京都・カントリードリーム速報
小樽フェス連続6回参加のカントリー写真家、山本繁夫(75)氏の熱心なお誘いにより、カントリー音楽がらみでは2回目の京都訪問が実現しました。初回は2007年2月の京都オープリー(以下KO、@府立テルサホール)、今回はカントリードリーム(以下CD,@円山音楽堂)。歯科医のカントリーミュージシャンとして知られる永富研二(68)氏が実質主催する、我が国有数のカントリー音楽イベントの模様をロイ田沢がリポートします。
ケニーズでの前夜祭も満席の熱気
★10/10(土) 20:25、ケニーズのハウスバンド、永富研二率いるテネシー5のJacksonでキックオフ。2年前のKOでも聴いたなじみの曲で、父・研二、娘・真梨のデュオボーカルがすばらしい。そういえばこの曲、真梨とナッシュビルで交流があった福森千花(札幌)も小樽フェスで歌っていた。Wayfaring Strangerでは大谷大学ブル研OBのテディ小山のバンジョーも入り、トリオハーモニーシンギングがとてもいい。小樽フェス3回出演のThe Way-Faring Strangers(東京)の得意曲でもあり、同じ曲でもカントリーとブルーグラスバンドの演奏にはそれなりの違いが分かり興味深かい。若手のナガイ(元T5)と東京から来た古橋一晃がエレキギターを弾きながらRambling Feverをハモル。研二も楽しげに唱和。演奏後に、研二が飲み助らしい彼らに“2人とも健康に気をつて・・・”とやさしく送り出していた。なつかしいSouth Of The Boarderをケニー・シアーズがフィドルを弾きながら歌い始めた。ハーモニカのチャーリー・マッコイと真梨がハーモニーボーカルで加わる。20年連続でこのカントリードリームに参加しているマッコイ(McCoy、アイルランド出身であることを自己紹介していた)のハーモニカには、始めての人には驚異に違いない。特製皮ベストの内外のポケットにキー別のハーモニカが収納され、さりげなくキー確認をしながら口元へ。マイクにかぶせるように吹く。曲によっては左右にキー違いを持ち電光石火の早さで交互に吹く。Cold Cold Heartなど数曲披露のあと、ドーン・シアーズが登場すると、チラシ写真のイメージと違うと同席の仲間がささやく。だんなのケニーがきゃしゃなだけに、ドーンの豊満な体型が一際目立つがそれだけに声量も満点。ハーモニーボーカリストとしてもソロボーカリストとしても、申し分ない歌唱である。Danny Boyなどをしっとり聴かせてくれた。ゲストタイムもまた内容が濃いものだった。なかでも盲目の寄下博司のThose Old Love Lettersは感動ものだったし、シン上田がドーンと2重唱したビンス・ギルのヒットソング、Look At UsやオリーブのOnce A Day(ドーンと研二のバックコーラス付)もよかった。
終盤になると話題作Sweet Memoriesをドーンが歌い、永富父娘とオリーブがハーモ
ニーボーカルをつける。インスト陣、関西No1ペダルステーィル奏者、福田吉晴のソロとケニー&安見勝のツインフィドルと相まって、紫煙けむる客席はわきにわいた。エンディングのOrange Blossom Specialに至ってはウエスタン・スイングフィドラー、ケニーの独壇場と思いきや、どっこいマッコイもキー違いのハーモニカをすばやく切り返しながら“華の超特急”をみごとに表現、鍋田雅己の切れのいいエレキベースなど、リズム部隊も好演した。熊本カントリーゴールドでも前夜はチャーリー永谷の店で同様のライブを行うが、いずれも雌雄つけがたい盛り上がりであった。22:45終演。
ところで、ケニーズは永富歯科医院(案内板には診療開始07:45とある)の2階。国道367、通称烏丸通りと紫明通りの西北角にあり、真っ直ぐ南下すれば京都タワーが目印の京都駅。厳しい建築規制で超高層ビルがないのでタワーがカーナビになる。前夜祭の合間に、永富先生に早朝診療のことをうかがうと、“患者さんには喜んでいただいてる・・・”。早起きのシニアにも何かと便利なのであろう。喫茶店や銭湯もそうだが、京都にはアーリー・バードが多いのかもしれない。
京都は巨大祝祭空間だった
歴史ある野外音楽堂で市長も和服姿で歌姫ドーンと踊る
★10/11(日)晴れ:なんとラッキー、3日続きの秋晴れである。11:00に会場に着くと早起きアイクこと最後の日本兵、谷村翁(85)がゲートの最前列に待機していた。お隣には“東京からの特派員”上田美智子も。彼女はレイ・プライスが来演した1991年以来のカントリードリマーである。ここ円山公園での開催は6回目で2004年から3年連続雨にたたられたが、以降は好天だという。八坂神社裏手にあるこの野外音楽堂は、半円形に配置されたベンチがステージに向かって下る典型的な音楽ホール型ではあるが、昭和初期にできた施設で相当古い。キャパは1,200名ほどか。
いよいよ、第21回カントリードリームの開演だ。近年はKAF(Kyoto Art Festival、9/13-
10/31)の一環として行われており、前日には同会場で南こうせつなどのフォークコンサートがあった。場つなぎピッカー4人が舞台上手コーナーでジャムを始めた。KOでもおなじみのフィドラー内山丘もいる。総合司会、小杉征義(元KBS京都)のオープニングの発声で前座は神戸大のブルーグラスバンド・鳩正宗。後進育成のための起用なのでリスナーには物足りないがやむを得まい。永富研二が舞台に勢揃いした全アーティストを紹介しながら、Y'all Comeを合奏、客席とかけ合いの陽気な歌声が、緑したたる音楽堂に響きわたった。
本番前半のトップは大阪から来たTexas Rose、黒いスーツとハットの6人編成。Lover Come Back To Meや San Antonio Roseを。続くテナーボイスのシン上田率いるTrackersとバリトン津田実のCountry Clubは毎週末にケニーズで演奏しているバンド。CD初参加のBluegrass Colonels、同志社OGなど女性3名(マンドリン、ギター、フィドル)のボーカルハーモニーが聴きどころ。前半のトリは東京から参加のカントリーロックThe Ma'am、大阪出身の森山公一はBオーエンズの曲を歌ったが、なかなかの迫力であった。場内は座席以外の空間が少なく、カントリーダンスを踊るスペースなどは見当たらない。物販エリアは狭く、トイレも小さい。が、緑に囲まれた野外コンサートなのでピクニック気分は味わえる。
結成50周年、円熟のテネーシー5
相性抜群、Cマッコイとは20年連続共演
★15:00、後半に入る。結成50周年を迎えたT5、貫禄のサウンドが炸裂した。前夜祭と同じく乗りのいいJacksonからだ。研二が幅広いカテゴリーから美声を届けてくれる。Release Me、My Pony And Me(ライフルと愛馬)、Back In The Saddle Again、ラストダンスは私と、Love Me Tender、随所に真梨やEベース鍋田のハーモニーボーカルがかぶさる。寄下が介護者に伴われて登場した。昨夜と同じ曲だが何度聴いても胸に迫る。研二のテナーハーモニーがさらにこのトニー・コリンズ(Bオーエンズの先輩格)の名曲Those Old Love Lettersを引き立てた。以降、ナッシュビルのミスター・ハーモニカ、CMHフェイマー、CD20回連続出演、今年は和服の門川大作京都市長から文化交流貢献の感謝状も得た黒ハットのCharlie McCoy、ナッシュビルのステーション・インで毎週月曜日(筆者も2002年and/or2005年に目にしている)、ウエスタン・スウイングバンドThe Time Jumpersのリーダーとして歌って弾く、名フィドラーKenny Sears、その奥方でコニー・スミスの再来と言われ、ビンス・ギルのハ
ーモニー・ボーカリストとしてつとに有名な初来日の正統派カントリーシンガーDawn Searsが次々と熱演を繰り広げるのだが、前夜祭と重複するのでくわしくは省略する。おおとりドーンの終盤3曲はAll Of Meをソロで、DヨーカムのClose Up The Honky Tonksではだんなのケニーと研二が、最後のTennessee Waltzでは研二がそれぞれハーモニーをつける。どれも胸に迫る。すばらしい。フィナレーは全アーティストと客席が一つになって、おなじみ“私に人生というものが”(原曲:Budded Roses)を合唱、陽はすっかり落ち、冷え込みが厳しくなり、時計は6時を指していた。永富研二が強調するカントリー音楽の心、3つのS、Sadness(哀愁)、 Simplicity(素朴)、Sincerity(誠実)を音楽創造都市を標榜する秋の京都でたっぷり吸収させてもらった。
敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-10-18)
写真:山本繁夫
ウエイファー結成50周年記念ライブ速報
東理夫と尾崎恒もあの頃のブルーグラスを語る
西の名門The Shaggy Mountain Boysとブルーグラス東西対決(6/27、@第6回小樽フェス)を終え2ヶ月少々、The Way-Faring Strangers(以下ウエイファー)が、改めて結成50周年記念ライブ(9/11、@新宿・バックインタウン:店主、山田英樹)を行い、100名近いリスナーでにぎわいました。この日は同志社OBでブルーグラス界の大御所尾崎ブラザーズとの共演が予定されておりましたが、尾崎恭(78、ヤスシ)氏の体調不良のためキャンセル、代わりのプログラムとして弟の恒(75、ヒサシ)氏と、カントリー音楽通の作家、東理夫(67、ヒガシミチオ)氏を迎えて「黎明期のブルーグラストークショー」が組み込まれました。以下、ウエイファーの熱演ぶりと会場で両氏との歓談から得た“特ダネ”も交えながらロイ田沢が、奇しくもナインイレブン8周年にも重なったこの日の模様をリポートいたします。「写真:ウエイファー元専属MC豊田良友(左)と筆者」
