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2012年8月の投稿

大月カントリーBBQ速報

猛暑ものともせず“I Love Country”
スチールギターの名手も一堂に

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盛夏の山梨県の風物詩として定着した大月カントリー音楽愛好会(会長・藤本昌作)主催の野外カントリー音楽&ダンスの集い、第9回カントリーBBQパーティin都留(8/5、@山梨県都留市・すげのレジャーセンター)が開催された。参加バンド数こそ昨年より少かったが、個人参加の歌い手が10数名と多彩で、スチールギター奏者は大阪、名古屋から駆けつけたPickin' Club会員やらプロ奏者もふくめ9名、カントリーダンサーは約30名などで総入場者数はほぼ100名。当イベントに初回から参加し、藤本会長と親交が深かったGreat Valley Boys(GVB)の生みの親で、所沢のジミー時田として親しまれたジョン大谷の姿が今年はなく、がんと戦いながらも昨年は元気に歌っていたBack In The Saddle Againをヘンリー矢板が歌ったときは、涙腺をゆるめるリスナーも少なくなかった。新春所沢カントリー音楽祭・Tokozozawa Country Meeting(TCM、代表:ロイ田沢)の発起人でもあったジョン。ゲストタイムでは筆者も彼の愛唱歌、Any Timeを歌わせていただいた。

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L-R 福島、棚沢、萩原、ロイ、山田

10:30、元気な声、素朴なMCでおなじみのゲッター山本が開会宣言。トップ出演が予定されていたNagasaka Mountain Playboysのバンマスが熱中症入院でキャンセルとなり、Great Valley Boys(代表:ロイ田沢)が繰り上がりトップを務めた。テーマ曲に続き、いきなりTogether Againから。ジョン大谷(2012年4月逝去、享年71歳)なき後、メンバー大きく替わり、日芸OBでEGのベテラン、棚沢潤が新加入しての5人編成で臨んだ(KB&Voは不参加)。ボーカルが手薄なためTruck Driving ManとMy Shoes Walking Back To YouのコーラスパートではWalkin' Backの笠原ご夫妻にハモをお願いし、なんとか全8曲をこなした。

続いてて大学時代から夫婦デュオで活躍したWalkin' Back(リーダー:ドン笠原/Gi&Vo)。今回はPSG抜きだが、8ビートを多く取り入れたステージは迫力満点。Listen To A Country SongやLuckenbuck,Texasで盛り上げた。フィドラー、グレート陶山はおはこのOrange Blossom Specialを熱演した。たまたま萩原昭(GVBのPSG奏者)がLuckenbuck(テキサスの都市名)入りのTシャツを着用していたので、笠原が舞台前に呼び出し紹介していた。TwbsWB
L-R パッツイ、ドン笠原、イッセー、ケニー

日原厚&Moana Hawaiians(山梨県)は5人編成で2回目の参加だ。スチールギターを弾きながら日原のボーカルで、おなじみのハワイアンソングの数々が響き渡る。いかにも涼しげな音色とリズム、盛夏の屋外イベントには欠かせない存在だ。フラダンサーの姿はないが、カントリーダンサーたちが代わりに踊りまくった。“我々のバンドでカントリーダンスを踊ってくれるとは・・・”と、日原を感激させた。カントリーダンスはノンカントリーにも合わせられる便利な踊りだ。Thawais
ハワイアンでカントリーダンス

前半のトリはBronco&The INAX(リーダー:三石克己/Gi&Vo)。長野県唯一のカントリーバンドであるが、今回は三石と名古屋在住のPSG蛇沢英夫だけがオリジナルメンバーで、ほかは応援部隊。短時間の合わせ時間でも実力派ぞろいだけありダンサブルな乗りのいい曲を連発した。中でもカントリーダンス曲として有名なAcky Breaky Heartでは同名の振り付けでバンプ(腰を左右に振る動作)を切れよくいれながらみな踊る。三石とEGケニー塚本のハモりも金メダル級でこれぞカントリー、これぞカントリーラインダンスと酔いしれた。“ダンスフロアー”は目の細かい砂利敷で滑りはいいのだがブーツは埃で真っ白だ。なお、同バンドがホストを務める“カントリーパーティ信州収穫祭”(@駒ヶ根アルプスの丘・屋外、入場無料)は今年も10/7に開催される。Tbroncosブロンコ
L-R 蛇沢、三石、長房、加藤、塚本

このイベントは出演者、リスナー、ダンサーとも会費は一律¥3500。生ビール、缶ビール、バーボン、焼酎など飲み放題、缶ビールや清涼飲料は湧き水で冷やされている。2つの大きな鉄板で調理される焼き肉、肉野菜いため、もやしいため、ソーセージ、手羽焼き、焼きそば・・・食べ放題。生野菜や西瓜も、地元カントリーダンサーによってどんどんサービスされる。特設ステージすぐ横の釣り堀と清流が涼を誘う。かんかん照りのため屋根付き長椅子席と仮設テント席は満杯。個人持ち込みの日よけも散見された。

