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にぎわい座・タウンホールパーティ速報

にぎわい座カントリー音楽で賑わう

P1960100sホストバンド・THCB
横浜・桜木町のカントリー音楽祭といえば、2005年から毎年にぎわい座で開催されるタウンホールパーティ代表:樋口眞一)だ。横浜は黒船来航ゆかりの地。カントリー音楽が初めて日本に持ち込まれたという誇り高き歴史をもつが、この港街を拠点に活動中のミュジシャンたちが立ち上げ、今年で9回目を迎えたイベントである。桂歌丸が館長を務めるにぎわい座・芸能ホールは月後半に一般開放され、ビールやワインを座席に持ち込めるのでリラックスして長丁場コンサートを楽しめる。4/27(土)の昼下がり、筆者は所沢から2年ぶり2回目の参加である。

P1950895s右:藤田、桃谷


P4272956s草薙バンド


P1950933sエルビスバンド


P1950934s右:龍美、井下

13:00開場。2階席もふくめほぼ600席が瞬く間に埋まった。オープニングは4名ののど自慢ゲストが樋口の紹介で次々歌ったあと、福岡から初参加のマウント藤田が30分のステージに立つ。Okie From Muskogee、 Kentucky Waltzと続きCowboy Rides Away で締めくくった。甘いマスクだけに女性ファンが多く、はるばる九州からの追っかけ組も。ブルーグラスバンド、草薙マウンティン・ボーイズはギター2本、マンドリン、バンジョー、ベースの5人編成で静岡から参加、歯科医でヨーデラーの河村孝憲の声はよく通り、アンサンブルを引き立てていた。「埴生の宿」などを原曲で披露、最後にYou Are My Sunshineをトリオボーカルで。筆者のお目当てバンドの一つ、エルビス・プレスリーをやらせたらこの人といわれる龍美勇一&シュガーフット ボーイズが登場。ヘアスタイルは当然リージェント。長身の39歳、京都生まれがギターを抱え独特のエルビス・ニーを利かせながら会場をわかせた。床に寝転びながら、Wベース奏者との曲弾きも見せどころ。ドラムスも熱演した。

P1950949s

L-R:大江、アサクノ、高取、須賀、金子、小松
結成9年、ロンスターカフェのレギュラーバンドでもあるパンチョ(朝来野)&デンバー(須賀)は職場では上司・部下の関係だけあり息もぴったり。パンチョは主催者・樋口とおなじく中央大OBでもあるが、そのビロードボイスに魅せられるファンは少なくない。マーティ・ロビンスの、最愛の妻を歌うMy Woman、My Woman、My Wifeでは胸にこみ上げてくるものを感じた。デンバーはその名のとおり、日本のジョン・デンバーとしてデビューしたのだが、髪型とめがねが特徴的な風貌をふくめ、今や若くして鬼籍に入った本物デンバーの高く澄んだ美声をしのぐといっても誇張ではない。すてきなグリーンのシャツできめたPSGの名手、ムッシュ大江Pickin' Club代表)などバック陣も彼らを引き立てた。

P1950994s中央:美果
このイベントのコンセプトは関西カントリー音楽界との交流を深めるところにある。前半のトリを務めたのは遠路大阪から連続参加の森山美果とホンキトンクデビルズ。北の新地で森山がオーナーママの「ライト・ゲージ」のハウスバンドである。My Shoes Keep Walking Back To You、Teddy Bear、Faded Loveなど貫禄満点の舞台であった。ロリー・モーガンのExcept For Mondayを聴けなかったが来年のお楽しみだ。お店は1995年オープン、筆者は数年前に訪れ歌わせていただいている。

16:20から30分の休憩。ロビーには出演陣のCD販売コーナーや所沢カントリーミーティング(TCM)でもなじみのウエスタンウエアカサデリアン出店もあった。顔なじみのカントリー音楽、カントリーダンス仲間の姿も多い(会場ではダンスは踊れないが)。