★曙橋から徒歩3分の会場は店内禁煙サインのある階段を下りたビルの地下一階。2003年4月、夫人同伴のビル・クリフトンを迎えたウエイファー公演の時は、その夜限りの禁煙だったが今やライブハウスでも禁煙は珍しくない。開演まで1時間以上の余裕があり客はまばらだった。早々に、ウエイファー初代のリーダー武田温志(65、アツシ。Do&Fi)がバック・オーエンズをほうふつさせる風貌の東先生を紹介してくれたので、生ビールをやりながらしばし歓談。筆者も日経で愛読していた氏の名著”グラスの縁から*”が単行本として発売早々に、出版元(ゴマブックス)が倒産し困っていること。カントリーの演奏は八戸グランドホテルの集まりで、年1回作家仲間バンド、メイフライヤーズ**(尾崎孝がEベースで応援参加)のメンバーでも楽しんでいること。黒田美治のメモリアルコンサート2009(9/13@六本木STB139)の演出に参画していること・・・。また、尾崎恒はPSGも弾き、月1回赤坂・ステージー1でT・Shimazu&The Sunny Ranch Boysの一員として演奏していること。今後の熊本カントリーゴールドへの率直な意見などなど。開演19:30が近づく。気がつくとテーブルはもう満席だ。
★1st セットは以下の曲順で進行した。
1.Fox On The Run :彼らのお手本カントリー・ジェントルメン(以下CG)の十八番曲でキックオフ
2.Sea Of Heartbreak
3.Old Flames:小樽でも演奏した曲。萩生田がリードボーカル
4.The Fields Have Turned Brown:小樽でも。林がリードボーカル
5.Behind These Prison Walls Of Love:武田がフィドルに持ち替えて
6.Double Eagle:Gi Bj Ma Do Giでまわすインスト。中でも金子のギターが光る
7.Banks Of The Ohio:おなじみ人殺しの歌なのに曲調は明るい
8.Remenbrance Of You
9.A Girl In The Night :Rプライスのカントリーナンバーに挑戦、初披露。トリオハーモニーで
10.I'm Coming Back But I Don't Know When
11. Jalapenyo Flash Back:インスト 「写真;左から武田、近藤俊策、金子武美、林京亮、萩生田和弘」
★演奏が終わり、武田の“日本のブルーグラスの夜明け”の話が始まった。実は“One Japanese Band's Wayfaring To Bluegrass”(武田温志著、訳者Cガーシ。米誌ブルーグラス・アンリミテド2003年4号に掲載)でも紹介されているのだが、要はウエイファー誕生の経緯、バンドの指針決定の背景、現代では考えられない情報不足下でのブルーグラスの習得苦心談、フォークブームや学生バンド全盛時代のこと、さらに日本ブルーグラス界への警鐘と読み応えのある内容である。1959年に武田が桐朋高でバンドを立ち上げたころ、東理夫は立教大生で先ずはカントリーバンドOzark Country Boysを結成、ほどなくブルーグラスに傾斜しOzark Mountaineersを率いることになる。その東が舞台に呼ばれ、オザーク山岳地方ではスコッチ・アイリッシュが持ち込んだ音楽が盛んであったことや、ロイ・ジェームスの司会で有名なビデオホール・カントリー音楽ショーのスターだっジミー時田には大変刺激を受けた思い出を披露すれば、尾崎恒が1枚の“円盤”を持って登壇。それはカントリー音楽が5分間収録の紙のレコードで、1920年前後に米国勤務の父親が日本に何枚も送ってくれたもので、灯火管制下の戦時中は兄弟で押入れに入り、繰り返し聴き覚えた。特にShe'll Be Coming Around The Mountainにはなんと明るい楽しい曲なんだと感動、尾崎ブラザーズの原点ここにありを強調した。さらに尾崎たちEast Mountain Boysのテープ(1958年ラジオ放送収録版)を武田がCD化したこと、 そしてこの6月にはケンタッキー州のROMP(River Of Music Party)に再度参加、ブルーグラス・パイオニア顕彰式に兄弟で臨んだとの報告もあった。“古いだけが取りえですよ”と言いながらもブルーグラス先駆者としての矜持をにじませた。「写真:左から武田、尾崎、東」
★トークショーが終わり2ndセットに入る。
1.Blueridge:小樽でも。アパラチア山脈の東寄りに連なる山々。東から登る太陽に青く輝く
2.Fare Thee Well:小樽でも。アイルランド民謡Leaving Of Liverpoolが本歌
3.Grave In The Valley:このところ萩生田のソロボーカルは増え続けている
4.Good Woman's Love:遊び人の夫にも優しい妻・・・(近藤)
5.El Dedo:インスト、力強く立つ歌です(近藤)。林のWベースソロに喝采
6.Making Plans:DパートンとPワゴナーのデュオをYouTubeでも聴いたがこれもすばらしい
7.Jesse James:小樽でも好評、あの疾走感がたまらない。武田はフィドルで
8.Red River Valley
9.母からの便り:小樽でも。作者の田村守(東大時代にBGバンド活動)夫妻も客席に
10.Aunt Dihah's Quiltig Party:2ビートの倍の4ビート。Wベース奏者には難易度高し
さらにアンコールで3曲もサービス!
11.Matterhorn:初披露。4人のクライマーが遭難、今や地上に戻るより天国が近い(金子)
12.Lorena:インスト、ハミングコーラスも入り心なごむ
13.Wayfaring Stranger:小樽でも。この曲の存在はバンド命名後に知ったという
★50周年を機会に、過去の諸データーをもとにウエイファーの特色を整理してみよう。
1.専属のライブハウスはもたない。公演は多くて年数回程度
2.歴代バンド仲間(計20名、内3名故人)との連帯感が強く、配偶者の協力も絶大
3.CGを範とし都会派ブルーグラスを追求(泥臭さからの脱皮)
4.楽器至上主義を排し、ボーカルも重視
5.メンバーが同じ価値観で表現し、オーディエンスにその気持ちを伝えるため歌詞は見ない
確かに、この日も全24曲すべて暗譜。もっとも萩生田はアンチョコをギターに貼り付けることが多く、それを林がはがす・・・を繰り返してるようだが。ウエイファーの舞台にはいつも譜面台はない。客席にはメンバーの奥方たち、今回も勢ぞろいだ。
なお、ウエイファー年内の出演予定は9/21(月)平塚グラスオープリー30周年、11/14-15(土,日)軽井沢フェス、11/22(日)Ozark Mountaneers(立教OB)、Blue Mountain Boys(青学OB)との競演@バックインタウンである。
*例えば2005-4-30の日経夕刊の先述コラムにはこんなくだりがあった。“・・・・・ごくたまにギターを片手に、ハンク(ウイリアムズ)の歌を歌うことがある。歌いながら彼の栄光と悲惨、夢と絶望の短い人生を思い浮かべる。そんなとき、かたわらのビールは苦い。この曲(Tears In My Beer)は、ぼく(東)のハンクに対する思いそのものでもあるのだ”。
**うるさい(5月蠅い)と言われかねないバンド、かげろう(mayfly)のようにはかないバンド、5月に結成したので5月の飛翔(たびだち)などの意味をこめた。
敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-9-14)
写真:二ノ宮和寛、豊田良友、安井治武
カントリー音楽で地域貢献
陽光うららかな日曜日(9/6)の昼下がり、TCM(所沢カントリーミーティング)のバンド仲間に誘われ、地域住民中心のカントリー音楽の集い(入場無料)にうかがいました。会場は東京中央線、武蔵小金井駅から徒歩10分の小金井フラワーホール、主催者は地元カントリーバンドCountry Partners(リーダー:本木隆、PSG)。共演バンドは日野市で活動のブルーグラスバンド、Sun Field Pickers(リーダー:バンジョー片岡、MC:内田不二雄、Gi&Vo)、青梅市河辺のライブハウスbaby eggのハウスバンドBaby Egg Band(リーダー:水口ひとみ、Gi&Vo)です。都内外のカントリーシーンでの顔見知りも多く、何人かは飛び入りで得意曲を披露、客席背後ではカントリーダンサーたちもステップを踏みました。本木隆さん(70)はコカコーラ社OBでPSG歴は10年、手書きのミニコミ紙も発行し、カントリー音楽を通じての地域貢献活動を地道に続けておられます。
写真説明:ホストバンドのバックでTruck Driving Manを森田福司(左)、ビクター宮田(中)とのトリオハーモニーで歌うロイ田沢
撮影:内田不二雄
山本繁夫写真集から<続>
カントリーダンス2番手はマーサ米川の札幌チーム。ナッシュビル在住のハンク佐々木、自作自演のCowboy From Japanに乗せて。同曲の
コレオグラファーの市川容子さん(テーブル右から3人目)も応援のため川崎から駆けつけた
最後にジャクソン優子(東京)チーム。ケン川越とウエスタン・クルーナーズの専属ダンサーとしても華麗な踊りを展開した
西の大御所ブルーグラス、シャギー(神戸)の登場。東の名門、ウエイファー(東京)との初顔合わせが東京を超え小樽で実現した
ウエイファーの演奏に先立ちロイ田沢がBlue Moon Of Kentuckyを同バンドの援護を受けながら歌う。ハーモニーも付けてもらい予想以上のでき!?
