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2012年10月の投稿

熊本・カントリーゴールド速報

いまや“カントリー音楽文化財”チャーリー永谷(76)
熊本阿蘇・アスペクタ盛会、秋晴れも祝福

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熊本日日新聞から

5年ぶりにカントリーゴールド(10/21)に参加した。マーク・チェスナットが出演した2007年以来である。ビル・モンローやハンク・トンプソンが公演した1989年の第1回から早や24年。熊本県阿蘇山麓でのInternational Country Music Festivalは今年も晴天に恵まれ1万人越(推定)の“約束の日仲間”でにぎわった。3年前から日本人アーティストを受け入れているが、今年は関東代表Wild Wood Rosesと関西代表Bluegrass Colonelsだ。本場からは初来日のビッグネーム3人とそのバックバンド、延べ300メートル幅の巨大舞台ゾーンに向かってなだらかに傾斜する広大な天然芝客席での6時間野外コンサートが始まった。

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09:30入場開始、駐車場・専用バス停から数百メートル上ると入門ゲート。¥7000(前売り)のチケットと交換にコカコーラ社提供のお茶と分厚いパンフを受け取る。舞台に近い場所はすでに座席確保のブルーシートで一杯。野外とはいえ犬の連れ込みが認められているのはコンサート会場には珍しい。早速生ビールと思ったが、缶とビンだけでこの販売がないのも珍しい。

11:00ビリー二村の司会、ナツコ・グレースの挨拶に続きカントリーダンスの講習が始まった。例により本番で演奏されるGood Time Charlieのために振り付けたダンスの指導。100人超が舞台下のダンスエリアを埋める。5年前には特設されていた木製専用ステージはなく、アスファルトじか。よってブーツの滑りが悪く、足にも負担がかかる。諸事情があることと思うのでないものねだりはできないが・・・。

12:00いつもの江越哲也(チャーリーの高校後輩)と吉田恵理(フジバンビ吉田社長の娘)の総合司会で開会。トップはホストバンド、チャーリー永谷とCannon Balls。左端から女性フィドラー吉富はるか、EGマーク有田、AcGtハリー岩本、DRチック井上、チャーリー、EBフレディ小池、PSGランディ尾崎の7人編成。チャーリーのほか4人がソロボーカルやコーラスも務める。ジョージ・モーガンのAlmost、アラバマのMountain Musicほか、若いメンバ-も次々にハンク・ウイリアムズやアラン・ジャクソン曲を披露。途中、この日が誕生日の参加者3名のためにHappy Birthdayソングのサービスも。締めはMy Name Is Good Time Charlieに乗せ、事前練習ずみのカントリーダンサーが軽やかに踊る。チャーリーの歌声は年齢を感じさせない若さとハートで一杯だ。

会場内で長野県から車でやってきたブロンコこと三石克己(駒ヶ根・カントリーカフェのハウスバンドのリーダー)に呼び止められた。来年6/23に同地の屋内会場でチャーリーを招きCountry Rideを主催するという。なお、三石は来春1/26の第6回所沢カントリーミーティング(TCM)に出演が決まっている。

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応援団が多かったBC

1週間前に京都カントリードリームに出演したばかりのBluegrass Colonelsが大舞台に立った。同志社大OG2人を含む典型的ブルーグラス5人編成(ドブロはふくまず)。女声カントリーボーカルの定番 Once A Dayでは観衆も唱和、Tennessee Waltzは後半をアップテンポで、Peach Picking Timeもなじみの曲、Take Me Home, Country Roadsの出だしはアカペラコーラスで。広大な屋外会場でもあり、アコースティック編成だけでは力強さを欠くのはやむなしか。PA操作にもよるのか、演奏力にもよるのか、聴く場所にもよるのか。ブルーグラスはドラムスもなく、ビートの効いた一般受けするダンサブルな曲は少ない。アスペクタの持ち時間は1時間と長く、中だるみの気配なきにしもあらずであった。

