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所沢カントリーミーティング速報(完)

美空ひばりの“リンゴ追分け”に涙

113s昨年は飛び入り参加でスタッフ陣を慌てさせた藤井三雄バンドが正規エントリーで登壇。慣らし運転風に“幸せの黄色いリボン”から。日本版、岩壁の母と冗談をいいながら、スコットランド民謡、“ダニーボーイ”が続く。自作CDにある曲からはBreezeなど2曲。途中、藤井から
自ら主催のTAMA音楽祭・カントリー音楽の部(@立川・昭和記念公園)の日取りが4/17(日)に決まったとの案内。“私はカントリー、ハワイアンのほか演歌も好きだ”といいながら美空ひばりの“リンゴ追分”を弾き始めた。自作のPSGからは、真綿でくるんだような柔らかな音が紡ぎ出される。PSGでかくも柔らかくやさしい音色、さすが世界の藤井三雄。
もちろんバック陣もいい。ベース高橋渡、エレキギター大石善也、二人とも若く前途有望だ。“米国・セントルイスで開催のスティール・ギター・コンベンションには日本代表で昨年も参加し演奏もした”と高橋は藤井を称える。最後の曲はOklahoma Stomp。カントリーでは珍しくドラムソロがあり、トラで参加のヤン加藤はここぞと気を吐いていた。

Ecrs“前のバンドがプロだったので手が震えてる”出番待ちのジーン大竹が舞台袖で
総合司会の野矢まゆに話しかけている。さいたま市で手作りソロコンサートを毎年開催のECRの登場だ。女性バンジョーピッカー、丸山加代子への期待も高まる。先ずはボブ宮本がHappy Cowboyと“忘れ得ぬ砂に書いたラブレター”を続けて2曲。日本語なまりの英語と相まって素朴な味のある素人ぽい歌唱は、特に高齢カントリーファンに好評だ。そしてウイリー市村のBefore I Metが続く。日本女性が歌うカントリーナンバーのベスト3、Blue Kentucky Girlを加代子がバンジョーを弾きながら歌い始めた。暖かみのあるいい演奏。バンジョー入門曲ともいえる“お爺さんの古時計”はギターソロも交えての合奏だ。おしまいは大竹、関による2重唱でHillbilly Fever。彼らはギター2本のブラザー・デュオとしても活動している。

11gcb山梨県大月から3回目の参加のGCBの時間がきた。“ウイ・ラブ・カントリー!”、“テネシー州ナッシュビル、オオツキ・シテイから来ました!”、ゲッター山本の元気なMCでスタート。ジャック笹島のフィドルチューン、Cajun Fiddleで突入。ナイス小宮がJambalayaを。日本女性が歌うカントリーナンバーのベスト3、Once A Dayをヘンリー矢板のHP管理者でもある佐藤かおりが歌い、山本のI Love You Becauseと続く。歌い終わり“来年はもっとうまくなると思います”との決意表明に会場は爆笑。Steel Guitar Ragに乗せたメンバー紹介も愉快だった。“丁寧にゆっくり紹介させていただきま~す”、無事一巡したかに見えたが、肝心のバンマスの紹介が抜けており、あわてて“そしてジミー藤本”と追加し、“来年もよろしく~”。ECRともども、ほのぼのカントリーを堪能させてくれた。

3人娘、カントリーボーイを踊る

12tcdcCD音源によるカントリーデモダンスの時間がきた。TCDCは当イベントの共催団体でメンバー全員がスタッフとして総合司会、受付、来場者・出演者対応、交流会準備、飲み物サービスなどの役割もあり、直前の練習は慌ただしい中で行われた。筆者もメンバーの一員として踊りに参加、MC役も兼ねた。リーダー林ちひろと、これから踊る3っのダンス名を紹介して音楽スタート。スラップ(膝やすねなどを叩き払う動作)とストンプ(ブーツで床を踏み鳴らす動作)を強調するSlap&StompにAdd'em Up(2列に別れたダンサーが手を打ち合って前後の入れ替わりを繰り返す)を組み合わせた踊りを全員10名で。次は上級者3名によるCountry Boy。
黒いTシャツの3人娘が、テンポの早いブルーグラス調の曲に合わせクロッギング・ダンス(音の出る靴を履きタップダンスのように踊るダンス)のように飛び跳ねるように踊る。最後はまた全員で、Crazy Devil's。パソコン編集したCDにままある、音流れ現象が起こり、踊りが中断させられたが短時間で修復、ことなきを得た。

11obラス前はブルーグラスのOBだ。最近めきめき腕を上げ、国立・はっぽん(今年開店30周年を迎える老舗音楽居酒屋)での初出演が実現する(1/29:19:30より)。中央大OB2名を含むメンバー全員西武沿線在住で、会社勤務の現役バリバリ。先ずはLong Goneから。ブルーグラス特有の疾走感あふれる演奏だ。トリオハーモニーもきれいにまとまり、安心して聴ける。“ブルーグラスは早い、遅い、ワルツの3パターンしかないが、体力の消耗が激しい”とMC古谷が体力勝負を強調。Dim Light Thick Smokeもかなりのアップテンポ、ドライブが利いたアコースティク・サウンドが炸裂した。次ぎもまた、これぞブルーグラスの代表曲、Foggy Mountain Breakdown。メンバー紹介をしながらスマートに終えた。