ウエイファー初代リーダー武田温志(65)と現リーダー近藤俊策(マンドリン)が小樽フェス3年ぶり3回目参加の感想を述べる
今年もオールカントリーボーイズ(東京)がトリ。ダンサブルな曲を連発してカントリーダンサーたちも夢心地
老舗洋食のニュー三幸での交流会も盛会でした。
アルコールもほどよくまわり、シャギーサウンドはますます熱を帯びる。翌朝8時には市内ホテルをチェックアウト、関西空港へといそがしかった
ウエイファーの伴奏で“谷間の灯”をロイ&美鶴江の夫婦デュオで。“歯痛で小樽のうまいものをほとんど食せなかった”とは新加入のギター金子武美(ピンクのシャツ)の後日談
山本繁夫さん(右)と東京・府中市から奥さまと2年連続参加の佐伯敏彦さん <完>
(キャプション:ロイ田沢)
アフター小樽フェス/山本繁夫写真集から
はるばる京都から小樽フェス連続6回参加を誇る山本繁夫さん(75)の作品集です。同氏は元気過ぎるシニアの会、“スーパーワンダー6”(最高齢85歳)のメンバー。今年も小樽フェス終了後、愛車を駆って道内56日間、2,570㌔を走破。8/16の地元京都の大イベント、大文字五山送り火に間に合うように帰着。この写真を急送いただきました。
おおの真虎&the RANCH、今年はサックスの杉本典真(武蔵野音大卒)も参加
ファミリーバンドC4は米・ウイスコンシン州から毎年来道。父親、ビル・コンウエイがEプレスリーのMystery Trainを熱唱
地元ブルーグラスバンド、Grass 07。リードボーカル、ディーン柴岡が自作の“小樽ワルツ”を英詞を交えて披露
北大ブルーグラス研究会、選抜バンドStar's Dreamの石丸貴史(工学部・大学院)、2年ぶりに参加
中島美砂と北大ブル研OB中心のWingrass。前半のトリで熱演
初参加ケン川越、故郷の北の大地で高らかに。同行のジャクソン優子らダンスチームも華を添える
福森千花とCountry Rock Special。石田明日香がコーラスに加入。ジャズの名曲“A列車で行こう”で盛り上げる
カントリーダンスタイムのトップは小樽・江別・所沢チーム。総勢27名が難しいカントリーロードに挑戦
<続く>
アフター小樽フェス/大月でもカントリー
8/2(日)、恒例の大月カントリーBBQ大会(主催:大月カントリーミュージック愛好会、会長:藤本昌作、@すげのレジャーセンター)が開催されました。トップはホストバンドのグラスカントリーボーイズ。
続いて所沢から参加のジョン大谷とグレート・ヴァレー・ボーイズ。あいにくの雨模様にもかかわらず、坂本孝昭、ヘンリー矢板、ムッシュ大江(PSG)、小寺八(Eベース)、ダン岡山(Eギター)のプロをはじめ、第6回小樽フェス参加のOCBヤン加藤(ドラムス)、ジャック笹島(Fi)、マ
イク友田(ドブロ)などプロ級ミュージシャンの参加もあって、丸太小屋の客席は数十人のファンでわきにわきました。
ロイ田沢はそうそうたるバック陣とヘンリーなどのコーラスでTruck Driving Manを歌い、小降りになるとステージ横で
カントリーダンス。
また、コーラー石井公彌(甲府)の指導による
スクエアダンスは新鮮。同じく初参加の夫婦カントリーデュオ、パッツィ笠原とウオーキングバック(所沢)はBオーエンズの名曲などを、
国立・はっぽんの常連客も数名、次々と得意曲を披露いたしました。(敬称略)
写真:ロデオ渡辺
アフター小樽フェス/朝里ほたる祭り
小樽市内には温泉街もあるのです。札幌寄りにある朝里川温泉。マチおこしに熱心な地域で、6月やまべの放流祭、7月ほたる祭り(7/22)、8月花火大会、9月収穫祭と続きます。この度は、小樽フェスの長年のサポーターでもある中一夫さん(北海道新聞中販売所社長)のお誘いで、ほたる祭りに参加いたしました。主役は会場朝里クラッセホテル敷地内で大切に育てられている蛍。8年前から人工飼育が開始され、いまは約300匹が光りを放ってます。また同ホテル構内には、11トン・トラックステージが用意され、周囲には出店の数々、ホテルのコックさんたちがつくるあんかけ焼きそばなどを食べながら、ブラス5(管楽5重奏)やグラス07の演奏を。
写真:KOTO
アフター小樽フェス/キャンデイの写真集から
ケン川越とウエスタン・クルナーズの名演奏に乗って踊るジャクソン優子チーム。
CDダンスタイムのトップ、小樽・札幌・江別混成チーム。難易度の高いカントリー・ロードに挑戦。
小樽フェス翌朝、短時間で市内観光。小樽市総合博物館の機関庫でアイアンホース号と並んで。
積丹ブルーに輝く日本海を見下ろす祝津展望台。左からキャンデイ岡田、ケン川越、ロイ田沢
左手奥にいま見てきたばかりの祝津・日和山灯台も臨める毛無山展望台。小樽の街並み、日本海、両翼の山々、石狩湾に伸びる増毛連山も遠望・・・絶景。
同行した桑名さん、思わず禿頭を増毛に向けてお祈り。北のカントリーゴールドを目指す小樽フェス、いずれこんなロケーションで実現したいもの。
写真:キャンデイ
ロイ田沢、小樽から所沢に戻りました。
第6回小樽フェスを終えて、小樽港→新潟港→関越自動車道→所沢に帰着しました。アフター小樽フェス、道内各地でのカントリーシーンをお届けいたします。(敬称略)
★7/25(土)、ビヤガーデンパーティ(主催:まちづくり北見、代表永田正記@パラボ屋上特設会場)
道東は北海道で一番カントリーダンスが盛んと言えるでしょう。この日は地元北見の外科医ドクター折田、中標津のニック&ケリー夫妻、鹿追のペギー、十勝からチェリーなど各チームが駆けつけ、石川寛率いるカントリー&ウエスタンバンドThe Broncosのダンサブルな演奏の数々に乗せ、息の合った踊りを披露しました。折から帰郷中の武部勤、元自民党幹事長も飛び入りでカントリーロードを歌い、レザーブーツならぬラバーブーツ(長靴)でカントリーダンスの列に加わるなど、あいにくの雨模様にもかかわらず、盛り上がりました。なお、ブロンコスは来る8/9(日)14:00~16:00、北海道鉄道発祥の地、小樽市総合博物館の野外ステージでウエスタン陸蒸気(アイアンホース号)を前に、地元ブルーグラスバンドGrass 07と共演いたします。(無料)
写真:Kan
第6回小樽フェス速報
全国カントリーファン交流の場として定着
今年は鉄道がテーマ、来年は野外で、の願いを込めて
初夏のノスタルジック・ポート・シティで開催されるカントリー音楽の祭典、第6回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル(6/27)の会場マリンホールは時間帯によっては立ち見もでる盛況ぶりでした。聡入場者数444名。本州、道内各地から集結したカントリー、ブルーグラス10バンド、カントリーダンス5団体による5時間半にわたるマラソンホールコンサートは、来年こそ野外での合い言葉のもと無事終幕いたしました。以下OCWF企画委員長ロイ田沢がリポートいたします。
★13:30、今年もおおの真虎(札幌)バンドでキックオフ。1曲目East Bound And Downが終わり、いつもの司会トリオ、石橋やちよ、ディーン柴岡、プリティ堺が登場。北海道鉄道発祥の地、小樽市総合博物館の人気ものアメリカ生まれの蒸気機関車アイアンホース生誕100周年を祝い、そして来年の小樽フェス7周年が同地で実現することを訴える趣旨のトークが交わされたあと、おなじみOn The Road Againが続く。星条旗を真ん中にテネシー、ケンタッキー、バージニア、テキサス、ミズリー、オクラホマ、サウス・カロライナ、ルイジアナの州旗が並ぶ舞台では、初参加のサックス杉本典真と30代の若手4人the RANCHの面々にかこまれて真虎が挨拶、“みなさん、おおの真虎まだ生きてます!”。呼吸器系の検査入院から退院直後でやせ細ってはいるがギターを抱えた立ち姿での歌声は力強かった。テーマの列車ソングCity Of New Orleansがエンディング。満を持していたカントリーダンサーたちがTush Pushを軽やかなフットワークで踊った。
★13:35、米・ウイスコンシン州から來道のファミリーバンドC4は日本人のお母さんが世話役。お父さんのビル・コンウエイがエレキ・ギターで歌い、4人兄弟のうち長男ヨウがエレキベース、次男リッチーがドラムス。リーとヘンリーがパーカッションで、エルビス・プレスリー初期の傑作とされるMystery Trainなど3曲を披露した。183センチまで伸びたヨウを筆頭にみな元気。リトル・リチャードのGood Golly Miss Mollyでは東京から応援参加のカントリーダンス指導者、市川容子と岩波朝子が舞台下ダンススペースできれいな踊りを見せてくれた。
