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10/12カントリードリーム速報

世界No1観光都市京都、カントリーでも大健闘
台風19号来襲直前、ツキも祝福

2年ぶりに訪問した京都で、再度ハイクオリティなカントリー音楽を堪能できた。ここ円山公園音楽堂では11回目だが、通算すると26年にわたる伝統のコンサート。近年は京都文化祭の一環として開催されAll Japan Country Music Festivalとも呼ばれている。本番は10/12(日)、前夜祭(@ケニーズ)もふくめ、再来日のマウスハープの魔術師・チャーリ・マッコイの秘技とボーカル、そしてサプライズ出演のケーコ・ウオーカーのうつくしい歌声などに圧倒される2日間であった。主催の永富研二(73)率いるTennessee Five(T5)を筆頭にカントリーバンド4,ブルーグラス3,カントリーダンス団体2による5時間半野外イベントは懸念された雨にも降られることなくつつがなく閉幕した。

11:30開門と同時に入場すると舞台上手ではすでに内山丘(タカシ)Fdを中心に数名がブルーグラススタイルでウエルカム演奏をしていた。いつものように小杉征義(元KBSアナ)の司会でキックオフ。バンジョーの数珠つなぎはT5のテディ小山など11名のバンジョーが連なり、弦の押さえとピッキング゙を隣の人の楽器も使って別々に行う団体曲弾きでFoggy Mountain Breakdownを見事に披露した。

Up Townersは“真摯にカントリーと遊ぶ”がモットーでマット下野率いる結成16年のベテランバンド。“砂に書いたラブレター”などはカントリーになじみが薄い観衆にも好評。 ブルーグラス のJ Breezeは長田治Gtの歌うMロビンスのメドレー、White Sport Coatから“ブルースを歌おう”が特に楽しめた。

豊田渉平(30)はサムピッキング奏法によるギター独奏。ソロとはいえ弦楽3重奏のように聞こえる厚みのある演奏。英語で弾き語る自作のRainbow Connectionもよかった。オハイオ州育ち、バークリー音大卒、2012年から京都在住。

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RーL小山Bj、真梨、鍋田EB、永井EG

永富真梨がT5をバックにLove Is A Rose、 Does My Ring Burn Your Fingerなどを。父永富は前半はライマン公会堂のTシャツを着用しての演奏。片山誠史&森山公一は東京で活躍中の若手カントリー歌手、ダブル・マウンテン・ボーイズと自称している。ヨーデル・山の人気者を片山が歌えば、自作のアカンターレを森山が。締めはデュオでAbove& Beyondを軽快に、客席後方通路や左手中央部のダンサーたちも乗りがいいので夢中だ。

カントリーダンスタイムではダンス団体代表が10名ほどが舞台に並び一般客へのワークショップ(レクチャー)が始まった。右に4ステップ、左に4ステップとJブリーズの中村英二Bsが足の運び方を指導、CD音源・Come Dance With Meにあわせ孫のカナ(14)も列の真ん中で踊った。当イベントには2年前からカントリーダンスが導入されたが、しっかり定着したようだ。

エクセルをふくむ3台のスティールギターの奏者が共演する企画だ。他の楽器奏者や歌手たちともどもOnce A Dayを。コーラス団のすばらしいハーモニーと相まって恍惚のカントリーワールドが会場を包んだ。続いてオーデション・ウイナーの婦人歌手TAE(タエ)が登場しTwo More Bottles Of Wineなどを圧倒的な声量で聴かせてくれた。

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同志社大OGの中川雅代Gtと門田維久子Md中心のBluegrass Colonelsは2012年の熊本カントリーゴールダー。来年6/6のお台場にも出演が決まっている売れっ子グループだ。大橋浩明Bjも加えたトリオハーモニーMaking Plansは特によかった。同じく同志社OBの谷岡Gt&Vo率いるSinner Joe'sは若い女性3人のボーカルが注目されている。SGはなくEG2本とKBがメロを担当する編成だ。谷岡はEvery Riverを、ガールズトリオはLet' Er Ripなどを。

