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第5回とやまオープリー速報

北陸もカントリー音楽ブームに沸く
とやまオープリー盛況、総入場者数300名

Shuugou43_2 全出演者 Toyama_chirasi

過去4回続いた富山オープリーは、実質主催者が若返り運営手法も衣替えし第5回とやまオープリーとして3連休中日の9/19(日)に行われた。例年6月に開催されていたこのカントリー音楽イベントには、筆者が故郷で関わってきた小樽フェス(2004~2009)と時期が重なり参加がかなわなかったが、今年は所沢から初秋の富山県内観光も兼ねて出かけることができた。会場は昨年と異なり市内の現役映画館(フォルツアそうがわ4階)。キャパは後部に補助椅子を並べ200席。映画スクリーンの真ん前が袖無しの舞台。ダンススペースはないので生演奏に乗せての踊りができないのが、いつもと違うところ。また、背景幕にはイベント名などの表示や米国旗などの飾りもなく予算節約運営がうかがえる。13:30入場開始。14:00開演。北陸、中部・関西の計10バンドが勢揃いしたオープリーは18:00過ぎまでにぎやかに繰り広げられた。遠く熊本、福岡、京都、名古屋、横浜、東京、前橋、所沢、千葉など県外からのファンは40名。県外アーティストをふくめると25%強が県外参加者である。地元フリーアナウンサー永山雅子の総合司会でプログラムは以下のように進行した。

Cb8s ★Country Beans/カントリー(金沢):6名のバック陣が歌姫、松田順子を引き立てる。Making Plans、Stand By Your Manなど。

Ancient1s ★Ancient Blue  /フォーク(富山):リーダー・ムラマサ(Gi&Vo)
高校時代にS&G(サイモンとガーファンクル)に憧れて結成したハーモニーが美しい3人組。Take Me Home,Country RoadsやTeach Your Childrenで観衆を魅了。

Hatakeyama ★畠山靖雄とオールドルーキーズ/ブルーグラス(富山):リーダー・畠山(Ma&Vo)
新生とやまオープリーのホストバンド。実行委員長・広瀬泰由(Gi&Vo)と事務局長を務めるバンマス畠山など5人編成「写真」。ブルーグラスを素人にも分かりやすく届けたいとのコンセプトが選曲にも表れていた。“砂に書いたラブレター”や“峠の我が家”など。軽快なプレスリーのBlue Suede Shoesでは青学OBの広瀬と早大でバンジョーを弾いていた畠山とのデユオがぴったり。

Kht1s ★KHT Friends Country/カントリー(金沢):リーダー・平野征八郎(Gi&Vo)
カントリーバンドには欲しいPSGをドブロで補完する7人編成。元気よくYou All Comeから。紅一点、長身ちみこが歌うTogether Againのあたまでキー違い。プロバンドでもよくあることで、ライブショーならではのおまけのようなもの。演目にあったHank Williams Medleyが聴けなかったのは残念だったが、持ち時間不足による省略もよくあること。

★ユーミンバンド/ポップス(富山県滑川):リーダー・黒澤明(EBa)
結成1983年のベテランバンド。市内、県内の各イベントシーンで活躍中。バンド名の通り松任谷由美子のカバー曲が多いのだが、正直なところオールドカントリーファンにはなじみにくい。

Lassie22s ★Lassie/ブルーグラス(京都):リーダー・安田佳民(Gi&Vo)                        
やすえ夫人はオートハープ担当。息の合った夫婦デユオで、アパラチア山脈で生まれたマウンテンミュージック(ブルーグラスの前身)をこよなく愛する。Marching Through Georgia、“コロラドの月”、 Red Wingなどいずれも聞き覚えのある5曲を披露。全般にローキーでさわやかに。オートハープは、あるボタンを押しながら弦を弾くとある高さのキーが自動的に奏でられるなどと分かりやすく説明。安田は左手に軍手をはめて弦を強く押しながらDalbig ダルシマも演奏した。

Wg1s ★Wild Geese/カントリー(京都):   
60~70歳代のカントリーミュージシャンたちが勇気をもらえる長生き2人組。同志社大OBの田中益五郎(86、アコーディオン&Vo)と淺田祐司(84、Gi&Vo)の出番がきた。Tennessee Polka、MR.&Mississippi などを、次ぎのステージに立つバンドのリズム陣のサポートを得ながらじっくり聴かせる。エンデングではおなじみShe'll Be Coming 'Round Mountain。背筋をしっかり伸ばした益五郎が観客に手拍子をさせながら、山からやってくる彼女(列車)の歌を淺田のリードボーカルに、ハイテナーをかぶせ楽しく演奏。

