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6/28、札幌カントリーヘイライド速報

HayrideヘイライドFBから


北海道のカントリーゴールドを目指して
無情の雨で客足は低調

Img_0254sくまモン


6年ぶりに6月の故郷小樽に行ってきた。主目的は熊本のチャーリー永谷が主演するカントリーヘイライド(6/28、会場:札幌芸術の森・野外ステージ、主催:元気舎)に参加し、本州各地からのチャーリー応援団や道内カントリーミュージシャン、ダンサーたちと旧交を暖めるためである。6年間続けたホールコンサート、小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル(OCWF: 2004~2009)で果たせなかった野外開催が、札幌の元気舎(代表:横山英記)の尽力で実現の運びとなり筆者の夢も間接的にかなうことになった。

高名な札幌ジャズフェスの会場にもなるこの野外ステージは傾斜芝生席4500人、半ドーム式屋根付き席500人、この日は座席はなく舞台前面のコンクリート床がダンスフロアー。アクセスは市内中心部から地下鉄南北線終点の真駒内までは問題ないが、路線バスへの乗り継ぎでは便数少なく、また芸森入り口降車後は数分歩き、専用シャトルバスに乗り換えなければならない。小降りではあるがほぼ終日雨、“梅雨のない北海道”が泣く結果に。カントリーフィバーで雨を追い払おうと場内アナウンスは元気だったのだが・・・。

Img_0370s右リリー

開場10:00、開会12:00。高橋はるみ知事の代理が原稿を読み上げるなどセレモニーのあとはくまモンが登場(札幌のゆるキャラも共演できればよかった)、愛嬌をふりまき、クラブハウディ代表のリリー井口によるダンスレクチャーが始まった。本州はじめ道内各地から参加の200超えのダンサー(代表:杉渕章子)が舞台前に集合する中Gin &Tonicなど2つの振り付けを指導した。ちなみにリリーのご主人、故ファーリー井口には東京から参加の吉田徹・星子夫妻や筆者夫妻は2000年前後に所沢で指導を受けている。遠く横須加、千葉、長野からも生徒が集まる名インストラクター(兼コーラー)であった。

Img_0261sImg_0268s





Img_0289s石川&鴨川


トップ出演は若手4人組、The Ranch(札幌)。早速Someday You Gotta Danceを演奏、ダンサーらは予行練習済みのGin & Tonicを踊る。Guitars Cadillacsもそうだが、一般客も足で拍子をとりたくなる軽快な曲の数々が響き渡った。ハーモニーもすばらしい2004年結成のバンドでOCWFの常連でもあった。拳銃の早撃ちショーを挟んでThe Broncos(北見)がSilver Wings、 Folsom Prison Blues、 Mama Tried 、Detroit Cityなどクラシックものを。テラケイバンドの重鎮、マーシー鴨川(エレキギター)を助っ人して招いた。バンド名を大書した専用車で道東からの移動だ。石川寛代表には所沢カントリーミーティング(TCM)の交流会でゲスト出演していただいている。

総合司会は活きのいい男性2人。バンド転換の時間稼ぎのしゃべりのテンポはいい。だが、英語のバンド名読み間違えはご愛敬にしても、カントリー音楽の知見が乏しいのは否めない。途中組み込まれた交通安全ショーにしても、交通ルールのイロハのお話に延々と30分以上かけていたが、交通遺児支援、飲酒運転撲滅キャンペーンを兼ねたカントリー音楽イベントを標榜しているとはいえ退屈なものだ。さらに場内にはビール、ワインのスタンドがなく、ピクニックスタイルの野外コンサートを期待していた来場者はさぞ困惑したことであろう。

Chuck Wagon(帯広)はウエスタンビレッジサホロのホストバンド。藤田牧場のオーナー夫人、ペギーがカントリーダンサーとして彼らをサポートしているようだ。おなじみJambalaya 、I'm From The Country 、Summer Time Bluesなどを歯切れよく演奏した。続くDrifting Sixties(札幌)は北海学園大OB2名をふくむ、みな古稀入り近い3人組。スチールとエレキギター担当の関野文男はOCWFでも活躍した。Heataches By The Number やWayfaring Strangerなどをいぶし銀サウンドで。ゲストで呼ばれた年配の女性はRelease Meと Anytimeを歌った。

Img_0341s愛江


おまちかね坂本愛江の登場。2014年10月の熊本カントリーゴールド、今年1月に所沢,6月お台場ほか国内のみならずオクラホマ州のフェスに毎秋参加。カントリー界の歌姫の冠がふさわしいスター歌手である。北海道も札幌も始めてですと父親譲りのスマイルで挨拶。愛江が歌うKentucky Waltz やTogether Againを始めて耳にする道内の人たちの感動も伝わってくるようだ。なお、彼女は来年(1/23)もブルーグラスバンドBlueside Of LonsomeとともにTCMに出演が決まっている。

Img_0325sチャーリー

全国カントリーファンの敬愛を浴び続けるチャーリー永谷(79)だが、熊本はじめ九州、関西、名古屋、東京圏と多くのカントリーゴールドファンが札幌にやってきた。筆者は札幌でのプライベート前夜祭と翌小樽での観光案内など、某グループのお世話役をやらせていただいた。今年10月のカントリーゴールドは27回目を迎える。チャーリーは30回まで頑張るようだ。カントリー界も長寿化が進行中、京都の田中益五郎(92)を筆頭に大野義夫(83)、尾崎ブラザーズ(84,82)とみな健在だ。ともあれ、熊本からバンドメイトのキャノンボールだけではなく、くまモンも連れてきたチャーリーはTruck Driving Manや Wild Side Of Lifeを年齢を感じさせない美声で聴かせてくれた。

Img_0376s愛江&ロイ


閉会のセレモニーは特になく、出演バンド総出のフィナーレ演奏もなし。チャーリーの謝辞だけでシンプルに終えた。愛江はカントリーダンスを覚えたてのようで踊りに夢中、ダンスエリアから来場者に笑顔のサンクス。
17:30終演、総入場者数 500名(推定)、入場料¥3500(前売り)

<所感>
本場アメリカのフェス会場では飲酒禁止のところが少なくない。飲み助は適当な容器にビールやワインを容れて周囲からはアルコールと分からないようにして飲んでいる。観衆は車でやってくるので、車内やキャンプエリアでおおっぴらに飲むことが多い。今回のヘイライドは趣旨が趣旨なので場内でのアルコール販売を控えたのであろう。しかし、この方式では飲んで食べながら楽しむ日本人にはなじまないのではなかろうか。

模範にしているはずの熊本カントリーゴールドにせよ、所沢ロンスターピクニックにせよ、野外カントリーイベントでアルコール販売を禁じている例は聞かない。公営のインドア会場ですら飲食持ち込み自由の京都の例もあるくらいだ。来賓の顔ぶれから行政色が強く、警備員の姿も目立った。美しい大自然とチャーリー永谷&キャノンボールを目玉に北海道のカントリーゴールドを目指すのであれば更なるエンターテインメント性が欲しいところだ。

それにしても無情の雨で客足が低調だったのが惜しまれる。2003年に新潟で開催のカントリースタンピードはサザンロックのチャーリー・ダニエルを呼ぶなど大がかりに開催されたが大雨にたたられ、初回開催のみで終わった記録もあるので、雨のリスクが伴う野外イベントを実現した主催関係者ご一同に敬意を表するとともに、北の大地での開催を夢見てきた筆者としてはより楽しめるカントリーライドとして10回、20回と続くことを切望している。

文中敬称略 (リポーター:TCM代表 ロイ田沢 2015-7-3)

写真:則竹信吾

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