★13:50、2007年に結成されたグラス07(小樽)が白ハット、白シャツに黒ベストで衣装を整え、今年はコンデンサーマイク1本によるブルーグラスの伝統的演奏スタイルを試みた。66歳にしてマンドリンに挑戦した初山は東京出張のため欠場、リーダー堺がフィドルと掛け持ちでマンドリンも弾いた。
おなじみ「小樽ワルツ」が始まるや米国旗バトンが急速上昇、天井裏に消え、背後に小樽運河の演出照明。この手法に象徴されるのだが、今年のマリンホールスタッフによる舞台照明は東京からリスナーとして参加の専門家筋にも好評であった。このバンドはこの4月、本場ノース・カロライナ州から來日したブルーグラストリオThe Tipton Hill Boysのヲタル座公演のプロデュースをしたが、実はTHBのオープニングテーマ曲は列車ソングPetticoat Junctionであった。今回グラス07が選曲した列車ソングも同じ曲。偶然の符合とはいえ不思議な縁を感じる。
★14:10、女子大生2名が抜け、メンバー一新の北大Star's Dreamは郵便列車Georgia Mailで快走開始。1週間前のプレイベント(@ウイングベイ小樽・ネイチャーチャンバー)に続いての出演だが、プレイベでは筆者も彼らと一緒にBlueridge Cabin Homeを、まだ2年生で旭川出身のベース星山博俊とマンドリン藤井槙哉のハーモニー付で実に気持ちよく歌わせてもらったが、さすが伝統の北大ブルーグラス研究会の選りすぐりの5人、本番マリンホールでも切れのある演奏で観衆を魅了した。ギターとリードボーカルの石丸貴史のMCも歯切れがよく、毎年小樽フェスのためだけに編成されてきたStar's Dreamのメンバーに選ばれることが、彼らの最大の名誉とコメント。主催側としては落涙ものであった。ところで、彼らのバンド名は道産米“星の夢”からきている。本州米より安く、うまいと評判だ。
★14:40、前半のトリを務めたのは北大ブル研OB、ベース高瀬洋平率いるWingrass。彼らのテーマ曲なのであろう昨年同様、Texas Bluebonnetから。本場の歌姫、アリソン・クラウスの声質を思わせる中島美砂が手慣れたブルーグラスギターさばきで熱唱した。エンディング曲は昨年時間切れでやれなかったIt Don't Mean A Thing~、増田耕平のマンドリンが炸裂した。メンバー唯一の現役北大生だが来年はめでたく卒業という。今年はドブロのジョージの姿がなく、お得意のサプライズ曲もなく物足りなさは禁じ得ない。なお、美砂はかって一世を風靡した中島ファミリーバンド4姉妹の一番下、当実行委員の一人はそのリユニオンが小樽で実現することを熱望してるのだが・・・。
★15分間の休憩に先立ち総合司会のFMおたるのベテランアナ、石橋やちよから諸々のお知らせ。6年目ともなればウエスタン・スタイルもばっちり決まり、なにかと催事が多い小樽の売れっ子司会者として多忙を極めている中でも余裕のしゃべり。・・・・ホワイエの小樽地ビールのスタンドの横では、(館外の専用車での)焼きたてピザも販売中であること。受付周辺にはファニーがウエスタングッズを出店し、カントリー音楽のCDコーナーとともに我が国唯一のブルーグラス専門月刊誌「ムーンシャイナー」の無料サンプル誌が平積みされていること。長丁場コンサートなので演奏中でも曲間であれば客席出入りは自由であること・・・。
伝説のブルーグラスバンド東西対決/洗練、華麗なカントリーデモダンス
ダンサブルなカントリー音楽と迫力のウエンスタンハーモニー
★15:25、後半トップは福森千花とCountry Rock Special(札幌)。コーラス陣に石田明日香が加入したことに注目したい。先ずはリンダ・ロンシュタットのWhen Will I Be Lovedから。そしてあのセクシーなシャナイア・トウエインがホンダのCMでも歌ったUpと続く。千花のパワフルな歌声に明日香のボリューム満点の体躯から湧き出す声量とが一体化して、マリンホールを揺るがす。圧巻はテーマの鉄道曲、「A列車で行こう」。ジャズの有名曲をカントリー調で聴けるとはうれしい限り。場内は千花の後援会メンバーも多く、割れんばかりの拍手と声援がいつまでも続いた。今年もかわいい姪たちから花束を受け、カメラのフラッシュを浴びていた。
★15:55、生まれ故郷、北の大地で歌える喜びを、艶のあるバリトンで発散させたのは小樽フェス初参加のケン川越である。バック陣は紅一点、キャンディ岡田など4名で構成のWestern Crooners。ジョージア州アトランタ出身のドラマー、デイビッド・ジャクソンはモヒカンカットで登場。全8曲のうち、4曲は演奏中のバンド横で、ジャクソン優子チームのインストラクター2名が踊った。この演出は今回初めての試み。舞台下でも優子の指揮で他のメンバーも同時進行でステップを踏んだ。武藏工大時代にカントリー音楽を始め、サラリーマン時代を経て現在はライブハウス「リバティベル」(東京・笹塚)の店主でもあるケン川越。ディーン・マーチンのLittle Ole Wine Drinker Me、ジョニー・キャッシュの Folsom Prison Blues、マール・ハガードのOkie From Muskogeeなどで彼のカントリーティストが横溢した歌唱力が遺憾なく発揮された。
★16:25、カントリーダンスの時間がきた。15分間で3チームがCD音源で舞台で踊る。先ずは小樽、江別、札幌、所沢の混成チーム30名近くが2列に並びCountry Roadsに合わせ同名の振り付けで踊ったが、複雑なステップの数々に加え、テンポが緩急めまぐるしく変わる難易度の高い踊りなのに、合同練習は本番前1回だけというから無理からぬ結果。指導に当たったディーン柴岡も舞台監督に、司会に、バンドに、ダンスにと駆け回りあまりにも多忙であった。
2番手はマーサ米川率いる精鋭チーム10名がナッシュビル在住のハンク佐々木のCowboy From Japanの曲に乗せ軽快に踊った(前述市川容子の振り付け)。黒ずくめのコスチュームのビジュアル効果もあり、この踊りを見てカントリーダンスファンがまた増えたに違いない。事実、カントリーダンスをやりたくなったと記入のアンケートも少なくなかった。極め付きは3番手、
ジャクソン優子とTokyo
Cowgirls and Cowboyの面々。先ずは男性ダンサー、西田延巳とCowgirlsによるIrish Sprit、続いて赤い衣装でそろえたCowgirlsがJackson Medleyを。優子振り付けのオリジナルだ。単なるラインダンスではなく多彩なフォーメーション。シンクロナイズド・ダンシングとでも言えよう。小樽フェスのために、猛練習を重ねてきたと思うと胸に熱いものを感じる。
★16:45,The Shaggy Mountain Boys(神戸)は3回目の出演。おそろいの白いジャケットに赤いネクタイ、ハット姿の熟年6人。オープニングテーマ曲、Back Up And Pushに乗せ、MC高梨安弘が”Good afternoon,ladies and gentlemen・・・、また小樽にやってまいりました。どうぞ、我々の演奏するgood old time bluegrass をお楽しみください”と英語の挨拶から、一転関西弁で“豚インフルは連れてきませんのでご安心を”とジョークを飛ばし、東西の大御所ブルーグラス対決が東京を飛び越えここ小樽で始まる。Foggy Mountain Chimeでは宮本有のバンジョーが鈴のような音色を奏で、山口徹のドブロがRainbowをなめらかに滑らす。トレイン・ソングの白眉、Orange Blossom Specialでは高梨のフィドルが疾走する。ブルーグラスファンならずともこの吉本系敬老お笑いシャギーショーにはみな大満足だ。舞台裏ではお隣の結成50年の先輩バンド、ウエイファーの楽屋を表敬訪問したようで、そのマナーにも脱帽だ。シャギーが崇拝するFlatt and Scruggsの入門曲、We'll Meet Again Sweetheartで締めた。1965年結成の西の名門ブルーグラスバンドは、この舞台がはねた後の交流会(@老舗洋食店、ニュー三幸)でも全員参加で、東のウエイファーともども快くセカンド・ステージを務めてくれた。
★17:15、ロイ田沢が主催側を代表して、3年ぶりに参加のThe Way-Faring Strangers(東京)が並ぶ舞台に呼ばれた。ギターを抱えての挨拶は、次回の開催会場は手宮の総合博物館の構内、アメリカ生まれのウエスタン陸蒸気に囲まれ、青空のもとピクニックスタイルでと訴える内容。
”その実現を願い、来場のみなさまに感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます。”、星条旗の左横に下がるケンタッキー州旗を指さしながら“Blue Moon Of Kentucky!”