Shinobig ★Shino&Beans/ブルーグラス(京都):リーダー・田井中義人(Ma&Vo)
楽器スキルよりもハーモニー重視のブルーグラスバンドが目立つ昨今、このバンドは5人全員が歌える。ワンマイクを囲んでのみごとなハーモニーシンギングに身震いしたリスナーは少なくないはず。チャーリー馬渕(Gi&Vo)がリードをとり、トリオハーモニーが追いかけるBeautiful Lifeは秀逸だし、大胆な編曲のI Wonder Where You Are Tonightもよかった。Hello Mary Louでは藤井志野(Vo)のフィメールボイスに、笑顔がすがすがしいバリトンの鍬田眞人(Bj &Gi)も加わり4重唱。背が高い田井中とチャーリーの存在感もあって客席には鮮烈な印象を与えた。2006年結成、2年前にゴスペル歌手シノが入団。京阪神のライブやイベントで活躍中。

Caseybig ★Casey Yabuuchi & Friends/カントリー(富山):
前とやまオープリー実行委員長、ケィシー籔内(啓司)の歌唱をバックアップするのは旧友の大阪在住、木村皓昭(78、ピアノ&Fi)と後続バンドEver Green Hillの面々だ。関西大学、大手生保時代を通したカントリー音楽歴は58年に及び、その間に築いた人脈力ははんぱでない。現実行委員会が“相談役”として離さないのも理解できる。ふさふさな頭髪と血色の良さでとても76歳には見えないケーシーが歌い始めた。独特の絞り出すような声とリリックス(歌詞)を崩し気味に個性豊かに思いを表現。The Wild Side Of LifeやI''ll Always Lucky With Youなど6曲を披露したが、この間に客席にいる遠来ゲストも紹介した。先ずは元日本放送、現FM鎌倉カントリー音楽担当の大塚哲夫(鎌倉)を、次ぎに元小樽フェス実行委員長のロイ田沢(所沢)、伊勢カントリーヘブン実行委員長のハリー荒川(四日市)、千葉オープリーチェアマンで慶応OBカントリーバンドで歌っている赤井長久(千葉)。ちなみに、籔内、赤井のお二人は2008年の小樽フェスにリスナーとして参加されている。

Egh1s ★Ever Green Hill/カントリー(名古屋):リーダー・グレン野田(Gi&Vo)
トリを飾ったのは名古屋のライブハウス、Almadillo(店主:岩尾昇子)に定期出演中で、今年4月の伊勢カントリーヘブンでもおなじみの愛称エバグリだ。カントリーダンサーには特に人気がある。正調カントリーボーカリスト、グレン野田はまだ若く、よく通る美声と相まって追っかけも多いようだ。
2002年に静岡大OBのグレンがPSGの澤田章と立ち上げたバンド。Life Is Like A Mountain、Your Cheatin' Heart、Love's Gonnna Live Here Againなどダンサブルな曲を連発したが、あいにくダンススペースはゼロ。当初、客席後方のエリアを予定していたようだが、A級ダンスグループの参加がキャンセルとなり、急きょ客席(補助椅子)に代えたとのこと。そのつもりで参加したカントリーダンス愛好者たちの足はさぞむずむずしたことであろう。

Finale32フィナーレ

近年、カントリー、ブルーグラスイベントが目白押しである。第1回~をうたうイベントも目立つ。
団塊の世代が定年入りし古い楽器を引っ張り出す、時間とオカネの余裕も少々、元気なうちに好きなカントリーを楽しみたい、できれば観光旅行も兼ねたい、、“約束の日”に再会したい・・・。ここ富山県は水や魚がうまく観光資源にも恵まれており、京阪神方面からのアクセスもまずまず、首都圏からは長距離バスの利用の手もある。今後実行委員会の尽力で当イベントが数百人から1000~2000人規模に拡大すれば観光振興にもつながり、各方面からの物心両面のサポートも得られる。ただし、これらを情熱をもって推進するマンパワーが課題となりそうだ。なお次回開催日は2011-7-10(日)、会場は富山国際会議場メインホールを予定。

            敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2010-9-22)

取材協力:畠山靖雄
写  真:実行委員会

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