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おめでとうカントリーゴールド初参加、Wild Wood Roses(東京)の登壇だ。長い色白の腕を振りながら横地みずほが明るく挨拶。前夜祭(熊本市内@ぺいのあ)では綾喜子とのデュオ、Cotton Fieldsなど気迫の舞台を努めていたが本番でも堂々のステージングである。東京ではトップクラスのカントリーダンスバンドとしてロンスターカフェやロンスターピクニック(@所沢航空公園、毎年5月)の常連。Ring Of Fireでキックオフ。乗りのいいTiger By The Tailや Rose Gardenではカントリーダンサーたちは気持ちよさそうに踊りまくり、最後はDesperadoでみごとに初陣を飾った。

みずほからはカントリーゴールド出演の感想が届いた。「とにかく熱さとの戦いでした!広く高いステージからパフォーマンスさせて頂くのは、とても気持ちが良いのですが、出演時間(14:30~15:30)がちょうど、西に傾き始めた太陽の強烈な日差しが差し込む時間で、眩しさと熱さでクラクラになりました。いろいろ反省点もありますが、メンバー全員の力を合わせて一つのステージを作り上げた達成感がありました。これからも楽しいステージがお届けできるように、カントリーゴールドでの経験をバネに頑張って行きたいと思っております。ご声援下さった皆様、スタッフの皆様、本当にどうもありがとうございました」。

白シャツのほかはハットからブーツまで黒系でまとめた蒲島郁夫熊本県知事の挨拶は英語で始まった。折から同知事のエッセイが日経夕刊“こころの玉手箱”に連載中だったこともあり、注目して聞いた。この“約束の日”はカントリーファンの旧交を温める交流イベントであることを強調した上で、今夏発生した阿蘇地域豪雨渦にもふれ犠牲者に哀悼の意を捧げた。

コカコーラ、ホンダカーズなど大口スポンサーの旗手たちが舞台に並びチャーリーから感謝の盾が贈られた。かっては馬に乗ってスポンサー旗を翻しながら颯爽と会場に現れたこともあったし、舞台下には特設木製ダンスフロアーを設置した時期もあったことを思うと財政面での波が多いことを感じさせ、24年にわたる運営のご苦労に頭が下がる。

1人3役、デール・ワトソンの酒場の声に酔う

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おまちかねホンキトンク・カントリーのDale Watson(50)が黒のハーフコートを羽織り、トレードマークのコインを多数ボディに貼り付けたギターを抱えてセンターマイクに立つや、カメラを観衆に向け、“チーズ”と叫びながらパチリ。Lone Star Beerでは フィドラーとウッドベース奏者との絶妙なトリオハーモニー。曲調はマール・ハガードのBottle Let Me Downに似ていた。Folsom Prison Bluesでは大御所ジョニー・キャシュをしのぐほどの重低音で魅了し、ジェイクとのエレキギター2重奏でも高度なギターテクを披露した。間奏部分では担当奏者に接近して激励とねぎらいも忘れない。Crazy Arms、Ring Of Fire、Working Man Bluesなど、随所で観衆に、手を挙げてと呼びかけて撮るカメラタイムを織り込みながら全11曲。どれもこれも感動また感動。なにせGジョーンズ、Jキャシュ、Mハガードなど大歌手の歌声を、吸い込まれるようなバリトンボイスの1人の男から聴けたのだから、これほど贅沢なことはない。感涙にむせぶ60~70歳代のカントリーファンは筆者の周りにもなんと多かったことか。なおバンド配置は向かって左からEGジェイク、Fiヘイドン、PSGジェームス、、Drテッド、EGデール、WBクリス、KBミルトン。後半はすべてこの布陣でバックを務めることになる。

