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2015年7月の投稿

7/26バックインタウン/ブルーグラスライブ速報

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Img_6916_r_3開会の挨拶、武田






桐朋高、青学、日大と1959、62,63年に結成されたカレッジ・ブルーグラスバンドが、今年は“俺たちに明日はない?!”と副題をつけて7/26(日)にバックインタウンでライブを行った。筆者は当サイト“ お帰りなさい、カレッジ・ブルーグラス”(2009-11-22)にあるように、同じコンセプト(日大の代わりに立教が出演)のコンサートを観ており6年ぶりの参加であった。盛夏の暑い昼下がり、開店早々の14:00には、生ビールが飛ぶように売れていた。

Img_6953_r_3日大


トップは1963年日大軽音西部音楽研究会として発足のThe Kentucky Moonshinersから。当時所属していた学生バンド組織All U Jubilee(他にStudent Festivalもあった)ではベスト・バンド・オブ・ザ・イアーを獲得。1996年に再結成、現在は3人山口彰Gt)、小柳征夫(Bj)、高木隆二(Md)がオリジナルメンバー、長井啓(Db)、河崎今日子(Fd)、緒方是仁(Bs、山口の娘婿)の3人が介護班とのこと。
演奏曲:
1.Cuckoo Bird   絶妙なトリオボーカル
2.Blue Ridge Mountain Blues
3.Behind These Prison Walls Of Love
4.Shedd Riding  インスト、フィドルもすばらしい
5.Shackles And Chains
6.Till My Dying Day
7.How Mountain Girl Can Love
8.Pathway Of Teardrops
9.Somebody's Back In Town
10.Maggie Blues  ドブロをフィーチャーして
11.Song For Life
12.Ragtime Annie

Img_7037_r_2青学


2番手はBlue Mountain BoysⅡ(青山学院大)。1962年に2代目として再結成された。リーダー、外岡勝彦(Bs)、MCも兼ねる三神直(Md&Ha)、 美声の岡田渥美(Gt)、最年長72歳の井口良佐(Bj)、この4人が卒業したころ生まれた(三神)阪野克幸(Fd)は22代目。ファーイースト・ウエスタナーズなど著名カントリーバンドのフィドラーでもおなじみだ。
演奏曲:カントリー曲が多い
1.Hello Mary Lou
2.Cotton Fields
3.Have You Lost
4.Tennessee Blues  インスト
5.Home On The Range   ハープ(ハーモニカ)からのイントロ効果的
6.Old Country Church
7.Steel Guitar Rag   インスト   バンジョーがスチールの代わりを
8.Have I Told You Lately
9.Four Walls  コーラスからの入りインパクトあり
10.Will The Circle Be Unbroken
11.Irene Goodnight
12.Orange Blossom Special トリオボーカルもお祭りマンボも挿入され・・・

Img_7080_r桐朋高
武田、近藤、金子、林、萩生田

The Way-Faring Strangers(桐朋高校)がトリを飾った。武田温志(Db,Fd)、近藤俊策(Md)、 金子武美(Gt.Bj)、林京亮(Bs)、萩生田和弘(Bj,Gt,Ah)、古稀を超えた武田を筆頭に、もうみな若くはないが月2回 、近藤が住む調布の集合住宅の別室をスタジオに練習を重ねており、近年新しい曲が増えている。5人全員が歌えるのも強み。“俺たちに明日はない”どころか、日大、青学も含めあと10年はいけそうだ。
 
奏曲:  卓抜の4ボイスコーラス
1.Panhandle Country
2.Some Old Days
3.Matterhorn
4.When The Girl In Your Arms  林がリードボーカル、各インストのソロ回しもすごい
5.Old Flames           萩生田がリードボーカル
6.Before I Met You      武田がリードボーカル
7.Clinch Mountain Back Step インスト、武田がフィドル
8.Sweet Thing    近藤のハイテナー際立つ
9.Fare Thee Well    ボブ・ディランの曲、金子がリードボーカル
10.Good Woman's Love
11.Irene Goodnight
12.母からの便り      1970年作。当バンドの必演曲
13.Wayfaring Stranger   バンド名はこの曲の存在を知らずに付けられた

