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1/9 小平で新春ブルコン

Img_7251_r司会:佐々木はなえ


1/23に開催される所沢カントリーミーティング(TCM)の目玉ブルーグラス2団体が、早くもデスカバー・コダイラ・ブルーグラス・コンサート(1/9@小平公民館,主催:佐々木仁)でピッキング初めをした。オーディエンスは腕に覚えのあるブルーグラッサーが大半、勢い出演陣のクオリテイは年々高まるばかりである。ジンによれば7回目の今回の開催に当たっては相当気持ちがぐらついたという。親友でブルーグラスにも秀でた浪曲師、国本武春(55)の急逝(12/24)やら、麻田浩の帯状疱疹による欠場やらで相当神経をすり減らしたとのこと。伏線にはメロデック・スタイル・バンジョーで日本人フェス仲間に敬愛されたビル・キース(75)の早すぎる他界(10/23)もあるようだ。ともあれジンが還暦を契機に始めたこのイベント、10年継続の目標は果たしたいと決意を新たにしていた。

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出演陣はTCMに5回目の出馬となるThe Way-Faring Strangers(以下ウエイファー)と、今や我が国カントリー&ブルーグラス界の女性歌手で群を抜く坂本愛江を擁するThe Blueside Of Lonesome(以下ブルーサイド)のほか、そうそうたる顔ぶれ計7バンド、さらに若手ナンバーワン井上タローのマンドリンソロと老練オートハーブソロ歌手、渡辺陽子(北海道江別市)である。

2バンドがビル・キースを偲び、本間正敏バンドはSanta Clauseを近藤俊策バンドはNew Camp Town Racesを演じてくれたが(いずれもインスト)、始めて聴いた筆者にも心にしみこむ美しい曲であったが、短期間でまとめ上げたに違いない両バンドの技量と熱意、さらにジンの企画力には敬意を表したい。

以下出演順にバンド名と演目の一部を列記する。
♪Red  Ginger/東北大ブルーグラス同好会のOB,OG。山口進(Gt)ほか女性3名をふくむ5人組。Blue Night やドリー・パートンのJoleneなど。6曲中2曲がカントリーだった。

Tohoku東北大


♪小田原ブルーグラス研究会
、略称:オダブル。立教時代、楽器運びをしながらカントリー曲も覚えたという清水晃率いる5人編成(フィドルなし)。ドブロの橋本義徳はカントリー界の大御所、大野義夫の風貌で歌もうまい。カントリーのFolsome Prison Bluesやビル・モンローが西部劇のローハイドに刺激され作ったRawhideを。

Odaburuオダブル


♪オートハープ
を弾きながら渡辺はハンクの泣きたくなるくらい淋しいやプレスリーのAre You Losome Tonightなどを切々と。

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♪タロー・マンドリン
・ショー/トークを交え、ブルース曲や反戦歌?など3曲

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♪Tahiti Club
/おなじみ須貝重太率いるハワイアン系、ジャズコーラス系のバンド。手島ファミリー3人、ブルーサイドの早川流吉、イラストレーターのアシュラ紅丸、ウクレレの乙女三枝子の個性派7人編成。Ukulele Ladyのハモリよし。Over The Rainbowはアップテンポな構成、早川がラップスティールから本業のバンジョーに持ち替え、メロディクに聴かせてくれた。MCと打楽器(ギターボディ利用)の紅丸、演奏中スティクを落とすハプニングも笑いに代えた。 

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♪The Deadman Walking
/元プロカーレーサーだった山口さとし(Gt)がリーダーで小平在住のプロミュージシャン奥沢明雄(EBs)をふくむ4人組。Lonesome Riverではこのあとウエイファーの歌うHills That I Called Homeに曲調が酷似、クラシックでも演歌やアイドルソングでもみな同じように聞こえるケースはままあるが、ブルーグラスも例外ではない。最後のLoad Protect My Soulの4パートハーモニーに感動。

Deadmanデドマン


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♪The Nessie Expedition
/本間正敏(Md)らが1973年に結成。The Old Brown County Burnなどドライブのかかった速い曲を得意とするが、最後のTennessee の5重唱も秀逸であった。昨年は全員で3週間のアメリカツアーを行いIBMAのファンフェス(ノースカロライナ州ローリー)にも参加し複数のステージに立った。

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♪ウエイファー
/白黒コンビのおそろいの靴で5人が並ぶ。Bluebirds Are Singing For Meから。3曲目のAunt Dina's Quilting Partyではボーカルを分け合いながらソロをとるのが最近の特色。あまり歌わなかった武田温志(Db)もセンターに立ち熱唱した。いつも必ず演奏する“母からの便り”は所沢のために残してくれたのだろうか。カントリー歌手の坂本孝昭も歌うこの曲、娘の愛江も歌えると言っているので、初代演奏バンドのウエイファーと坂本父娘との共演実現もそろそろかと期待がふくらむ。

Yoshieブルーサイド


♪ブルーサイド
は軽快にHow Mountain Girls Can Loveから。ワルツMy Oklahomaが続く。昨年は手島宏夢(Fd)が不在だったが、デルモア兄弟の曲ではキターを弾きながら歌っていた。圧巻はカントリーのToday I Stared Loving You Again、いきなり3パートハーモニーから。後半は転調で再び3重唱、ブルーグラススタイルで聴くカントリーもまたすばらしい。この曲はTCMでも楽しめるはずだ。「ブルーサイド現象」とジンは命名したが、最近の彼らの活躍ぶり、引っ張りだこ現象は正にBlueside Trendであると筆者も思う。

今年はフィナーレ演奏なしで閉会となったが、余韻ののこるコンサートであったことは百数十名のオーディエンスみな同じ思いであったに違いない。
開演12:30、終演17:10、 入場料¥1000

敬称略 (リポーター:TCM代表 ロイ田沢 2016-1-12)

写真:高松晃、林郁二 

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