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三井ガーデンホテル宿泊の“特典”で、エレベーター内でGeorgette Jonesと会えた。アメリカからのアーティストかと聞くと連れの女性秘書がすかさず、ジョジェットだと。まさにハッピー・サプライズ、握手を交わし密室国際交流。舞台では“父の歌です”とThe Race Is Onを歌えば、もうダンサーたちは夢心地で踊る。ロレッタ・リンの“未熟な女”が終わると、”次はお母さんの歌です”とDIVORCEを。デールがタトーの入った両腕丸出しの黒ベストで舞台上手から駆け込んできた。ジョジェットとのデュオGolden Pain?は圧巻。続いてチャーリ-が遠慮がちに下手から現れる。White Lighteningのハモをつけ、間奏では彼女の手を取り踊るパーフォーマンスも。最後はまた母タミー・ワイネットの珠玉の名曲Stand By Your Manを熱唱し、全10曲を終え大拍手に送られ退場。

阿蘇山麓特有の冷え込みが厳しくなる終盤17:00から、若いRick Trevino(41)がトリを務める。舞台のカラーLED演出照明が効果を発揮しはじめる。観客はあれこれと防寒対策に忙しそうだ。筆者も防寒対策のため席替えなどで、じっくり聴く時間はなかったがShe Thinks I Still Care やIs Anybody Going To San Antonなどなじみの曲が流れたときは、舞台から遠くはなれた傾斜芝生席で連れのダンス仲間とステップを踏み、寒さしをしのいだ。

次の予定もありフィナーレソング(You Are My Sunshine)までは参加できずに会場を後にした。出口にはパンフが相当数残っていたが、総入場者数は計画通りだっのか気になるところ。しかし、来年こそ参加したいの声がかなりあり、節目の25周年が待ち遠しい。

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神戸のウエスタンウエアショップ*も出店

さあ、次の約束の日は2013-10-20(日)超大物アーティストの招聘もささやかれており期待がふくらむ。連続参加のカントリーゴールダーの高齢化が進む中ではあるが、みな元気に阿蘇アスペクタで再会したいものである。

今回のTV録画放映予定
2012-11-28(水)0:00~0:59(27日深夜)
BSプレミアム全国放映

*ウエスタンウエアのユニクロ、「カサデリアン」http://www.casadelien.com/

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2102-10-23)

写真:則竹信吾、ビリー二村、小野マリ

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京都カントリードリーム速報

All Japan Country Music Festival
カントリーの夢醒めず 
通算24回目

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3年ぶり2回目の京都・カントリー・ドリーム体験であった。初回は1989年というから来年は25周年を迎える。まさに熊本のカントリー・ゴールドと比肩される我が国最大級の野外カントリー・イベントである。主催はデイタイム・デンティスト(歯科医)、ナイトタイム・カントリー・ミュージシャンで知られる永富研二(71)、率いるバンド、Tennessee Five(娘の真梨もメンバー)と苦楽をともに、ここ円山公園での開催は9回目。開場30分前の11時、入門口はもう長蛇の列。カントリーバンド5、ブルーグラス2、モダンフォーク1、カントリーダンス1、ジャム団体2、米国から招聘のアーティスト2による6時間コンサートは雨に降られることもなく順調に進行した。

Img_8178s永遠の絆
10/14(日)、11:30に入場すると舞台上手でフィドラー内山丘(タカシ)を中心に数名が歓迎演奏をしていた。彼は前夜訪れた市内マッシュルーム(田中益五郎邸)にも姿を見せステージにも立ったが、体型は別として色黒のせいもあって演奏時の表情はマイク伊藤(米・ブランソンで活躍中のフィドラー、シンガー)によく似ていて親しみを感じる。

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左・小杉、右・永富
おなじみ小杉征義(元KBSアナ)の司会で開幕。3.11以来、“永遠の絆”をこのコンサートのテーマとしており、この点新春所沢音楽祭・所沢カントリーミーティング(TCM)と同様である。出演陣総出でこの曲を合奏、合唱。ソロボーカルは交代でみな歌詞カードなしで歌う。