リーダー近藤俊策のマンドリンのイントロはワルツで、ソロボーカル、近藤とWベースの林京亮がハーモニーを。アップテンポに転じ、バンジョー(萩生田和弘)、マンドリン、ドブロ(武田温志)と回り、ボーカル・・・裏声say goodbyeで終える。光栄、至福の瞬間、長年の労苦が報われた瞬間でもある。舞台は暗転、仕切直し。東の名門老舗ブルーグラス、
ウエイファーはBlueridgeからスタート。ギターの金子武美が新加入し、平均年齢は若干下がったがあとは3年前と同じ顔ぶれだ。ハーモニーのすばらしさで、そのブルーグラスの評価が左右されるとも言われるが、この都会派ブルーグラスバンドの洗練されたトリオ、またはカルテットボーカルに魅せられたリスナーは多いはず。1970年にSPレコードで発売された和製カントリー「母からの便り」が(郵便番号制度キャンペンーンソングでもあった)縁で、今年はJP北海道に広告協賛をいただき、福森千花は昨年の小樽フェスで英語バージョンを披露し、東京在住の坂本孝昭もこの曲をカバーするなど何かと話題の多い曲。作者は東大OBで飲料大手の社長も歴任した田村守である。いずれ來樽し、自らギターを弾きながら歌う日が来るかもしれない。なお、列車強盗Jesse Jamesの歌も披露されたが、狭義では列車が主人公ではないのでトレインソングとは言えないものの、有名曲でもあり演目とした。
★17:45、トリは昨年同様Ole Country Boys(東京)。7人編成、結成18年目のベテラン・カントリーバンドはあの”ローハイド”からだ。重量感溢れる男声ウエスタンコーラスがホール内に響きわたる。ダンサブルな曲が数曲続き、汽車の旅だからこそ描ける感傷・・・、故忌野清志郎の日本詞で500 Milesを、最後にオリジナル「還暦過ぎたら」、“今はただ、僕は歌う、お経の代わりにカントリーを!”、頭部も風貌も僧侶の貫禄を備えたMC徳永の叩く木魚の音が効果的だった。今年は奥方を含め総勢12名、みな仕事があるので本番当日早朝の羽田発である。交流会ではトクさんこと徳永がバンドを代表してギター漫談、市内唯一のアコーステック・ライブの店「一匹長屋」での3次会にも、京都から6年連続参加のカントリー写真家、山本繁夫ともどもおつき合い願い深夜までカントリージャムを楽しんだ。
★18:20~30、グランド・フィナーレはYou Are My Sunshine。OCBがそのまま残り、他のアーティスト全員が集まる。先ずは英語でおおの真虎が、日本詞を1番から5番まで、楽器別インスト間奏をはさみ、各バンドのボーカリストが歌い進めるが、今年はバンド数が多く、リハ時間がとれずいささかまとまりを欠いたのは否めない。この時間ともなれば客席には空席も目立ち演奏者には気が抜けた印象を与えたのではないか。なにせ少ないスタッフでの強行軍、次回開催に向けて課題が残る年であった。新運営体制による、新形態に移行する時期にきていることは間違いなさそうだ。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-7-3)
写真:KOTO
<データ>
総入場者数:444名(実入場者374名、アーティスト60名、スタッフ10名)
昨年437名(実入場者375名、2007年実入場者477名)
入場者属性:
①年代50~70代が80% ②女性6、男性4 ③市内40%、市外45%、本州15%
<Many Thanks To>
後援団体:
北海道教育委員会、在札幌米国総領事館、小樽市、小樽観光協会、北海道新聞、FMおたる、小樽青年会議所、小樽市教育委員会、小樽市文化団体協議会、東京小樽会さま
広告協賛:
札幌トヨタ自動車、ファニー、アサヒビール、小樽ビール、オーセントホテル、かま栄、北海道保証牛乳、協和総合管理、BOM、サウンドクルー、小樽中央自動車学校、北海道ファミリー、北海道コカコーラさまなど
商品協賛:
アサヒビール、小樽ビール、北の誉、雪の花、北海道ワイン、北海道コカコーラさま
印 刷:栗谷印刷
音響システム:ウイークエンド
ビデオ&写真撮影:古藤喜久子
音源編集:二ノ宮和寛
そして:
共催の小樽市民センター・田仲館長ほか職員のみなさま
実行委員の小路邦夫、大黒加奈子、井戸井アイ、柴岡好人、堺清、山田敬子、田沢美鶴江
応援スタッフのマイク久保、小樽カントリーダンス教室、グラス07のみなさま
小樽フェスのプレイベント速報
美しい小樽港に面した大型商業施設、ウイングベイ小樽の1階イベントスペース・ネイチャーチャンバー、噴水ステージの背後はヨットが停泊するマリーナー。6/21(日)の昼下がり、ここで第6回小樽フェスのプレイベントが北大ブルーグラス研究会精鋭選抜チームStar's Dreamを迎えて開催されました。女子学生2名が抜け、石丸貴史(Gi&Vo)が再加入、藤井慎哉(Ma&Vo)と星山博俊(Wba&Vo)に、続投のバンドリーダー功刀聰彦(Fi)と小笠原猛(Bj)の5人組は、さすが60人近くいるブル研の選りすぐりだけあり、Uncle Pen、Foggy Mountain Breakdown、Little Cabin Home On The Hill、Georgia Mailなどで切れのあるブルーグラスサウンドを炸裂させ、昔ながらのワンマイクを囲んでの絵になる機敏な動きと相まって200人越えのショッパー兼リスナーを魅了しました。ブルーグラスなる音楽を初めて見聞したかのような若者や年配者も多く、このイベントがブルーグラス普及のきっかけになればまたすばらしいこと。小樽市内在住の30代男性は“北大にブルーグラスがあるのになぜ小樽商大にはないのか”と素朴な質問を寄せておりました。また、札幌から馳せ参じたカントリーダンサーたちもおそろいの白ハットと白シャツ、黒ジーンズと黒ブーツでの華麗な踊りで4層吹き抜けのアトリウムの雰囲気を大いに盛り上げました。さあ、いよいよこの週末6/27はマリンホールで本番。ノスタルジック・ポート・シテイ小樽の初夏の風物詩として定着したカントリー音楽の祭典は、参加全10バンドとカントリーダンス3チームにより5時間半にわたって繰り広げられます。館内ロビーではウエスタングッツズ、カントリー&ブルーグラスのCD販売カウンター、地ビールスタンド、館外駐車場にはビザ販売車も出店いたします。
写 真:KOTO
あと一週間で小樽フェス、明日はプレイベ
第6回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバルを一週間後に控えた6/20(土)、北海道新聞朝刊(小樽しりべし版26頁)が「A列車で行こう/ミステリー・トレイン・・・」、鉄道ソングを聞いて、27日小樽でカントリーフェス。道内の鉄道発祥地、小樽に思いをはせるイベントになりそうだ・・・・と報道いたしました。なお、「A列車で行こう」は岩内出身のカントリー歌手、福森千花が新加入の石田明日香を加えたハーモニーシンギングで。エルビス・プレスリーが歌った「ミステリー・トレイン」は米国ウイスコンシン州から毎年参加のC4、ビル・コンウエイと4人の息子たちが演奏いたします。他の8バンドが演奏する鉄道ソング名は本番のお楽しみに。どうぞご期待ください。また、明日6/21(日)はウイングベイ小樽で14:00からプレイベントです。北大ブルーグラス研究会、Star's Dreamの演奏と小樽、札幌のカントリーダンサーたちの踊りをお楽しみください(無料)。
一匹長屋で小樽フェスキャンペーンライブ
★第6回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル 6月27日(土)
会 場:マリンホール(小樽市民センター)0134-25-9900JR小樽駅から徒歩5分
駅前中央通りを海に向かって下り、信号4っ目を左折、すぐ右手
開 場:12:30
開 演:13:00
終演予定:18:30
★同プレイベント<無料> 6月21日(日)
会 場:ウイングベイ小樽 ネイチャーチャンバー 0134-21-5555 JR小樽築港駅隣接
開 演:14:00
終 演:16:00
内 容:北大ブルーグラス研究会Star's Dreamのバンド演奏と札幌・小樽のカントリーダンサー十数名によるデモダンス、一般買い物客を対象にカントリーダンスの講習会も
★同キャンペーンライブ<無料、飲み物実費> 6月16日(火)
会 場:音楽居酒屋 “一匹長屋” 小樽市花園3-3-3 0134-32-4049
開 演:20:00~
内 容:「小樽ワルツ」のソングライター、柴岡好人の弾き語り
ロイ田沢の「小樽フェスの見どころトーク」ほか
チケット好評発売中です。
チケット取り扱い店/前売り¥2,500、当日¥3,000
★小樽市内:玉光堂、光栄堂楽器店、トーンポエム、ファニー、マリンホール
★全 国:ローソンチケット/L コード 17131
