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横浜・LPP速報

ブルーグラスの花、満開
横浜・リリー・ピッキング・パーティ鑑賞記

Lpp2

フィナーレ


梅雨の中休み、6/17(日)に第14回リリー・ピッキング・パーティ(LPP、主催:実行委、@横浜市緑区公民館)に出向いた。桜木町駅から近い市従会館で開催のとき参加して以来、3年ぶりのLLPであるが、出演バンド数(12)と入場無料はかわらないものの、入場者数は約3倍(約600名)の盛況ぶりだった。昨年からこの会場となったが最寄り駅はJR横浜線の中山駅。アクセスに多少難はあるが、駅からわずか徒歩5分。高低差のある固定椅子席の立派なコンサートホールだ。

開演は11:45だったが、13:00に入館したときはYellow Hanmer Stringsが演奏中。Bj桑原達也率いる平均年齢30代の若手5人組は、ちょうどOld Home Placeをやっていた。高円寺の名門ライブスポット、MOON STOMPの常連である。(Winds 、ザ・ ウイリーニー、Live In Grassに関しては遅れて入館のため略)。

続くMFBは最初の曲、Pathway Of Teardropsのトリオボーカル(男声1、女声2)は聴き応えがあった。リーダーのGt&Vo井内正人は医師と紹介があった。カントリーもそうだがブルーグラスには歯科医、内科医、外科医に自ら演奏するひとが多く、今回のLLPには数名が舞台に立っていることが後日分かった。

13:30、River Of Timeの出番、Gt&Voは小山哲夫。久々にすばらしいブルーグラスボーカリストに巡り会えた。圧巻はアカペラ4重唱、曲名は聞き取れなかったが多分宗教歌(セイクレッド)。小田原BG研究会のリーダー清水昇がエレキベースを弾きながらバスを歌ったが、彼の多才ぶりを再確認させられた。




10分間の休憩を挟み後半トップはホスト役のJ Project Band(リーダー:木村孔次)、今年の所沢カントリーミーティングに初登板いただいた関西系コミックバンドである。2名の女性は白シャツ、4名の男性は黒シャツ、パンツは全員黒、ハットは全員白とビジュアル面でも観衆を引き付ける。Steel Railなど列車ソングを中心に、“線路は続くよ”ではJR 横浜線沿線駅名を折り込み軽快に飛ばしていた。

Honey Nightsが出てきた。6人編成の紅一点Gt&Vo丸山佳代はもともとカントリー畑とのことだが、AクラウスのFoolish Heartでもカントリーぽさを感じさせ、安定感も抜群。ハワイアン出身のリーダーGi&Vo遠藤和明はForty's時代にも聴かせていただいてるが、当時のバンドは健在なのだろうか。

ワンマイク方式を得意とする5ピース・アンサンブル、小田原BG研究会は、マイクを囲みAin't Nobody Gonna Miss Meから。薄茶色の大柄格子模様半袖シャツに白いハットがすがすがしい。彼らはカントリーもよくブルーグラススタイルで演奏するが、今年はBオーエンズのLove's Gonna Live Here に挑戦した。

3年前にはNew Clinic Bandとして出演した歯科医、Gt&Vo富田聡がバンジョーの第一人者, 原さとしもメンバーに加え、Grass Quintetのバンド名で数曲披露。年1,2回
のライブが目標とのこと。

Lpp3

左ギター兄、右マンドリン弟


15:20、お待ちかね尾崎ブラザーズの時間がきた。Hillbilly Feverが爽快に響く。
介護士として定着したGt&Vo笹部益生がリードをとるI Wonder Where You Are Tonightもいつ聴いても心地よい。尾崎兄弟が国際ブルーグラス博物館(KY)の殿堂入りなどの
労をとった奥野郁子もオートハープを抱えて歌った。そして最大の話題は、本邦ブルーグラスのパイオニアが、“兄弟あわせて162歳にして初めてにして最後の(兄・ヤスシ)”CDをリリースしたこと。この初アルバムのタイトルはTill We Meet Again。そうそうたるバックアップ陣に加えカントリー歌手の坂本愛江もコーラスに参加するなど人気は上々だ。ちなみに、終演後、会場出口のCD売り場は兄弟のサインを求めるファンでごっがえしていた。

トリはThe Gentlemen(リーダー:Gt&Vo須貝重太)、3年前にNew Expeditionとして参加の本邦第一級のフラマン奏者、本間正敏も参加した。先の小田原バンド同様、ワンマイクを囲んでの絵になる演奏が展開された。数曲のうち本間の楽器を背中に回しての曲弾きのほか、“ダイナ叔母さんのパーティ”など楽しめたが、ハーモニーではハイテナーに違和感を感じたのは筆者だけではなさそうだ。

定刻16:20には全12バンドの出演者が舞台にそろいフィナーレとなる。先ずはインスト定番、Foggy Mountain Breakdown 。We'll Meet Again Sweetheart(さよならが言えない)ではコーラス部を会場のリスナーも唱和。おしまいは総合司会・西村丈彦(平塚ビレッジ音楽教室代表)がナターシャ・バージョンの日本詞で歌い無事閉幕した。横浜市の花、ゆりを冠したLPP、14年間にわたり入場料なしで運営とは、無償の汗水を流すブルーグラス仲間の結束力のたまもの。ブルーグラスを愛するが故の関係者ご一同の一徹さに敬意を表します。

文中敬称略 (リポータ-:ロイ田沢 2012-6-21) 

写真:LPPホームページ

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