Img_8183s下野

バンドのトップはカントリーのUp Townersから。京都オープリーの常連だが、このコンサートは初めてという。リーダーはマット下野、先述の内山は息子智貴(EG)とともにメンバーに加わっている。Act Naturallyなど4曲で火付け役の重責を果たす。ちなみに下野の実弟、哲生もアマチュア・カントリーシンガーでその美声は兄を凌ぐと評判だ。

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ブルーグラスのBottoms Upは、軽快にRoll In My Sweet Babys Armsから。そして♪うさぎ追いしかの山~から始まる童謡“ふるさと”を英詩と日本詞を混ぜて披露、多くのアメリカ民謡が唱歌に採用されているが、ブルーグラス調で聴くのも楽しいものだ。ここでサプライズ、永富がこのバンドのおそろいの水色シャツ姿で現れた。BOM社長の渡辺敏雄が舞台に呼ばれベースを弾き、永富がA Wayfaring Strangerを歌う。渡辺が実弟三郎と参加している復活ブルーグラス45の全国ツアーが近々始まるが、BOMはその宣伝も兼ね会場内でCD,DVDコーナーを出店し、筆者にとっては昨年10月、ナッシュビルIBMAファンフェス以来のうれしい再会であった。

Img_8205sまり

永富真梨ショーはBerry Me Under The Weeping Willowから。MC小杉が京都のオードリー・ペップバーンと賞賛していたが、その通り。真っ赤なシャツとスカートにブーツ、キュートな笑顔、正確できれいな英語の歌声・・・。今年の大物ゲスト歌手、Mondy Bernnetの人となりも紹介しながらのステージ。

Img_8215s津田

1960年代のナッシュビル・サウンドを得意としている津田実とCountry Clubは結成20年。みな高齢化が進み平均年齢65歳。市内で画廊を経営する津田は今回でバンド活動から引退するようで、ファンから花束を贈られていた。Your Charting Heartはとても味わいがあったとは同席の友人評。

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今回初の試みだろうか、名曲“カントリーロード(故郷に帰りたい)”を観衆とともに歌う
シング・アロン・タイムには大きな字で書かれた歌詞(コーラス部のみ)が舞台前に立てかけられた。親切ついでにカタカナもあれば完ぺきとの声もあった。

Img_8232s森山
東京からのThe Ma'amは5回目の参加だがPSGとEGはトラ。オリジナル2曲のほか、乗りのいいThe Race Is Onなどを熱演。リーダーでボーカルの森山公一(大阪出身)は数少ない若手プロカントリー歌手として期待されている。若手といえば出演予定だった片山誠史(神奈川出身)の姿がないのは残念だった。

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同志社大OGの中山雅代(Gt)と門田維久子(Ma)中心のBluegrass Colonelsは来週、熊本阿蘇で開催のカントリーゴールドにも招かれ、意欲満々の5人組だ。Little Annieのほか、PSG奏者を他バンドから借用してカントリーの名曲 Once A Dayも披露。女性フィドラーが抜けて女声3重唱が聴けなくなったのはさびしい。カーネルの日本訳は大佐だが、このバンド名ではアメリカ南部市民の尊称と推測される。本場にはKentucky Colonelsというバンドが実在する。

Img_8238s右/上田
★シン上田とTrackersは永富が経営する“ケニーズ”の常連バンド。7人編成のカントリーロック系大音響が色づき始めた樹木美しい円山公園いっぱい広がる。最後の曲はアラバマのMountain Musicによく似ていたが、曲名は聞き取れなかった。

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モダン・フォークのThe Gritty Gleemenは4人とも同志社大OB。7年前に再結成。Greenback Dollarなど前半2曲をキングストン・トリオ曲で、後半は懐かしいGreen Fieldsなどブラザーズ・フォーナンバーを絶妙のカルテット・ハーモニーで聴かせてくれた。The Froggies(東京の老舗フォークバンド、全員明星高校OB)の関西版と言えそうだ。