シン上田とTrackersはケニーズのレギュラーで、7人編成のカントリーロックバンド。大音響が円山公園いっぱい広がる。You're My Better Halfなど2曲。今年のパンフレットには全バンドの曲名が明記されているので有り難い。“お前とナッシュビル”を観衆とともに歌う時間では長田がセンターマイク前で歌いながら観衆に唱和をうながす。大きな字で書かれた歌詞(コーラス部は赤い字で)が舞台前に立てかけられた。6月に逝去した宮前ユキを偲んでの選曲だ。

大阪が拠点のBottoms Upは、三橋秀樹Gt 西条佳峰Bsの2人が同志社大ブルーグラスバンドBackwoods Mountainiersの出身。ワンマイクを囲んでのハーモニーボーカルと楽器の弾き回し、実に絵になるフォーメーションだ。愛飲家揃いでバンド名もそれにふさわしいので関西の“天才ばあぼんず”(東京の上智大OBカントリーバンド)と言えそう。Daybreak In Dixie、 Froulein、 Lonsome Road Bluesなどを格調高く。西条のMCも愉快だった。(若い団員2人に目を向けながら)“シャツのすそを出しても若いもんは似合うが、オールダーはだらしないだけでダメ”。医者との問答もまるで自分のことのように。

茶木みやこショーはフレンドリーな雰囲気といい歌唱パワーといい、筆者は前夜祭が初対面だったがファンになった。永富とのハモり、WheelsやElusive Loveもよかったが、“みなさん、これから20(歳)になりたいですか”と呼びかけてから歌った自作、“60だけど”もアップテンポで明るく、シニア謳歌ソングそのものだった。前日にこの会場でフォークコンサートがあり、谷村新司や杉田次郎などと共演したばかり。永富も“カントリーシンガーになった茶木さんをよろしく”と応援する。         

お帰りなさいチャーリー・マッコイ、永富と同い年だから73歳。先ずはインストでCold Cold Heartから。ボーカルもすばらしい、Choo Choo Ch.' Boogie、そして永井崇(T5のEGで出演)の通訳で、食べ物よし、バーボンストリートよし、プリザベーションホールもいいが、私にはミュージックが一番とI Love New Orleans Musicを歌いハーモニカを吹く。 途中真梨との混声デュオも披露した。極めつきはOrange Blossom Special。この曲はフィドル専科と思っていたが、チャーリーの魔法にかかるとエレキフィドルの安味勝も押され気味だ。カントリーダンサーたちは会場内を列車ごっこのように前のダンサーの肩に手を載せながらチャチャチャステップで快走。小杉アナの口調も熱を帯びる。
                                          
ここでサプライズ。10年ぶりと紹介されケーコ・ウオーカーが黒の衣装で登場、混声デュオの白眉Jacksonだ。前夜は娘真梨とのハモりだったが今夜はケニー&ケーコ。だからカントリーは止められない、心地よいメロデーと膝を打ちたくなるリズム・・・。
Welcome To My Worldから始まった永富のボーカルが続く。City Of New Orleansでは、かぶさるハーモニカが効果的で特急豪華列車の雰囲気満点。Murder On Music Rowでも小山とのデユオが冴え渡った。South Of The Borderもよし、Blue Eyes Crying In The Rainもよし。そしてまたもサプライズゲスト、前夜の“京の旅人”フォークに出演していた馬場(バンバ)弘文が客席から現れた。ケニーズでのプレスリー・コンサートでよく歌ったというI Can't Help Falling In Loveを。永富の最後は彼をカントリー音楽に導いた世界の名曲“テネーシーワルツ”を情感込めて・・・・。

客席でカントリーダンサーたちに混じり踊っていた和服の門川市長が呼ばれ、京都(門川)とナッシュビル(マッコイ)のエール交換が行われた。日本側からは西陣織りのネクタイ、米国側からはマッコイ愛用と同じ銘柄のハーモニカが渡され、クロージングへ。“私に人生というものが”(原曲:Budded Roses)をみんなで合唱、永富は出演者の名前を上げながらねぎらい、来場者へは謝意を繰り返す。ここ円山音楽堂は老朽化により取り壊しが確定のため、来年のカントリードリームの会場・日程は未定だが、開催は京都市長も約束しており間違いない。

開演12;00、終演19:30 入場料¥3,000
総入場者数 1000名超え(推定)

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2014-10-13)
写真:則竹信吾  順次UPします。

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