P1960017s右から彩子、小島、笹部


P1960043s中央:愛江


P1960020sお達者兄弟


うれしい再会があった。北大ブル研のOG村田(旧姓小野)彩子に客席で声を掛けられた。尾崎ブラザーズのベース奏者として出演するという。小樽フェス(2004年)に出演後も各地でのフェスやライブハウスでも活躍中の才媛(北大卒業後東大院へ)である。後半はこの尾崎グループからスタート。ハマの大御所・ブルーグラスボーカル&ギターの笹部益生、ドブロの第一人者・小島慎司、人気上昇中の坂本孝昭の娘、愛江(よしえ)など豪華な編成。現代版キンさん、ギンさんですと“かかりつけ医師”笹部から紹介されたお2人は合計163歳、「The Ozaki Brothers/ Till We Meet Again」のアルバムからのセイクレッドソングWhat A Friend We Have In JesusやHillbilly Feverなどおなじみ曲をふくめた数々、我が国ブルーグラスパイオニア兄弟健在なりである。白シャツのほかはすべて黒でまとめた愛江の歌うPlease Fall In Love With Meはみずみずしかった。

P1960049s福原


P1960084s
お待ちかね福原照晃とカウボーイ・ドリーマーズの時間だ。バンド演奏スタート後、一呼吸おいてゆっくりとした足取りでリーダーの登場、当イベントに寄せる深い理解と共感から8年連続の参加である。“こうしてみなさまにお会いでき、元気に歌えることに感謝したい”と挨拶。西宮で福原が経営する「フォートワース」で初めて(2007年)彼らの演奏を聴かせてもらい、関西のカントリー音楽のレベルの高さを印象づけられたことを思い出す。同志社大OB、福原の味わいある曲のなかでも心にしみたのはYou Are My Best Friend、曲中のアカペラ部分が効果的だった。先述の朝来野が歌った愛妻ソングといい、この曲といい、配偶者を思う心もカントリー音楽にはふさわしいと感じ入った次第。当バンド自作の傑作曲が披露された。♪タウンホールに参加、あっという間に1年、すばらしいお客さん、すばらしいミュージシャン・・・、軽快に高らに演芸ホールに響き渡たり、お客さんたちはもちろん大喜び。群馬県在住のファンが会場に招かれ小坂一也の曲を歌うなど、ファンを大切にする福原の心遣いもうかがわれた。エンディングはテキサススイングの白眉San Antonio Roseでしめくくった。

P1960114s樋口
樋口眞一率いるホストバンドは1983年の結成から現在に至るまでの経緯から3っの名称を組み込んでいる・・・タウンホールクラブバンド、町内会、ヨコハマ6。古い世代には町内会がなじみが深いかもしれない。ともあれ、いきなりRace Is Onが爆発した。樋口の機転で同曲を愛したジョージ・ジョーンズの逝去<4/26>を悼んで急きょ演奏されたもの。PSG奏者には珍しくボーカルもできる野坂秀樹のコーラスもおみごとだった。ハンク・スノーのI'm Moving Onが続き、今年の熊本カントリーゴールドに出演するダリル・シングルトリーもカバーしているDim Lights、Thick SmokeではEBの金子行延もボーカル参加。ルイジアナ生まれのケイジャンミュージックも賑やかに繰り広げられ、Cajun Fiddleや Luisiana Manに乗せ紅一点レオン白井のフィドルが冴え渡った。

P1960123sまた来年
フィナーレでは永遠の絆が延々と続いた。キーはGでWill The Circle Be Unbroknen。
ジャムリーダーの樋口の采配で出演バンドのボーカル陣や器楽陣が次々とマイクに向かい、別れを惜しむ客席は手を振りながら唱和する。終演19:20

ホストバンドのメンバーもふくめスタッフは30数名。配布されたパンフレットは完全手作りながら、応援スポンサー筋も多彩でよくオーガナイズされ健全運営が成されているようす。会場はJR桜木町から徒歩3分、中華街からも近い。入場料¥3000で6時間にわたる多彩な演奏にみな足取りも軽く家路に、打ち上げ会場へ、お連れ同士の会食へと向かった。年月の経過とともにどのバンドも円熟味が増し、カントリー音楽はこれからもますます盛んになる気配だ。

敬称略 (リポータ-:ロイ田沢 2013-4-30)

写  真:松下洋一 福原

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コメント

今年はステージ上はともかく、ロビーの売店は…??
いつも混雑するのは仕方ないにしても、ベンチにも商品(カウボーイ・ハット)が並べられ、CD売り場の方にも迫り出していたので、足の踏み場もないといった様相だった。入場口に近いシャツの売り場の方がスペースに余裕があったから、買い手のことを考えたレイアウトにして貰いたかったが…?
尾崎ブラザースのCDを販売していた人間は愛想がなく、代金を払っても礼の一つも述べず不愉快だったなぁ!?

投稿: リトル・ジョー | 2013年5月 3日 (金) 16時24分

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