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8/11はっぽんミニフェス速報

円熟と若さの競演
東北大ブルーグラス東京公演第2弾

今年の2月に続き3団体によるブルーグラスコンサート・はっぽんミニフェス(主催:近藤俊策)が8/11(日)、国立・はっぽんで開催された。今回も東北大ブルーグラス同好会(部員80名)から1バンドが参加、11/30(土)にはまた別のバンドの参加が確定しており、どうやら東北復興のシンボルとしてこの杜の都バンドの参加はミニフェスの目玉として定着しそうな勢いである。

Img_1128jpgobk2小田原
L-R川辺、松宮、三浦、清水、橋本

各バンド持ち時間45分で18:30キックオフ。トップは湘南方面を拠点とする“小田原ブルーグラス研究会”、リリー・ピッキング・パーティ(横浜)やビッグ・マウンテン・オープリー(伊勢原)の常連で、8月上旬の宝塚フェスにはマイクロバスで遠征するなど血気盛んなベテランバンド、リーダーでボーカル、ギターの清水晃は風貌やしゃべりのおもしろさからヘンリー矢板をほうふつさせる。Mama Tried 、Dim Light Tick Smoke、Making Plansなどカントリー系の楽曲が多いのもこのバンドの特色。橋本のハイロンサムテナーは出色。それにしても松宮正典のRawhideの超高速マンドリンピッキングには60名超え満席の店内は騒然、もっとも川辺博之のバンジョー、橋本義徳のドブロも同じスピード感でフォロー、三浦雅のベースもしかり。まさにインストゥルメンタルの完成形だ。

Img_1131jpghammonds1ハムモンズ 
右端:柳瀬

前回は“北風めがね”で参加した東北大ブルーグラスバンド、リーダーの鈴木瑶平(Gt・茨城)以外はミニフェス初参加でバンド名は“ハムモンズ”、キュートな笑顔でリズムを刻む高坂佳世子(Bs・宮城)は文学部だが、鈴木は工学部、浅野晨平(Md・広島)、柳瀬咲子(Bj・茨城)、荒川善行(Fd、埼玉)はすべて理系。それにしても結成1年でこれほどの演奏、歌唱、ハモりが実現するとは・・・,客席のへたをするとおじいちゃん世代のファンたちも目をむいていた。

Img_1142jpghammonds2
L-R 荒川、鈴木、高坂、浅野

先ずは“9ポンドハンマー”から。Old & In The Wayなどが続き、浅野のなめらかなイントロで荒川が“テネーシーワルツ”を歌う。ブルーグラスはハーモニーこそ命と言われるがラス前の4パートボーカルThink Of What You've Doneは秀逸だった。バンジョーとフィドルのバトル?から始まるインスト、Angeline The Bakerだけでは
収まらず、アンコールの嵐。Shenandoah Breakdownで締めくくった。仙台から6時間かけて1台の車で上京、帰りは5人ばらばらに里帰りやら、夏休みを楽しむという。

思えば筆者が東北大在校中の1958~62年は軽音楽系の同好会は皆無。2年間寝起きをした学生自治寮・明善寮の文化部員としてキングストン・トリオなどのレコードを購入、寮生仲間で聞き覚えていた程度・・・。それが今はブルーグラスといえば国立大学で人気があり、北大、東北大、神戸大、名古屋大あたりでは数十人から100名近くの部員で活況を呈していという。私大の酪農大学と大谷大学を加え、ブルーグラス6大学バンド合戦などが誕生してもおかしくない。

Img_1150jpgncb1NCB
R-L 島田、近藤、宮本、富田、佐々木r

3番手は先の“小田原~”と同じ神奈川県がベースのNew Clinick Band。前ミニフェスではThe  Way-Faring Strangers(リーダー/Md・近藤俊策)が登場したのだが、今回は近藤だけがNCBのメンバーの一員として舞台に立った。バンド名はリーダーの富田聡(Gt&Vo)が歯科医であるからではなく、発足当時のメンバーがみな(演奏技量の)治療が不可欠なことからの命名。2008年に近藤が入団、アタマにNewがついた。フィドルレスの5人編成。ダンシング・ドブロと紹介された山高帽の島田敏秋(Do)は笑いを誘ういで立ちと演奏スタイルで、コメディアンの役を。舞台が広ければもっと“踊れ”るのにと残念そうだった。富田のTake Me Home Country Roadsにせよ、近藤のWillie Roy The Crippled Boyにせよ、佐々木四郎(Bj&Vo)をふくむ3パートハーモニーがなんとも心地よい。ベースは宮本浩治が務めた。インパクトがあった富田・佐々木のデュオ、LブラザーズのYou Are Running Wild、最後を締めたCファミリーのYou've Gonna Be Sorry You Let Me Down。アンコールに応えたDown Where The River Bends、すべてがブルーグラスファンを増やすにふさわしい選曲だった。

ゲリラ豪雨の懸念もあったが、直近の7/23近藤俊策ブルーグラス教室のときのようなびしょ濡れの被害はなくなによりだった。猛暑の中かけつけたブルーグラスファン、多数派は武田温志を筆頭とするウエイファーファミリーと小平でブルーグラス普及活動に汗を流す佐々木仁組、勢い生ビールの売れ行きも好調。終演後もブルーグラス談義が延々と続いたことであろう。

敬称略 (レポーター:ロイ田沢 2013-8ー12)

写 真:大庭進

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