お問い合わせ先:実行委員会事務局 roy-ocwf@nifty.com
0134-25-3632(ロイ田沢)
小樽フェスまであと3週間
6月の第4土曜日27日、いよいよ第6回小樽フェスの開幕です。すでに町の観光スポットや宿泊施設などには、フェスの開催を告知、紹介する有力媒体が配布されております。
「月間イベント情報 6月」 小樽市観光振興室発行
「月刊おたる 6月号」 52~53頁 ここに泉あり/小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル
トレイン・ソングは11曲
小樽フェスで演奏される列車ソングが決まりました。
カントリーとブルーグラスバンドが1曲以上、どのバンドがどの曲をどんな味付けで披露してくれるのでしょうか。お楽しみに! 小樽フェスまであと4週間。
<順不同>
★Orange Blossom Special(ニューヨーク、マイアミ間を走る豪華特急を称える列車ソングの白眉)
★500 Miles(汽車の旅だからこそ描ける感傷。故忌野清志郎の日本詞で)
★City Of New Orleans(シカゴ、ニューオリンズ間の美しい沿線を走る列車CNO号の歌)
★Lonesome Whistle (刑務所で彼女を想いながら悲しい汽笛を聞く)
★Folsom Prison Blues(自由のシンボル汽車、その汽笛を刑務所で聞き我が罪を悔いる)
★Take The A Train (Dエリントンの有名なジャズナンバー「A列車で行こう」)
★Mystery Train(恋人を連れ去った汽車・・・、Eプレスリー売り出し前の傑作)
★Jesse James(卑怯者に殺された列車強盗義賊の物語)
★Steel Rails(失恋を列車で旅することにたとえて・・・)
★Georgia Mail(時速90マイルで突っ走る郵便列車)
★Petticoat Junction (アメリカ人気テレビ映画の主題歌。ペチコートの女たちが待つ駅)
横浜ブルーグラスフェス・LPP速報
横浜市の花、リリーに夢を託して
尾崎ブラザーズがゲスト出演
★今まで日程が合わず行けなかったブルーグラス愛好者による手作りイベント第11回Lily Picking Party(5/31@横浜・市従会館)に初参加できた。ハコモノフェスとしては歴史のある伊勢原のBig Mountain Opryと同じく、参加バンドが運営資金を出し合って10年以上も続けている入場無料のコンサート、いわば全国各地で行われているブルーグラスフェスの横浜版である。マンドリンの中村俊也の司会で11:45開演、首都圏ライブハウスなどで活動中の12バンドが数曲ずつ約5時間の熱演が続いた。日頃の切磋琢磨の結果を仲間と一般愛好者に。さらに業界関係者にも聴いてもらうショーケース的意味合いもあるのかもしれない。耳の肥えたリスナーが多いので、内輪の遊び半分という訳にはいかない。トップは小田原BG研究会(リーダー・清水晃Gi)、白いウエスタンシャツとストローハットで決めた4人組、カントリーナンバーからToday I Started Loving You Againなどで会場の雰囲気を一気に盛り上げた。他のバンドもそうだが、最近はカントリーをブルーグラスに採り入れる傾向があるようだ。高円寺のムーンストンプを中心に活動している桑原達也(Bj)など若手だけの5人編成Yellow Hammer Stringsも喝采を浴びた。Little Georgia Roseなど、若さへの期待だけの拍手とはいいきれないみごとなもの。見たことのある顔ぶれが異なるバンドで演奏するのもこの種フェスの特徴だ。トラとして乞われるのだからみな実力は折り紙付き。LPP実行委員長の和製チャールス・ブロンソン、杉崎勇(Gi)と同副委員長、女性マンドリン奏者、十鳥(トットリ)まことが所属するWindsはホストバンド。すばらしい4パートハーモニーLittle Mountain Churchなどで前半の最後を飾った。
★後半2番手にJ Project Bandが男女とも赤シャツのコスチュームで登場。日本のブルーグラスバンドに不足気味のエンターテイメント性を追求したいと関西名門私大OBのリーダー木村孔次は言う。選曲もTennessee WaltzやBye Bye Love などポピュラーなものを披露してくれた。New Clinic Bandの佐々木四郎(Bj)と富田聡(Gi)の2重唱もすばらしかったが、さあ、大御所・尾崎ブラザーズの登場である。
Eight More Miles To Louisville、 When I Stop Dreamingと続き、介護
士役の笹部益生(Gi)も加わった I Wonder Where You Are Tonightは、まるで真綿にくるまれたかのような円熟魅惑のハーモニーであった。賛美歌として知られるWhat A Friend We Have In Jesusでお別れ。ご兄弟、恭(ヤスシ80、Gi&テナー)、恒(ヒサシ76、Ma&バリトン)は来月下旬、アメリカに渡りオーエンズボロ(KY)で開催のフェスに出演するという。この元気ぶり、会場の古希、還暦組はこのまま老けてはおられぬぞと大いに勇気をもらったのではなかろうか。トリは銀座ロッキー・トップのレギュラー、New Expedition。本間正敏の世界最速級のマンドリンさばきには度肝を抜かれた。ピッキングは早ければ早いほどよしとされるブルーグラスだが、こと日本人の楽器演奏スキルは、もう本家に勝るとも劣らぬのではなかろうか。フィドラーの山崎規夫の出番、Orange Blossom Specialにおいても本間のマンドリンは炸裂していた。エンディングジャムでは30名近くがFoggy Mountain Breakdownを、続いてWe'll Meet Again Sweetheartはリスナーも一緒に歌い盛会のうちに閉幕した。
見晴らしのいいここ桜木町・市従会館4階の大ホールは200人超えでほぼ満席。
カントリー音楽評論の第一人者・島田耕や小樽フェスのフィナーレ曲「この町の青い空」の日本詞作者の西村丈彦、BMOの実行委員長・三瓶正行などの姿も見えた。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢2009-6-1)
写真:内田不二雄 、木村孔次
アメリカ生まれの弁慶号見学記
- 鉄道ソングが聞こえる
・・・ 弁慶号
かって北海道開拓の担い手として活躍したアメリカ製(ポーター社)蒸気機関車、弁慶号を見るため鉄道博物館(さいたま市大宮区)を訪ねた。
1880年11月、日本で3番目の鉄道が開通(小樽・札幌間)、先ずは、義経号と弁慶号が輸入され、その後しずか号など1884年までに同じ型式計8両が輸入されたが、現存するのは義経(1号、大阪・交通博物館)、弁慶(2号)としずか(3号、小樽・総合博物館)の3両のみであることが分かった。弁慶号はきれいに磨き上げられ、独特の大きな煙突(ダイヤモンドスタック)とカウキャッチャー(牛への衝撃を軽減するため?素材は鉄ではなく木)はもちろんだが、先頭部に彫り込まれた数字の2(号車の意)が特に目立つ。
客車・開拓使を連結しての展示である。この客車もアメリカ製(ハーラン&ハリングワース社)で、22人乗り賓客専用車。水洗トイレやストーブ付、座席は対面4人掛け、ディナーテーブルもある。弁慶は石炭や貨物だけの輸送機関車ではなかったことが分かる。小さな案内版には「♪線路は続くよ」はアメリカの鉄道敷設従事者たちが歌ったもので1955年に日本に紹介され1967年に大ヒットしたとある。小さなスピーカーでこの曲を流すといいのではと思う。
また弁慶の模型ケースもあり、ずんぐりした雪払車が弁慶の先頭に連結されていた。すぐそばには石炭2塊が置かれた展示ケースも、なるほど今の子供達は黒いダイヤ、石炭などは知らないからなのであろう。それにしても本州は英国製、九州はドイツ製、北海道はアメリカ製を輸入したわけは、単に一国偏重はコスト高につながるからだけなのか。北海道の開拓史、アメリカの鉄道、カントリー音楽、何か目には見えない線路でつながっているように思えるのだが。 - (リポーター:ロイ田沢 2009-5-20)
★ミニ鉄道史
1825年 英国でストックトン、ダーリントン間世界初の鉄道開通
1854年 ペリー提督、日本に汽車模型を持ち込み公開
1871年 日本向け1号機関車製造、英国バルカン・ファンドリー社
1872年 新橋、横浜間開通
1874年 大阪、神戸間開通
1880年 義経、弁慶号製造(帆船トベイ号で小樽へ)
1880年 小樽、札幌間開通
1882年 小樽、幌内間開通(開拓使号にはホロナイではなくPORONAI~とある)
1895年 国産2号機関車、大勝号小樽で製造。現存最古
1900年 鉄道唱歌「♪汽笛一声新橋を~」制定
