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1/5小平ブルーグラスフェス速報

楽しませるブルーグラスのお年玉
フィナーレは“ビル・モンロー来日公演で最初に歌った曲”

今年も新春早々、良質のブルーグラスを堪能できた。1/5(日)、東京都下、小平市で開催された第5回デスカバー・コダイラ・ブルーグラス・コンサート(主催:佐々木仁、元ジューンアップル誌主宰)のことだが、小平新春ブルーグラス交歓会とも言い換えられよう。折りたたみ椅子横10席が15列以上満席なので昨年よりリスナーは多い。開会のとき総合司会の佐々木深雪が客席に問いかけたところ、小平市民はほんのわずかで、大半が首都圏からだ。

出演陣は1/25の所沢カントリーミーティング(TCM)に3回目の出馬となるウエイファーはじめ、多くのビッグ・ネームが名を連ねる。1団体だけが入れ代わり今年も8バンドだ。会場:小平市中央公民館ホール(西武多摩湖線・青梅街道駅から徒歩10分)、12:30開演、16:30終演

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The Briars:Walk Right Inで軽快にキックオフ。ブルーグラスをモダンフォークで色づけした、グリーン・ブライアーズをお手本にしたバンド。リーダーは槇原邦暁で山本南希、須貝重太ほか。ムーンシャイナー誌のイラストで知られるあしゅら紅丸もギターに小型シンバルをぶら下げ、パーカッション奏者で参加。おなじみSan Francisco Bay Bluesも。2/23の東京マラソンでは沿道の横道でランナーたちへの応援演奏をするという。

The_red_ginger
The Red Ginger(紅生姜:東北大OB)山口進(Gt)と三枝裕美(Gt)とのデユオがいい。相馬詩絵(Fd)の安定感あるフィドルは幼少時からのもの。Salty Dog Bluesはドライブ感満点。Uncle Penもよかった。各地のブルーグラスフェスなどに参加活動している学生は800名ほどとか。その中心となるブルーグラス6大学(北大、酪農大、東北大、名古屋大、神戸大、大谷大)の一角を占める東北大がんばれ。近々、銀座・ロッキートップに出演する。

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麻田浩&ザ・若手:マンドリンのタロー(井上太郎)など6人編成。3日に死去したエバリーブラザーズの弟フィル(74)を悼みながら、ブラザーデュオの歴史にも触れる麻田。そして、これほど完ぺきなFoggy Mountain Breakdownは初めて聴いた。メイン3楽器のほかギターソロ(山口)も出色。最後はおなじみBye Bye Love、フィルも天国で耳をすましていたことであろう。

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The Nessie Expedition(探検隊):ロッキートップのレギュラーバンド。ボーカルマイク2本を活かした本間正敏、松本康男、窪田光紀のトリオボーカルは秀逸。ブルーグラスは早ければ早いほどいい、が本間の持論のようだが、スロー(曲名不詳)もできることを証明してくれた。  インストTennessee Blues、これも早かった。発売中のCDの宣伝も新年の厄落としにどうぞとしっかり。

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タヒチ倶楽部:ウクレレ3本、ラップスチールも入るハワイアンバンドに近い編成。軽快に奏でるブルームームーなどは懐かしい。須貝重太、三枝子夫妻と紅丸も入り8人所帯。三多摩出身の早川流吉(スチール)は“大名行列が素通りしていたので敬語を喋れない土地柄”と笑わせていた。手島ファミリー3人の存在感大。来週は関西ツアーにでるという。

The_deadman_walking
The Deadman Walking:山口さとし、奥沢明雄、柴木健一、上野秀雄のセィクレッド4重唱は聴き応えあり。小平在住のプロミュージシャン奥沢のハイテナーは自身のロックバンドでも売りなのであろう。プログラムにはコンテンポラリー(現代的)なブルーグラスを得意とするとある。

The_wayfaring_strangers
The Way-Faring Strangers:衣装持ちのウエイファーは正月らしく銀ぴかのベストを着用して登場。Bluebirds Are Singing For Meでスタート。“母からの便り”はいつ聴いても涙、客席には作者の田村守の姿も。Sweet Thingでは近藤俊策のハイロンサムテナーが際立つた。あまり高い声を出すと脳血管が切れると主治医に注意されてるそうだが。

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The Blueside Of Lonesome:ワンマイク方式で演奏。カントリー歌手坂本孝昭の娘、坂本愛江のKentucky Waltzは後半転調して笹部益生、手島宏夢とのトリオボーカルになる。最後を飾るすばらしい演奏。愛江が透き通った美声で終えると、笹部がつぶやく、“この曲も盗られちゃった・・・”。My Baby's GoneやMy Oklahomaも自信満々の演奏。 Let Us Travel, Travel Onは 紅丸の七福神イラスト入りCDに収録されておりすでに1300枚の売り上げという。昨年10月に参加したオクラホマ・ブルーグラスフェスでは熱烈歓迎を受けたのもうなずける。次のライブは1/17にバックインタウンで。


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フィナーレは本間がジャムマスターを務め、I'm On My Way Back To The Old Homeを。
歌のあとにコーラス。フィドル、マンドリン、バンジョーの順で歌いつなぐいつもながらの大団円だった。クラシック音楽分野では日本人は世界中で活躍しているが、ブルーグラスもまた先述のように学生たちが熱心に取り組んでいる現状から安泰。課題はただ一つ、リスナーをいかに増やすか。そのためには演奏力だけでなくエンタメ力が不可欠。出演の全バンドがこのことを強く意識していたように思えた。

敬称略 (リポーター:TCM代表 ロイ田沢 2014-1-8)

写真:大庭進、林郁二

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コメント

Your article normally have got a lot of really up to date info. Where do you come up with this? Just declaring you are very inspiring. Thanks again

投稿: Makayla | 2014年1月22日 (水) 14時47分

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