵柄。客席両サイドには紅白の提灯があり、落語公演のときには点灯される。

Jproject_band14:30<Bluegrass> J Project Band(リーダー:木村孔次/Gi&Vo)
2005年結成の女性2人を含む6人フル編成ブルーグラス。年間30~50回、首都圏ライブハウスや各地のコンサート、フェスで活躍中。マンドリン&Voの十鳥(トットリ)まことは、ここ横浜で開催のブルーグラスコンサート(Lily Picking Party)の主催者の一人でもある。先ずはキックオフにふさわしくYou All Comeから。本場のブルーグラスバンドにはコメディアン役がいるものだが、ここではバンジョーの杉本洋一だ。今回は英略字(NTTやTPO)を笑点風に意味を解説して客席を沸かせた。I Wonder Where You Are Tonight など定番曲を安定感ある演奏で楽しませてくれた。

Panchodenver15:05<Country> Pancho&Denver( リーダー:朝来野清春/Gi&Vo)
「ロンスターカフェ」やロンスターピクニック(毎年5月@所沢航空公園)でおなじみ。パンチョ朝来野とデンバー須賀(Gi,KeyB&Vo)と大江俊幸(PSG)などベテランバック陣から成る6人編成。パンチョとデンバーは勤務先が同じ会社で上司部下の関係だが、2重唱の息もぴったり。Sea Of Heartbreak もよかったが、金平隆の作詞・作曲の日本語カントリーTexasでは迫力のバンド演奏と相まってリスナーを圧倒した。早く終えて飲みたいとパンチョが言えば、昼から飲んでるのではとデンバー。軽妙な掛け合いを随所に挟みながら曲が進む。ノリのいいTiger By The Tailでは、ワインやビールがほどよく利いたのか、客席のカントリーダンサーたちが身体をくねらせている。上司のパンチョが“呼んでもいないのに、(キーボードから離れ)ギターを持って(センターマイクまで)来た”と言えば、部下のデンバーは“お客さまが呼んでくれました”と、ジョン・デンバーの Take Me Home,Country Roadsを歌い始める。ゴキゲンな演奏に会場のテンションは一気に高まった。

関西からようこそ!

Silverwings15-50<C> 片岡さわ子&Silver Wings(神戸)(リーダー:高柳智之/PSG)
初参加。ボーカルは歌姫・さわ子だけ。トラックソングの18 Wheels &A Dozen RosesやおなじみLove's Gonna Live Here Againなどで観客を魅了。容姿もよく、正にフィメール・カントリー・ボーカリスト、西の星だ。

Fools_silver16:25<C> Fools Silver(西宮)(リーダー:梁隆/PSG)
3回目の参加。1979年に関学、甲南大OBで結成。平均年齢60歳、パワフルナなハーモニーボーカルが持ち味。Take It Easyでスタート。 American Dreamではハーモニカから入るなど一ひねり。 ブルーグラスバンドも取り上げることが多いTeach Your Childrenも。来場したカントリーダンサーも少なくなかったが、Write This Downが流れるにおよんで、ブーツがむずむずしてきた向きも多かろう。会場のつくりから演奏中踊れるスペースがないのはやむを得ない。そう言えばこのバンド、演奏曲の傾向やらバンドの雰囲気から東のOle Country Boys(OCB)と重なる。エレキギター&Voの山田俊一の風貌がOCBの看板MC、トクさん(Cアンディ徳永)に酷似していることもあり親しみを感じるのだ。全員キャップやハットにLED高輝度ライトを取り付けていて、点滅させながら笑いを誘っていた。4月の伊勢カントリーヘブンで演奏した迫力のLawhideは今回も楽しみにしていたのだが・・・。

Honky_tonk_devils17:00<C>森山美果とHonky Tonk Devils(大阪)
初回から連続参加。今年も深夜2時に大阪を車で発ち、朝9時に会場入りしたという。“若いもんで”を連発しながら、強行軍もできると森山。ライブハウス「ライト・ゲージ」のオーナーママでもある彼女が、岡田幸夫(Gi&Vo)と混声デュオスタイルを売り物に2000年に結成した。今年は若いサナエちゃんをコーラスとブラス楽器担当で加え計6人編成。Candy Kisses、 Walking After Midnight 、そしてロリー・モーガン(故ジョージ・モーガンの娘)のExcept For Monday(筆者がかって店でリクエストした曲)もやってくれたのはうれしい驚き。TwangやStand By Your Manに続き、同名の振り付けがありカントリーダンサー垂涎の曲、Rose Gardenをパワフルに歌い上げエンディングを飾った。