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続くは今春亡くなったアール・スクラッズを偲ぶ“バンジョー大会”だ。出演団体のバンジョー奏者に2名を加えた8名によるFoggy Moutain Breakdown。各人列になり順にセンターマイク前でソロをとるさまは躍動感たっぷり。仕上げは、弦の押さえとピッキングを隣の人の楽器も使って別々に行う団体曲弾き、お見事でした。司会の小杉も“ちゃんと練習する時間も無かったでしょうに”と驚く。

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午後も3時をまわったころ、またもサプライズ。京都はカントリーダンスに冷淡と聞いていたが、舞台上でCD音源によるカントリーラインダンスを見られたことだ。出演は西宮から来たFlapper Boots(男3人、女4人)。赤シャツとブルージーンズとストローハットにブーツが華麗に舞う。1曲目はピジョントウ(つま先の開閉)を多用する振り付け、2曲目はスラッピング・レザー(太ももの埃を払うような動作が多い振り付け)で。上半身より腰下から足の動きを重視するこの踊りが京都市内でも盛んになる予兆かもしれない。

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さあ、“永遠の少年少女たち”永富研二とTennessee Fiveの登場だ。来年結成55周年を迎えるが、日本のカントリー音楽発祥の地といわれる京都のカントリー音楽史を飾るにふさわしい伝説的存在のバンドである。当初は多分5人編成だったのでFiveと命名し、そのまま残しているが、今は最年少のバンジョー&コーラスのテディ小山をふくむ総勢9名。素朴、哀愁、誠実を感じさせる数々の名曲が観衆を魅了する。Welcome To My World、Cold Cold Heart 、Old Country Home 、“さらばジャマイカ”・・・・。フィドラー安味勝、EB&Vo鍋田雅己など円熟不動のバック陣があってのアンサンブルだ。

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MC小杉が折々に客席最後部や中央通路で踊るカントリーダンサーたちを指さしながら、カントリーラインダンスの紹介啓蒙に努めた。観客からは振り向かないと見えないが、ステージの演奏者にとっては視野にあり、大いに気合いが入ったのではなかろうか。

マジカルハーモニカ
2年ぶり、チャーリー・マッコイも好演Img_8282s


Img_8288sバンバ

”人間国宝”、ブルース・ハープ(ハーモニカ)のCharlie McCoyはこのイベントのもう一つの顔。永富とは30数年のつきあいが続くアイルランド出身で、2009年にはカントリー音楽の殿堂入りを果たしている。昨年欠場していることもあり待ち焦がれていたファンは多いはず。I'm So Lonsome I Could CryやSukiyaki Song、京都の文化と人々にインスパイアされて作曲した Kyoto By Nightなどなど。チャーリーはソロでも歌い永富がハーモニーに参加したりと多彩な演出。ここでまたサプライズ、地元出身の人気フォーク歌手、馬場弘文が呼ばれ、東京から参加の永井崇(ロック・ギターリスト、T5の元メンバー)に永富も入り“愛さずにはいられない”を4重唱。永井は在米10年のキャリアを活かし、このステージではマッコイの通訳も兼ねた。

締めはおなじみOrange Blossom Special、キー違いのハーモニカを驚異の早業で持ち替えながら吹きまくるさまは2000人近い観衆を熱狂させたのは言うまでもない。これもまたT5の鉄壁のバックがあってのことを知っているチャーリーは“メンバー5人のはずがこんなにいる。日本の算数はどうなっている”(永井訳)とジョークを交えながらメンバーへの気遣いは忘れない。名前からアイリッシュと分かる小柄なナイスガイは舞台中を走り回りご機嫌だった。最近リリースしたハンク・ウイリアムズ曲のCDを買ったひとにはKyoto By NightのCDをおまけにつけますとPRもしっかり。

