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マイク伊藤、江ノ島で歌う

炸裂するフィドル、マイク伊藤今年も酔わせる
ブランソン詣で希望者急増か

元小樽フェスの海外応援団長で、昨年の第3回所沢カントリーミーティングに友情参加いただいたマイク伊藤が恒例の里帰り。所沢から電車で2時間かけ、“マイク伊藤ショーin江ノ島”に3年連続出かけました。以下ロイ田沢がリポートいたします。

Hakodas 箱田夫妻Mike1s マイク

米・ミズリー州ブランソンから帰国中のマイク伊藤の親友、箱田忠昭・志保枝夫妻(鎌倉在住)主催のMike Ito Live 2011、新春カントリーミュージックフェステバル(1/16、@江ノ島ビュータワー・ミントハウス)が今年も行われた。会場は、小田急線片瀬江ノ島駅前の見晴らしのいい円筒型ビル8階の貸しホールだ。昨年同様、雪化粧の美しい富士は姿を見せずじまいであったが、開演30分前の正午に会場入りすると、まだバンドのリハーサル中。箱田と慶応同期のエレキベース上林実率いるCountry Expressがバックだが、キーボードの鈴木サツキ以外の3名はメンバー替えしているための入念リハのようだ。ブルーに赤い花柄舞台衣装のマイクは今年もいい姿。昨年よりカントリーダンス愛好者が多いようだが、ほとんどがパーテイ食の世話係(統括:成澤美恵子)を兼ねている。箱田のYou All Comeや Under Your Spell Againに続き、マイクがフィドルをかかえて舞台に立つ。インストDevil's Dreamからだ。Back In The Saddle Againで得意のヨーデルのあと、箱田いわく“最近のカントリーはオーセンティックなものが少なく、コンテンポラリーというか、ロック化が進んでいる。マイクはここ(日本)ではクラシックカントリーで客さんによろんこんでもらえるのでうれしいと、いつもいっている・・・”。箱田が得意とするHウイリアムズの曲に続き、箱田とは公私ともに相棒の松本タケシ(慶応OB)がLittle Wine Drinker Meを披露。そして、昨年の所沢カントリーミーティングで魅惑のバリトンボイスで観衆を酔わせたTogether Againが、もちろんマイク伊藤だ。ここで、FMかまくら“おやじのカントリー”のJD、大塚哲夫が舞台に呼ばれれ、今週19日、同局にマイクを招いてオンエアされる番組の紹介があった。大塚は日本放送アナウンサー時代に、1970年代にバック・オーエンズの来日全国ツアーに同行し名司会で鳴らしただけあり大のカントリーファン。好きとはいえ、週1回のカントリー音楽番組を企画・構成・放送し続けてすでに7年という。年一回のカントリー音楽イベントに汲々とする筆者などは完全脱帽である。ウエスタン・スイングTake Me Back To Tulsa(ハーモニーコーラスがないのは残念)とFaded Loveで!st ステージが終了。

Onohanako

フライト・アテンダント経験者が多いカントリーダンサーたちの笑顔のおつまみサービスにみなビールやワイン、バーボンのピッチが上がる。巻き寿司、サンドイッチ、ピザなどのほかカントリーダンサー手作り持ち込み料理もたっぷり。この休憩時間中マイクの著作、CDの売り上げもまずまずの様子。舞台横にはマイクの所属劇場(ボールノバーズ)のライブビデオが流れる。客の中には、女声ポップ・トリオ・コーラスで名を馳せるスリー・グレイセスの長尾(旧姓)華子「写真3、右」や、俳優・梅宮辰夫の弟で鎌倉のレストラン経営者、梅宮オーナーの姿もあった。

Roy

2ndステージはゲストタイム、トップバッターに光栄にも筆者が指名されMy Shoes Keep Walking
Back To You「写真4、左」を歌わせてもらったが、すぐさまカントリーダンサーたちが軽快に踊ってくれたのでうれしかった。“TAP横浜”の常連男性が歌えば、そこの出演者あけみがRose Gardenを歌う。マイクの明大時代の先輩、村田兵衛(カントリーバンドRednecks主宰)は先輩特別枠で2曲。みなカントリー大好きおやじとみえ相当な歌い手揃い。なかには、リトル・ジミー・ディケンズ゙かと思わせる(大塚哲夫評)ものまね上手も。足利陽一のCajun Babyもよかった。普段着のステージだったので気づかなかったが歯科医のカントリー歌手として知る人ぞ知る、自作のCD“Yellow Roses”も出している。ウイリー・ネルソンばりの白い頬髭さんのAchy Breaky Heartも素人離れ、カントリーダンサーはここぞと踊りまくる。

事前に参加者に渡されたトランプ札の半片がくじ番号のお楽しみ福引き会が始まった。箱田夫妻が大量に仕入れてきたハワイ土産品の数々、箱田が経営する人材開発会社の関連著作やCD教材、サーファーカレンダーやTシャツ類など盛りたくさんの当たりがでた。最後の1本、“裏が黒、ダイアのエース”と読み上げられた。なんと筆者の持つ札ではないか、“家内が愛用しているが、なかなかいい品です”とミスター箱田から渡されたのはハワイ風絵柄のバスローブ、奥さんにいいみやげとまわりに羨望の目で見られた(ような気がした)。そういえば昨年4月の伊勢カントリーヘブンでも、くじ運強く絹製ウエスタン・スカーフを手にしたことを思い出す。

最後のステージはマイクのSun Antonio Roseから。続いてSend Me Your Pillow(That You Dream On)もマイクのソロボーカルで。当然と言えば当然だが、ブランソンではアメリカ人にもちゃんと意味が伝わる歌唱が不可欠。正確な英語の発声とあいまって、うっとり聴き入るリスナーの何と多いことか。お待ちかねフィドル曲弾きショーが始まる。軽快なBoil'em Cabbage Downを演奏しながら、観客の肩に本体を載せてたり、きれいどころに弓を持たせて本体を動かたり、背中に回し込んで弾いたり、両足で弓を支えての演奏だったり。至芸である。今の劇場にスカウトされるまで出演していたWネルソン経営の“Whisky River”(テキサス州)時代に覚えたという名曲Blue Eyes Crying In The Rainも名演。これほどたっぷりマイクのボーカルを聴かせてもらえるのはこの3年間で初めてのこと。Thanks a lot, Mike! Beautiful!とつい叫びたくなったものだ。終盤に入る。2008年に、箱田の夢であった本場アメリカでのレコーディングがマイク伊藤のプロデュースにより実現したが、そのCD「TAD HAKODA BEST SELECTION」に収録されている“母もの”Suppertimeを箱田が情感込めて歌い終わるといよいよオレンジ特急(Orange Blossom Special)の出発だ。汽笛風の弦さばきからマイクがリードをとる、バック陣に助っ人で加わったWild Wood Rosesのエレキギター田中康司、ペダル・スティール・ギター小野塚範夫、ドラムス佐藤由にも気迫がこもる。Speed up!とマイクが叫ぶ。客席に踏み込んで、さらにマイクが叫ぶ、Speed up! この超高速。弓が切れんばかりのこの早さは本邦初公開ではなかろうか。
5時間近くに及ぶ興奮と感動。70名超えの超満員コンサート。17:00過ぎ、多くの人たちがPRIDE OF JAPANの思いを胸に家路に着いた。

なお、マイク伊藤は1/21に帰米するため、残念ながら今年の所沢カントリーミーティング(1/22)には参加できません。
                     敬称略(リポーター:ロイ田沢 2011-1-17)

写真:西村守孝 

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