Img_7119_rフィナーレ


18:00すぎ。出演3バンドが舞台にそろいYou Are My Sunshineを演奏。コーラスパートは満席のリスナーたちも合唱した。この集まりは今回で3回目とのことだが、“俺たち”が生きているうちは続け、かねてより武田などが構想中の東京ブルーグラス・パイオニアズ・コンサートを大きな会場で実現してほしいものだ。
15:00開演、18:30終演、MC¥2.160、総入場者数 80名超(推定)

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なお、ウエイファーは10/3(金)国立・はっぽんで恒例のミニフェスや1/23(土)の第9回所沢カントリーミーティング(TCM)に出演が決まっている。

敬称略 (リポーター:ロイ田沢 TCM代表 2015ー7-27)

写真:林 郁二  

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6/28、札幌カントリーヘイライド速報

HayrideヘイライドFBから


北海道のカントリーゴールドを目指して
無情の雨で客足は低調

Img_0254sくまモン


6年ぶりに6月の故郷小樽に行ってきた。主目的は熊本のチャーリー永谷が主演するカントリーヘイライド(6/28、会場:札幌芸術の森・野外ステージ、主催:元気舎)に参加し、本州各地からのチャーリー応援団や道内カントリーミュージシャン、ダンサーたちと旧交を暖めるためである。6年間続けたホールコンサート、小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル(OCWF: 2004~2009)で果たせなかった野外開催が、札幌の元気舎(代表:横山英記)の尽力で実現の運びとなり筆者の夢も間接的にかなうことになった。

高名な札幌ジャズフェスの会場にもなるこの野外ステージは傾斜芝生席4500人、半ドーム式屋根付き席500人、この日は座席はなく舞台前面のコンクリート床がダンスフロアー。アクセスは市内中心部から地下鉄南北線終点の真駒内までは問題ないが、路線バスへの乗り継ぎでは便数少なく、また芸森入り口降車後は数分歩き、専用シャトルバスに乗り換えなければならない。小降りではあるがほぼ終日雨、“梅雨のない北海道”が泣く結果に。カントリーフィバーで雨を追い払おうと場内アナウンスは元気だったのだが・・・。

Img_0370s右リリー

開場10:00、開会12:00。高橋はるみ知事の代理が原稿を読み上げるなどセレモニーのあとはくまモンが登場(札幌のゆるキャラも共演できればよかった)、愛嬌をふりまき、クラブハウディ代表のリリー井口によるダンスレクチャーが始まった。本州はじめ道内各地から参加の200超えのダンサー(代表:杉渕章子)が舞台前に集合する中Gin &Tonicなど2つの振り付けを指導した。ちなみにリリーのご主人、故ファーリー井口には東京から参加の吉田徹・星子夫妻や筆者夫妻は2000年前後に所沢で指導を受けている。遠く横須加、千葉、長野からも生徒が集まる名インストラクター(兼コーラー)であった。

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Img_0289s石川&鴨川


トップ出演は若手4人組、The Ranch(札幌)。早速Someday You Gotta Danceを演奏、ダンサーらは予行練習済みのGin & Tonicを踊る。Guitars Cadillacsもそうだが、一般客も足で拍子をとりたくなる軽快な曲の数々が響き渡った。ハーモニーもすばらしい2004年結成のバンドでOCWFの常連でもあった。拳銃の早撃ちショーを挟んでThe Broncos(北見)がSilver Wings、 Folsom Prison Blues、 Mama Tried 、Detroit Cityなどクラシックものを。テラケイバンドの重鎮、マーシー鴨川(エレキギター)を助っ人して招いた。バンド名を大書した専用車で道東からの移動だ。石川寛代表には所沢カントリーミーティング(TCM)の交流会でゲスト出演していただいている。

総合司会は活きのいい男性2人。バンド転換の時間稼ぎのしゃべりのテンポはいい。だが、英語のバンド名読み間違えはご愛敬にしても、カントリー音楽の知見が乏しいのは否めない。途中組み込まれた交通安全ショーにしても、交通ルールのイロハのお話に延々と30分以上かけていたが、交通遺児支援、飲酒運転撲滅キャンペーンを兼ねたカントリー音楽イベントを標榜しているとはいえ退屈なものだ。さらに場内にはビール、ワインのスタンドがなく、ピクニックスタイルの野外コンサートを期待していた来場者はさぞ困惑したことであろう。