His_cowboy_dreamers17:35<C>福原照晃とCowboy Dreamers(西宮)
このイベントの基本コンセプト、“カントリー音楽の東西交流”の大いなる共感者、福原(同志社大OB)は我が国有数のカントリー歌手であることに異論を挟む余地はない。西宮「フォートワース」のオーナーで、フォートワース・ジャンボリーの主催者でもある。冒頭、観客への謝辞や自己紹介は言葉少なにも誠意あふれるものであった。素朴で土の香りがする音楽、カウボーイの心を持った音楽を基本のサウンドに忠実に(プログラムにはback to basic soundとある)演奏する。Carrying Your Love For MeやAmarillo By Morning を聴いていると胸に迫るものがある。One More Timeは盟友、安孫子光(Gi&Vo)がリードを取る。日本語オリジナルの“あっという間に、もう一年”は愉快だった。♪すばらしいお客さん~、と持ち上げ、♪すばらしいミュージシャンと続き、おしまいは♪来年も来ます、よろしくね。 関東圏在住の福原の友人がゲストとして呼ばれ、My Heart Skips A Beatを。この曲は筆者が2007年に初めて店で聴き、好きになった曲だ。福原と安孫子がハーモニーをかぶせ実に歯切れがいい。I'll Keep You Loving You、I Love You Because と続き、バンド名にふさわしくThe Cowboy Rides Awayで舞台を後にした。なお、9月には福原の単独公演(東京9/21、横浜9/22)が予定されている。

Town Hall Party Special 100

新企画としてブルーグラスとカントリーの合同ステージの時間(約100分)が設けられた。樋口のTHCBと笹部益生率いるブルーグラスバンド、New Apple Seed(NAS、銀座「ロッキートップ」のレギュラー)とのコラボ演奏である。
18:25:両バンドがジャム形式で慣らし運転の後は、当イベントの理解者・貢献者のお三方がゲスト歌手として舞台に。“谷間の灯ともし頃”、“私に人生というものがあるのなら”(原題:Budded Roses)、トリは医師の菊地弘毅先生。I Don't Hurt Anymoreを歌い“カントリー音楽のおかげで長生きしてます”とご満足であった。続いて合同演奏に入り2曲。珠玉のブルーグラスOnce Moreから。樋口、笹部に女声(中村澄子)を入れた3パートナーモニーがすてきだ。次ぎは笹部のリードボーカルでHighway 40 Blues。以下NAS単独演奏ではI'm On My Way To The Old Homeや、カントリー曲で有名な列車ソングCity Of New Orleansを披露。まだ40代と若いドブロの名手、小島慎司も要所でハーモニーボーカルの味付け。

New_appleseed_with_2おなじみ尾崎ブラザーズ(恭ヤスシ79、恒ヒサシ76)がしっかりした足取りで登場。ギターと高音部を受け持つ兄とマンドリンとリードボーカルの弟、我が国ブラザーデュオのパイオニア(同志社大OB)として、むしろ本場東南部アメリカでの方が知名度が高いかもしれない。各地のイベントでは笹部が介添人としてお供することが多いことはご存じの通りだ。兄弟ならではの完璧なハーモニーで8 More Miles 、When I Stop Dreaming、Till We Meet Againの3曲を。特に高齢、恭の熱唱には敬愛の念を禁じ得ない。NASのラストはWe'll Meet Again Sweetheart。再びカントリーとブルーグラスバンドの共演でMistyが終わると、“やっと自分たちだけで・・・”とほっとしたように樋口、THCB単独演奏でYou Ask Me To、A-11、Luckenback Texasを一気に演じた。

Photoお待ちかね特別ゲスト、坂本愛江(ヨシエ)がにこやかに現れた。小柄でキュート。白ハット、薄紫のシャツ、ジーンズ、赤いブーツでまとめ、父君・孝昭にうり二つの笑顔・・・。先ずは樋口と、混声デュオの白眉  Jacksonから。京都の永富研二父娘のように、あるいは東京の井上高父娘のように、孝昭・愛江のデュオもいずれ聴ける機会もあろうと期待がふくらむ。孝昭もカバーしているハンク佐々木のTennessee Moonもまたピカイチだった。近く自前のバンドをスタートさせるようで、若さにパワーとパンチのある美声でファンを増やしていくことであろう。THCBの紅一点、レオン白井(Fi)も含め、今回の女性アーティストは8名を数える。混声こそハーモニーボーカルの醍醐味なので、女性カントリー・ミュージシャンのますますの活躍を念じたい。終盤、ホストバンドによるSan Antonio Roseが流れるころには、樋口が“もう少しの辛抱ですから・・・”とオーディエンスを気遣う。フィナレーでは“永遠の絆”をみなで歌い、第6回Town Hall Party 2010は無事終了、来年の7周年が楽しみだ。

Thp 会場ロビー

*入場者総数:400名超え *次回開催日:未定(2011年1月に公表)
*入場券(前売り)・全席自由:¥2,500 
収益金は「日本ガーディアン・エンジェルス」とNGO「バングラデッシュに学校をつくる会」に寄付される。

       敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2010-7-19)

写真&取材協力:樋口真一

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コメント

I had got a dream to make my organization, nevertheless I did not have got enough of cash to do it. Thank God my close dude advised to take the loans. So I took the consolidation loans and made real my old dream.

投稿: MelodyRichmond24 | 2012年7月25日 (水) 01時38分

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