1904年 小樽中央駅、函館間開通
1909年 アイアンホース号製造 米国ポーター社
1950年 歌謡曲「♪僕は特急の機関士で」発売
1964年 新幹線開通(私事ながら10/1開業初日名古屋まで乗車しました)
オールカントリーボーイズ・ライブ速報
★東京・国立の音楽酒場「はっぽん」は毎月第2土曜日の夜、アマチュア・カントリーミュージシャンたちでにぎわう。今年も小樽フェスに参加するハウスバンドOle Country Boys(バンドリーダー&PSG:釜石昌積)がバックを務めるのだが、今夜(5/9)は総勢16名もが歌い、演奏した。自分のバンドがある人、かってバンドや合唱団やコーラーとして活動した人、これから自前のバンドをと構想中の人、ただ好きで練習を重ねている人などなど多彩。このお客様タイムは2セット目に行われ、厨房で一仕事終えた店主の大ちゃん・大島正光(ギター)がヘッドレストマイクを付けて客席中央部でMCを担当する。先ずは西村誠(キーボード)作曲の「還暦過ぎたら」(詞:オハラエイゾー)を披露。♪お経の代わりにカントリーを!、ハットを取ると僧侶の風格のトクさんこと徳永喜昭(ギター)が叩く木魚も伴奏だ。おくりびとブームに乗った訳ではあるまいが、カントリーなので内容は悲しくても曲調は底抜けに明るい。だが、熟年カントリーファンにはジーンとくるものがあるのでは。
★さて、MC大ちゃんの呼び込みでゲストが次々とステージに、演目は「ボーイハント」(Where The Boys Are)、Oh Lonesome Me、For The Good Times、「思い出のグリーングラス」、Bye Bye Love、Molly Darling、Tennessee Waltz、Honky Tonk Man、Country Roads、「古い居酒屋で」(Old Side Of Townをリッチー伊藤、自作の日本詞で)、Johnny Guitar 、Cowboy Rides Away 、Black Mountain Rag(フィドル演奏で)・・・と年齢相応の古い曲が多いが、RawhideとI Always Love Youではそれぞれ若い男女が登場、これからの我が国カントリー界の衰退傾向を憂うシニア層を安堵させてくれた。そして、最後はカントリーロックからGood Little Girls、後藤岳志(Eベース)のジュニア紅平がOCB最年少のMACO(Eギター)とのデュオで締めた。それにしても、毎回毎回ゲストが指定する曲に即応して伴奏し、ハーモニーをつけて気持ちよく歌わせるバック陣。結成20周年を間近に控えた、豊かな経験からとはいえ頭が下がる。
★3セット目はサポーターダンサーたちの踊りで盛り上がった。特にCajun Thangは乗りがよく、初心者にも覚えやすい振り付けで、事実2、3人の若者が飛び込みで楽しそうにステップを踏んでいた。You Tubeでも紹介されてるのでお試しを。
今回小樽フェス初参加の加藤秀夫(ドラムス)は、昨年サポターダンサーとして単身参加の奥方から小樽の様子を聞いており、同伴参加ができるのを楽しみにしてるようだ。
敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-5-10)
写真:リッチー伊藤
ウエイファー国立ライブ速報
都会派ブルーグラス、ウエイファー結成50周年を祝う
揺るがぬ桐朋の固い絆、誕生の地 国立で
★小樽フェスに3年ぶり3回目の出演が決まっているThe Way-Faring Strangersの結成50周年ライブ(5/1、@東京国立・はっぽん)に行ってきた。昨年12月5日の同店以来の公演。めったに顔を見せないので日本のSeldom Sceneとも言われている。開演30分前の18:30にはおよそ40名と満席状態。当夜限りではあるが、扉の禁煙サインがうれしい。ミラーボールのように銀色に輝くベスト着用の5人は、例によりMCなしでいきなりアウトロー・カントリーの傑作Jesse Jamesから始め、Sea Of Heartbreak、When You Kneel At Mother's Graveと一気に3曲。リーダーでMCの近藤俊策(Ma)による全メンバーの健康状態近況報告では、一番若い金子武美(Gi)もアルコール依存症なので全員病気もちと冗談をとばしながら、次はOld Flames(Can't Hold A Candle To You)、先に来日、小樽を含む全国ツアーをしたブルーグラス・トリオThe Tipton Hill Boysの新作CD「Songs We Like」にもカバーされてる名曲だ。Banks Of The OhioのキーはF、近藤のハイロンサムテナーが光る。インストEL Dedoに続くGood Woman's Loveでは4パートハーモニーが美しい。続いてはSteel Guitar Ragをウエイファー・スタイルで披露。リスナーとして参加のスティールギター手習い氏(武田の同級生)へのプレゼント曲でもある。唯一の初代メンバー武田温志のドブロから始まり、マンドリン、バンジョー(萩生田和弘)、ギター、ベース(林京亮)の順でソロをとり最初のドブロに戻る。ブルーグラス・インスト演奏の醍醐味はここにもある。特筆すべきはベースのソロ演奏が、このバンドでは随所に入ることである。続く、Making Plansの絶妙なトリオハーモニーには同席のご婦人たちもうっとりだ。ステージ横には50年前の当時は貴重品だったカントリー音楽のLPを気持ちよく貸してくれるなどウエイファーの強力な支援者、湯川れい子からのお祝いの花かごもある。ボブ・ディランのFare Thee Wellもよかった。I'm Coming Back But I Don't Know Whenを最後に1stセットが終了。
★客席を見渡すとやはり桐朋高校やウエイファーOBが多く絆の強さを感じる。「母からの便り」を作詞作曲した田村守夫妻、初代ウエイファーの司会を担当した早大アナ研出身の豊田良友夫妻、ウエイファーが所属するPAMFの幹部連の姿も。後半はBluegrass Expressで出発だ。今年の小樽フェスのテーマは鉄道だが、ウエイファーはこの曲をやるのだろうか。Behind These Prison Walls Of Love、This Morning At Nineと進み、オートハープから入る Red River Valley では林がリードボーカル。最愛の妻に先立たれた男を歌うGrave In The Valleyでは萩生田がバンジョーをギターに持ち替えリードを取る。やはりブルーグラス、詞は悲しいが曲調は明るい。歌い終わると“異変”が起こった。たまたま来店したブルーグラスは初めてという男性の目には涙、手には福沢諭吉1枚が挟まれた割り箸。同席のその男性の連れの方が“この人は最近、奥さんを亡くしたんです”とささやいてくれた。萩生田は童顔を当惑させながらも拝受。なにせ、我が国のこの業界はおひねりとは無縁なのでうれしい驚きであった。続くBlueridgeはバンジョーレスで。ボブ・ディランのI'll Be Here In The Morningは熱愛のフレーズがならぶ、日本語では恥ずかしくてとても言えない言葉が・・・と金子。以上3曲はウエイファーがこの日のために練習を重ねてきた新曲である。歌詞カードが配られた。「母からの便り」と「昔ながらのカントリー」、みんなで歌う。作者の田村も口ずさんでいる。エンディングはPanhandle Country、拍手は止まない。近藤が“そうですか・・・アンコールですね”と3曲もサービス。彼らがお手本としてきたCountry Gentlemenの名曲Fox On The Runのカルテット・ハーモニーは圧巻だ。Daydreak In Dixieでは早弾きの競演、疾走感溢れるブルーグラスの真髄がここに。おしまいのA Wayfaring Strangerはブルーグラスでは珍しくマイナーコード、武田もボーカルに参加し5重唱だ。バンド名と酷似したこの曲の存在を、彼らがバンド名を決めた当時は知らなかったという。情報が溢れ入手が容易な今をさかのぼること半世紀、さもありなんの思いを深めた一夜であった。さて、関東の名門ブルーグラスバンドが勢揃いするライブが予定されている。東理夫率いるOzark Mountaineers(立教OB)、Blue Mountain Boys(青学OB)、The Way-Faring Strangers(桐朋高OB)の競演だ。11/22(日)、新宿・Back In Townが待ち遠しい。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-5-3)
写真:林 郁二
本場ブルーグラス北海道ツアー速報
ティプトン・ヒル・ボーイズ札樽公演、たいした いかった~!
