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カントリーライド2013速報

長野県でIT駆使のインドアカントリー音楽祭
生演奏とダンスは映像でシンクロ
懐かしのカントリーとニューカントリーが仲良く

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本番のブロンコバンド(上)
前夜祭はカントリーカフェで



富士山世界遺産確定の朗報にわいた6月22日、列島のおへそ中央アルブスに囲まれた長野県駒ヶ根市でカントリーミュージック&カントリーダンスの総合イベント・カントリーライドが産声を上げた。前夜祭、後夜祭をふくむこの2日間イベント(主催代表:加藤恵一、カントリーカフェ店主)は、毎秋同店が主催するカントリーパーティ信州・収穫祭のプレミアム版として、ビッグネームを招聘し全国規模のカントリーの祭典を目指し開催されたもの。6/23のメイン会場は駒ヶ根市文化会館、梅雨の中休みにも恵まれ600名近い来場者でにぎわった。

Dsc_5824sダンスは小ホールで


名古屋方面、東京方面からもアクセスは良好。前夜祭・後夜祭会場の駒ヶ根高原リゾートリンクス(ホテル)や前夜祭第2会場のカントリーカフェも駒ヶ根ICを下りて数分と周辺移動も楽である。所沢カントリーミーティング(TCM)でおなじみのブルーグラスバンド、Jプロジェクトやカントリーカフェを拠点とするカントリー歌手、ブロンコも出演するというので、TCM代表・ロイ田沢は6/23所沢から泊まりがけで応援に駆けつけた。(入間ICから八王子IC経由駒ヶ根ICまで210キロ、2時間40分)

Dsc_5130sロビーのピーチボーイズ


Dsc_5177sJプロ


10:00~信州を中心に活動中のピーチボーイズ(代表/福沢武雄・Bj)とJプロジェクト(代表/木村孔次Gt)がウエスタングッズ、地元工芸品、出演アーテーストのCDなど物販コーナーがならぶロビー内で順次演奏、会場の雰囲気を盛り上げている。そこここにハットとブーツ姿のカントリー仲間の再会・交歓風景も見られる。

4人編成(福沢、山田Bs、中尾Gt、清野Md)のピーチボーイズはRose &Old Kentucky 、Lonesome Pine、 You Are My Sunshineなどを。首都圏で活躍する女性2人をふくむ5人組(木村、杉本Bj、十鳥Md、嘉山Fd、十鳥Bs)のJプロはRocky Top、 Night Train To Memphisなどを演奏した。なお、後夜祭ではチャーリー永谷のトークショーに先立ちマンドリ抜きのトリオピーチボーイズが再登板。ブルーグラスの醍醐味であるハーモニーボーカルの完成度は高い。同席のチャーリーは笑顔でうなずいていた。

3
中央:ブロンコ

12:00~日本BBQ協会会長、下城民夫と地元シンガーソングライターの美咲の総合司会で開演、トップはブロンコ(Gt&Vo)率いるザ・イナックス(藤塚和裕Fd&Ch)、蛇沢英夫PSG、駒沢和弘EG、大島康司EB、春日淳也DR)。美咲の歌うオリジナル“ありがとう”  からスタート。Cajaun Baby、 Honky Tonk Dancing Machine、Worlking On A Tan、Hillbilly Boneなどが続き、最後はおなじみAchy Breaky Heartで締めた。Achy~以外は高齢のカントリーファンには耳慣れない選曲だったがブラッド・ペイズリー、ブレーク・シェルトンなど現役バリバリの本場人気歌手の曲を集めたカントリーダンサー向きの曲が中心といえよう。藤塚のコーラスはそれがないとブロンコの歌も活きないほどの価値があり、東京公演(ロンスターカフェでBareback Ridersとして定期出演)ではかならず同行しているという。後半3曲では名古屋を拠点に活動するデミ&ハート・オブ・テキサスがバンドの横で踊ったが、実は他の一般ダンサーは生バンドステージとはなれた隣の小ホールで大型スクリーンに映る演奏を見ながら踊る仕組み。生バンドを見ながら・聴きながら踊る通常のスタイルと大きくことなるこの試みには賛否両論がありそう。客席大ホールから踊りに駆けつけようにも通路はわかりにくく、移動にも数分以上かかる。それでも200名ほどのダンサーたちは客席に気兼ねすることなく踊りまくっていた。