所沢のジミー時田、テネシーワルツで魅了

11gvb 11john昨年までホストバンドを務めたGVBは、リーダー、ジョン大谷の病気退団により、手痛い戦力ダウン。フィドラーなどの補強と大谷の病を押しての演奏指導により、なんとか形を整えての出演。演目は安全牌に頼らざるを得ず、他バンドとのかぶりは避けられなかった。森田のリードボーカル“思い出のグリーングラス”では、コーラス部を3重唱にして、英語の語り部分は同時通訳風に語り(日本語)をかぶせるなどで特徴を出していた。ブルーグラスのBTとかぶった“白銀の翼”は、トリオハーモニー部で練習不足が露呈するなど不出来であったが、大谷がリードボーカルを歌い、司城とロイ田沢がハーモニーをつけた最後のTennessee Waltz(編曲:司城正明)は、まずまずの出来。ジョン大谷は気持ちよく歌えたようだ。

11end  ★フィナーレに入る前に、糟谷実並木公民館館長が愛用のフラマンを手にしての閉会の辞。“6時間の長丁場、ありがとうございました。また、次回を期して「永遠の絆」をみんなで歌いましょう”と呼びかけ、自らのイントロ演奏から入り、ブルーグラス部隊有志によりpicking&singingが繰り返された。過密スケージュールのため懸念された時間超過はなく、進行はオンタイムであった。
                  文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2011-1-28)

<データー>
*今年の所沢カントリーミーティングの特色:
①本格的なPAシステムをを導入したこと。しかも、前日から会場入りして基本的な設営を完了、翌早朝からの各バンド別PAチェックに備えたこと。(舞台下袖にモニタースピーカー調整卓を、客席後方右奥にはメイン調整卓を配備)。ハワイアンバンドは個別マイクをふくむ独自のPA機材1式を前日に持ち込み入念な準備をしたこと

②共催団体、所沢市並木公民館と所沢カントリーダンスクラブの親身の支援をうけたこと

③企業4社の広告協賛を得たこと

④商品協賛として従来のアサヒビールのほかに、北海道ワイン、三国コカコーラ、小樽・利尻屋みのやから商品提供があったこと

⑤ブルーグラス専門誌、「ムーンシャイナー」の見本誌が大量に配布されたこと

⑥出演団体が15と、過去最大であったこと

⑦公式HP「小樽フェス」「所沢カントリーミーティング」へのアクセスが1日当たり100~180件と
頻繁であったこと

⑧演目のかぶりが多かったこと。Red River Valley3バンド、 Jambalaya、 Green Green Grass Of Home 、Silver Wings各2バンドが演奏

*回収アンケートをまとめると:
①このように多彩で楽しいカントリー音楽イベントが入場無料なのが不思議
②この日を楽しみに待ってきた。来年も続けてほしい
③オールドタイムがあってもいい
④州旗がすばらしい。説明があればなおよい
⑤カントリーとはまた違う世界、ハワインアンに安らぎ。子供たちかわいい
⑥(一般の)カントリーダンスは楽しくバンドとよく合っている。(デモダンスは)早くて難しそう
⑦フロッギーズとウエイファーのハーモニーは一流
⑧オール・カントリーボーイズのローハイドは迫力充分。西部劇を思い出した
⑨藤井三雄の“りんごの唄”に感動
⑩ヘンリー矢板のボーカルさずがプロ。CDを買った
⑪オレンジ・ブロッサムなど早い曲が多く楽しい
⑫NMPのボーカル、発音がきれい。涙がでた
⑬WBのフィドルよい。White Lightieningすごい
⑭GCBやECR、決して上手ではないが素朴でよかった
⑮ブルーグラスの高い技術に驚き

*来場者はどこから? 市内40%、市外・県外60%

<共催>所沢市並木公民館、所沢カントリーダンスクラブ
<商品協賛>アサヒビール(株)、北海道ワイン(株)、三国コカ・コーラボトリング(株)
<協  賛>ホームライフ管理(株)、三恵不動産(株)、ホンダカーズ埼玉、たつみそば
<音響システム>(株)オープンロード、林京亮ほか4名
<舞台・客席照明>大野一郎、牧野好孝
<機材協力>大谷昭信、藤本昌作、笹島良道、宮本允、市村周介、白野雅保、岡田正利
<ビデオ撮影>高橋成基
<写真撮影>生田直、野村義男、山本繁夫

<主 催>所沢カントリーミーティング(TCM)実行委員会

 代表幹事:ロイ田沢、幹事:大庭進、野村義男、古谷実

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