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お待ちかねナッシュビルの歌姫Mandy Bernettが黒系の衣装で現れた。25年前にナッシュビルのグランド・オール・オープリーでデビュー。悲劇(飛行機事故)のカントリー音楽の女王、パッツイ・クラインのミュージカルAlways Patsy Cline(このショーはブランソンで今も公演中)の主役も務めた37歳。3年越しの諸調整で京都出演が決定、2度目の来日である(初来日は2007年の横須加市のイベント、筆者は2005年にナシュビル在住の本橋よしや<ロリー・モーガンのPSG奏者&移植臓器空輸パイロット>から、彼女が日本公演を強く希望していることを聞いてはいたのだが・・・)

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なんと心に響く曲だろう、パッツイのI Fall To Piecesには涙。Faded Loveもよかった。
ここで門川京都市長が例により和服姿で登場し、日米交歓のセレモニー。プレゼント交換では市長から扇、マンディからは壁掛けが贈られた。Stand By Your Manに続くJaksonでは永富親子デュオにチャーリーのハーモニカがかぶさる、マンディも歌う。アンコール曲では極めつきCrazyだ。時刻は6時、冷え込みが厳しいのに熱気で寒くはない。中にはTシャッのままの観客もいる。

2009年にタイム・ジャンパーズのフィドラー、ケニー・シアーズが来日出演したときもそうだったが、奥方のドーンの容姿がプロモーション写真と相当違っていた。ちらし、ポスターの写真は昔のものなのだろうか、今回のマンディもややその傾向。歌がよければそれでいいと割り切りたいのだが。

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フィナレーは永富を中心に全アーティストと客席が一つになって、“私に人生というものが”(原曲:Budded Roses)を合唱、陽はすっかり落ち、冷え込みが厳しい。来年は25周年、どんな出演陣か楽しみでもあり、独創的な企画構成にも期待がふくらむ。

所感①カントリーダンスが導入されのは好ましい。舞台ではデモダンサーが、客席後方では一般ダンサーが踊った。たっぷりとしたダンススペースがあればベスト ②プログラムには曲名がほしい。なじみの曲以外は聞き取りにくいし、中には曲名告知がないケースもある ③サプライズが少なからずあったが、片山誠史の出演キャンセルの理由説明はあったのだろうか。

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2102-10-17)

写真提供:山本繁夫 

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秋のおすすめライブ

★ブルーグラスバンドでカントリーも歌えます

所沢カントリーミーティング(TCM)の常連バンド、Orange Blossomが単独ライブを行います。会場は癒やしの隠れ家、カフェバー・クーです(都下・東大和市駅近く)。

バンドリーダーの古谷(コタニ)実(中央大OB)は、いま元気のいい石破茂・自民党新幹事長のそっくりさん。ブルーグラスだけでなくカントリーでもバックキング

できるので、お客さまタイムはいつも好評です。¥1,500(1ドリンク付き)


日時:2012107日(日)19:30

場所:東大和「Cafe Bar COO~空」

(西武拝島線「東大和市」駅 徒歩5分)

お店URLhttp://www.cafebar-coo.com/

バンドURLhttp://orange.zero.jp/kota_izu.lion/ob/ob_top.html

★銀座のナッシュビルで“小野ヤスシをなんとなくしのぶ会

東京のカントリー音楽の殿堂、ナッシュビル(銀座5丁目、電話03-3289-1780)で故小野ヤスシさん(The Opry主催者)の盟友だった、ジャイアント吉田が中心になり偲ぶ会が開催されます。

出演陣はビリー諸川、宮前ユキ、大野義夫、斎藤任弘、高輪克彦、ヘンリー矢板、ささ木ゆうこ、坂本孝昭、トニー中村、樋口真一、冴樹みずほ、田村太介、石田新太郎、石田美也、小寺八、瀬谷福太郎などで、ナッシュビルに1ヶ月毎晩通っても聴ききれないほどの豪華メンバーを一晩で堪能できるライブです。

日時:10月22日(月)19:30から。

TCM代表 ロイ田沢

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