Kur_8753s愛江


Kur_8914s田中バンド

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L-R村中、北農、愛江、田中、北口、坂野

13:00~いま人気沸騰中の坂本愛江(ヨシエ)がカントリーライドのために特別編成した田中秀(DR &Vo)スペシャルバンドとともに登場した。ドラムスを叩きながら歌えるカントリー歌手が少ないなか田中のSuntan Cityでキックオフ。Silver Wingsでは愛江が歌いデッキー北農(Gt& Vo)がハーモニーをつけた。同じく北農とのデユオでSend A Message To My Heartもよかったが愛江の父、坂本孝昭との父娘デュオを聴けたのはハッピーサプライズであった。曲名はWe Must Have Been Out Of Our Minds、艶のある2つ豊かな声が大ホールを震わせた。京都の永富研二・真梨のように、これからも父娘デユオをたくさんきかせてほしいものだ。この舞台ではナツコグレースとダンシングテキサスが華を添えた。舞台背後の大型スクリーンには小ホールでのダンスシーンが随時リアルタイムで投影(高精細映像とまではいかないが)された。バック陣はほかにフィドル
坂野克幸、ベース北口博之、エレキギター村中靖愛が務めた。

Kur_9074f福原バンド
1
R-L尾崎、高杉、奥沢、古橋、福原、岸本、加藤


14:00~福原照晃&ザ・ウエスタンバンド。キーボードをふくむ8名編成。福原のホームは西宮の“フォートワース”、通常は自身が率いるカウボーイ・ドリーマーズで歌うが、今回はPSGの第一人者、尾崎孝はじめそうそうたる面々がバックを固めたザ・ウエスタンバンドで。ギター&ボーカルの奥沢明雄、フィドルの岸本一遙、エレキギターの古橋一晃・・・。Western Blue Sky、 Honk If You Honkytonk、 Amarillo By Morningのあと福原はいつもながら“元気にコンサートに参加できて歌える幸せ”を聴衆に語り、さらに“人生そう長くはないのだから楽しく生きたい”とHere For A Good Timeが続く。そしてオールドファンにはこたえられない曲、古くから歌い継がれてきて、さまざまな香りが込められた歌(福原)がどんどん出てくる。South Of The Border、I Love You Because、 Love's Gonna Live Here Again、You Are My Best Friend・・・。舞台照明も効果的だ。

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チャーリー永谷

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LーR有田、尾崎、岩本、井上、チャ-リー、小池、はるか

15:00~さあ、チャーリー永谷の時間がきた。熊本カントリーゴールドを4半世紀にわたり引っ張ってきた男、喜寿を迎えた77歳。白いものが混じらない黒々した頭髪とあごひげ、その風貌からも日本カントリー音楽界の教祖さまと尊称したい。率いるバンド名はキャノンボールズ、結成した1961年いらい在籍したメンバーは80名という。現在の団員は30歳~50歳代(推定)とみな若く、6名中5名がボーカル、コーラスともこなせるのが強みだ。すなわちドラムスのチック井上、ギターのマーク有田、エレアコのハリー岩本、ベースのフレディ小池が歌う。PSGのランディ尾崎(尾崎孝息子)、フィドラー吉富はるかが楽器専任である。チャーリーのリードボーカルではTiger By The Tail、Together Again 、The Bottle Let Me Downを独特の節回しで聴かせてくれたが、次々歌う若手の歌は筆者にはなじみがないため曲名を聞き取れなかっが、みなカントリーフィバー満点の歌唱と言いたい。正に日本カントリー界の星たちである。圧巻はアラバマのヒット曲、Mountain  Musicだった。重量感あふれるカルテットボーカルは鳥肌もの。スモークが床から3本吹き上がり、ミラーボールが派手に輝き、はるかのフィドルーがアップテンポで炸裂したところで会場はクライマックスに達した。最後はMy Name Is Good Time Charlie、1956年からカントリー歌手となった自らの音楽人生を情感込めて歌う。彼が主催するカントリーゴールドでの必演曲であり、本場ナッシュビル、

グランド・オール・オープリーの舞台でも、アメリカの観客や日本から引率したファンを前に毎年披露されている。
Dsc_6246sフィナーレ


フィナーレは出演者全員が舞台に揃いOn The Road Againを。     16:00終演

18:00からの後夜祭にも参加し会場ホテルに宿泊。翌朝ホテルロビーでチェックアウトしたばかりのチャーリーと第25回熊本カントリーゴールド(10/20)での再会約束の握手をしてお別れした。あいにく駒ヶ岳ロープウエイはメンテ休業中でアルプスの壮大な眺めは体験できなかったが、目の前に駒ヶ岳を臨むカントリーカフェの店内を見学したあと帰路に。会場で買い求めた愛江の最新アルバムSOMEDAYには、先述の孝昭・愛江デユオ曲、~Out Of Our Mindsも収録されておりコンサートの余韻にひたりながら車を走らせた。

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2013-6-25)

写真提供:黒田耕司

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