Chuck Wagon(帯広)はウエスタンビレッジサホロのホストバンド。藤田牧場のオーナー夫人、ペギーがカントリーダンサーとして彼らをサポートしているようだ。おなじみJambalaya 、I'm From The Country 、Summer Time Bluesなどを歯切れよく演奏した。続くDrifting Sixties(札幌)は北海学園大OB2名をふくむ、みな古稀入り近い3人組。スチールとエレキギター担当の関野文男はOCWFでも活躍した。Heataches By The Number やWayfaring Strangerなどをいぶし銀サウンドで。ゲストで呼ばれた年配の女性はRelease Meと Anytimeを歌った。

Img_0341s愛江


おまちかね坂本愛江の登場。2014年10月の熊本カントリーゴールド、今年1月に所沢,6月お台場ほか国内のみならずオクラホマ州のフェスに毎秋参加。カントリー界の歌姫の冠がふさわしいスター歌手である。北海道も札幌も始めてですと父親譲りのスマイルで挨拶。愛江が歌うKentucky Waltz やTogether Againを始めて耳にする道内の人たちの感動も伝わってくるようだ。なお、彼女は来年(1/23)もブルーグラスバンドBlueside Of LonsomeとともにTCMに出演が決まっている。

Img_0325sチャーリー

全国カントリーファンの敬愛を浴び続けるチャーリー永谷(79)だが、熊本はじめ九州、関西、名古屋、東京圏と多くのカントリーゴールドファンが札幌にやってきた。筆者は札幌でのプライベート前夜祭と翌小樽での観光案内など、某グループのお世話役をやらせていただいた。今年10月のカントリーゴールドは27回目を迎える。チャーリーは30回まで頑張るようだ。カントリー界も長寿化が進行中、京都の田中益五郎(92)を筆頭に大野義夫(83)、尾崎ブラザーズ(84,82)とみな健在だ。ともあれ、熊本からバンドメイトのキャノンボールだけではなく、くまモンも連れてきたチャーリーはTruck Driving Manや Wild Side Of Lifeを年齢を感じさせない美声で聴かせてくれた。

Img_0376s愛江&ロイ


閉会のセレモニーは特になく、出演バンド総出のフィナーレ演奏もなし。チャーリーの謝辞だけでシンプルに終えた。愛江はカントリーダンスを覚えたてのようで踊りに夢中、ダンスエリアから来場者に笑顔のサンクス。
17:30終演、総入場者数 500名(推定)、入場料¥3500(前売り)

<所感>
本場アメリカのフェス会場では飲酒禁止のところが少なくない。飲み助は適当な容器にビールやワインを容れて周囲からはアルコールと分からないようにして飲んでいる。観衆は車でやってくるので、車内やキャンプエリアでおおっぴらに飲むことが多い。今回のヘイライドは趣旨が趣旨なので場内でのアルコール販売を控えたのであろう。しかし、この方式では飲んで食べながら楽しむ日本人にはなじまないのではなかろうか。

模範にしているはずの熊本カントリーゴールドにせよ、所沢ロンスターピクニックにせよ、野外カントリーイベントでアルコール販売を禁じている例は聞かない。公営のインドア会場ですら飲食持ち込み自由の京都の例もあるくらいだ。来賓の顔ぶれから行政色が強く、警備員の姿も目立った。美しい大自然とチャーリー永谷&キャノンボールを目玉に北海道のカントリーゴールドを目指すのであれば更なるエンターテインメント性が欲しいところだ。

それにしても無情の雨で客足が低調だったのが惜しまれる。2003年に新潟で開催のカントリースタンピードはサザンロックのチャーリー・ダニエルを呼ぶなど大がかりに開催されたが大雨にたたられ、初回開催のみで終わった記録もあるので、雨のリスクが伴う野外イベントを実現した主催関係者ご一同に敬意を表するとともに、北の大地での開催を夢見てきた筆者としてはより楽しめるカントリーライドとして10回、20回と続くことを切望している。

文中敬称略 (リポーター:TCM代表 ロイ田沢 2015-7-3)

写真:則竹信吾

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