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L-R藤本、笹島、長房、加藤(陰)、小宮、エマ、岡山



午後の部はホストバンドGrass Country Boys(リーダー:ジミー藤本/PSG)からスタートした。MC(総合司会兼務)山本が、年々うまくなっているバンドと自賛しながら演奏開始。ナイス小宮(Gi&Vo)がCoca Cola Cowboyなど持ち前のよく通るバリトンで歌う。Silver Wingsでは昨年脳梗塞で倒れたが無事カムバックしたフィドラー、ジャック笹島とフィリピーノのエマ楢島がハーモニーをつけ、国立市民同士というリッキー長房(EB) とヤン加藤(Dr)がバックを固める。Walkin' BackともどもTCMには毎回参加いただくバンドだ。T5s_2

中央:藤本、R-L坂本、小寺、ダン岡山、三石

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今年の特別企画はPickin' Club(代表:ムッシュ大江)コーナー。幹事会員を紹介し、新規会員を募集する時間が設けられたことだ。スチールギター奏者・愛好家と関連音楽を愛するひとたちの団体で、幹部の尾崎孝が同会のプレゼンを行い、会員の天野英慈(大阪)と野坂秀樹(横浜)がPSGのデモ演奏したあと、PSG製作者でもある藤井三雄(立川・Fuzzy Steel Guitar Products代表)が呼ばれ、自作CD“桜咲く湊”のPR演奏をした。曲調のせいもあるのか電気楽器特有のキンキンした響きはなく、まるで真綿にくるんだようなサウンドであった。なお、同社主催、昭和飛行機後援でカントリー&ハワイアンフェスが昭和の森・ガーデンステージ(昭島駅北口前)で9/16に開催される。

P1910226s_2大江
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首都圏からのダンサーたち(上)、所沢組(下)
P1910284s渡辺

Kannos菅野

Tomodaマイク

P1910346s朝来野



ゲストタイムがきた。今回はバンドとして参加できなかった歌手もふくめ総勢10数名が次々と舞台に呼ばれ得意曲を披露した。バックは大江(PSG)、尾崎(ノンペダル)が交代で務め、EB小寺八、EGダン岡山、DRヤン加藤が務めるいつもの形。ロデオ渡辺がTiger By The Tail(ハモ朝来野)で先陣を切り、浜野康道(小平)、山本能弘(飯能)、菅野一弥(小平)、ボブ宮本(さいたま)、マイク友田(武蔵野)、初参加の上田美智子(「切り抜きカントリー倶楽部」サポーター)、佐藤かおり(ヘンリー矢板秘書)、後藤守正(世田谷)などが続きパンチョ朝来野がトリを飾った。

15:30、お待ちかね坂本孝昭オンステージだ。昨年から今年にかけ2回の脳梗塞から立ち直ったことを自ら話題にした上で、Truck Driving Man(ハモ野坂)、I Forgot To Remember To Forget(忘れじの人)、A Cowboy Rides Awayの3曲を歌いヘンリーにつなぐ。交流のあったジョン大谷を悼みWhat A Friend We Have In Jesus(慈しみ深き友なるイエスは)から入り、I Love You Because、Green Green Grass Of Home、そして最後はジョンが大好きだったカウボーイソングの傑作、Back In The Saddle Againを歌ってくれた。坂本が再登場して自作の“一枚の写真”に続き、“永遠の絆”で締めくくった。P1910361s

                         ター坊スマイル
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中1のとき兄に連れられ小坂一也を聴いてカントリーが好きになったという坂本、これからも魅力のター坊スマイルで、すてきな歌声を聴かせ続けてほしいと願うファンは多い。余談になるが、飛ばし屋ゴルファーとしても鳴らすヘンリー矢板は、翌朝のゴルフ場(都留CC)でも気力満々、かたや小寺八は盟友の小野やすし(72)を失ったばかりでどこか淋しそう。ティアップのとき、うまくボールが乗っからないのを見たヘンリーに“手伝おうか”と冗談をいわれていた。また、藤井三雄は入念な準備運動のあと、パットの練習に時間をかけていた。

全参加者が集合記念写真におさまり、藤本会長の挨拶で今年も無事閉幕した。来年の10周年は都留市営の温泉“つきまちの湯”そばの芝生の広場に新設される木造野外ステージに会場が変更となる見込み。また同市はテネシー州ヘンダーソンビル(ナッシュビル郊外のベッドタウン)と姉妹都市で、来年提携20周年を迎えるが、その記念事業としてカントリー音楽コンサート、都留オープリーを行うことになった。開催日は2013-10-5、会場は都留市内うぐいすホールの予定だったが先述の野外ステージに変更決定。本場アメリカからもカントリーアーティストを迎え、国内各地から公募のカントリーバンド10団体が持ち時間30分で競演するオープリー方式だ。

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2012-8-9)

写 真:荻原允子、エマ楢島、マイク友田、松下洋一

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