小樽フェス関係者も全面協力
ノース・カロライナからやってきたブルーグラス・トリオThe Tipton Hill Boys(THB)の新作CD「Songs We Like」のプロモーションツアー最終巡業地、小樽、札幌の両公演を追っかけた。映画「オー・ブラザー」のグラミー賞ウイナーとして名を馳せたChris Sharpは2002年から定期來日してる日本通だが北海道は始めて。“日本でないみたい”が第一声だ。東テネシーに残してきた奥方、サチエの手ほどきで日本語検定3級の“実力”を駆使したお笑いMCもこの2日間の本場ブルーグラスライブを引き立てた。
(リポーター:ロイ田沢 2009-4-19)
★4/16小樽公演@ウイングベイ小樽・ヲタル座(主催:小樽カントリー&ウエスタン研究会)
午前中、雪がちらついたが、夕刻には天気も落ち着き予定通り18:00開場。毎年小樽フェスの1週間前プレイベントが行われる複合商業施設にある旧よしもと劇場ヲタル座(キャパ120席)は8割がた埋まっている。1970年代アメリカの人気テレビコメディ番組で流れたトレインソングの傑作、Petticoat Junctionを手始めに連続4曲、MCなしで進行したあと、クリスがおもむろにあんちょこ風手帳を取り出し、ページめくりに1分近くも時間をかけてから“コ・ン・バ・ン・ワ”、続いて“みなさま、こんばんは”と手の込んだ演出。ワンマイクから1m以上も離れてなめらかで鳥肌がたちそうなインストと絶妙のハーモニーボーカル。曽祖父から続くバンジョー一家の4代目George Bucknerの神わざ弦さばきは単に速いだけではない。音の刻み、タイミング、深み、ドライブ感。Talking Banjoではジョージと愛器との文字通りの会話がみごとに演じられた。Rocky Top、Old Flames、Danny Boyなど、ベースを弾く長身Kevin Sluderのハイロンサムテナーはボビー・オズボーン張り。トップテナーが旋律を歌う曲が多いのもこのバンドの特徴である。また、バンジョーの調弦は一弦づつ音をもらうのではなく、クリスのギターのAコードを聴きながらというのも新発見だった。Take Me Home Country Roadsではコーラス部をリスナーも楽しく唱和。小樽フェスの人気バンドThe Shaggy Mountain Boysでマンドリンを担当する渡辺敏雄が4/5奈良から開始した全国ツアー(10都市)のまとめ役であるが、1970年代初期に日本のブルーグラスバンドとして初めてアメリカ遠征したBluegrass 45のベース弾き・・・とクリスに紹介され登壇、ツアーの趣旨、新作CD誕生の背景などセールス・トークに続き、クリスの日本語司会でクイズが始まった。客席全員起立、クリスがジョージは独身か妻帯かをみなに聞く、外れた人は着席。子供はいるか、何人か、男か女かと進め、勝ち残りが複数のときはじゃんけんで。答えは女の子2人、賞品の「Songs We Like」は若い女性が獲得した。2回目のクイズではケビンのことが質問され同様のパターンで、男の子2人が正解。15分の休憩中に行われたCD販売サイン会では、いま聴いたばかりの演奏が収録されたCDを求める長い列ができた。そのため、2ndセットの開始が大幅に遅れ、司会のディーン柴岡(世話役バンドGrass 07のメンバー、小樽フェスではFMおたるの石橋やちよや堺清とともに司会を担当)はTHBの名称のいわれや彼らの話題だけでは時間がもたず、得意の小話を交えなんとか場をもたせた。後半の注目はDueling Banjo、バンジョー同士ではなくギターとの対決だ。80歳代で今なお健在のバンジョーの神様アールス・クラッグスとブルーグラス・ギターの名手、故レスター・フラットとの楽器による決闘が、30歳代の若き後継者ジョージとクリスにより目の前で繰り広げられたのである。3人は深々とお辞儀をして、45分2ステージのライブは無事終演。
交流会はGrass 07のごひいきで小樽フェスのスポンサーでもある利尻屋(代表 簑谷修)直営和食の店“惣吉”で行われ、小樽フェス過去2回出演のフィドラー平塚研太郎(酪農学園大学・ブル研創始者)が教え子の女子学生たちを連れて参加、日米ブルーグラスのジャムセッションが深夜まで続いた。
★4/17札幌公演@パーティハウス・フィエスタ(主催:北大ブルーグラス研究会)
狸小路の一角にあるこの会場(着席キャパ120)は小樽フェス常連の福森千花の所属事務所、鈴木イベント社の協力により提供された。前日の小樽会場とは異なり丸テーブルで飲食できる形式。北大ブル研主催(実質まとめ役Wingrassリーダー高瀬洋平)だけに、現役学生やOBも多数参加。小樽フェス名誉会長の山本信彦ご夫妻はわざわざ小樽から。北大現役選抜の新編成Star's Dreamの面々に加え、カントリー系では関野文男やサニー室谷、カントリーダンサーのマーサ米川など小樽フェス参加アーティストや応援メンバーの姿もあった。リスナーとしてのレンチャン参加は筆者以外に元北大ブル研部長のトーさんこと後藤宣人など。開演は19:30、小樽と同じくPetticoat Junctionからスタート。前夜聴けなかった曲は、日産のコマソンで有名になったSunny Side Of Lifeをクリスとケビンのデユオで。列車ソングNine Pound Hammerではクリスのギターソロが絶品。ジョージがクリスのギターを借りて素朴に“新聞売りのジミー少年”を。リクエストに応えて、マール・ハガードのToday I Started Loving You AgainをあのThe Grascalsと同じように美しいブルーグラハーモニーが会場を包んだ。2ndセットのキックオフはRosey Bokey、
続いて福森千花がニューフェイス石田明日香を伴って登場、THBをバックに3曲披露した。Blue Moon Of Kentuckyをスローアカペラから歌い始め、アップテンポで明日香のソプラノがからむ。続いてカントリーの名曲I Saw The LightとOn The Road Again、いずれも明日香との絶妙のハモリはクリスに“我々もガンバラナクチャ!”と言わしめた。千花・明日香の組み合わせは小樽フェス初なので楽しみだ。ナッシュビル修業中に本場のアーティストたちと共演経験があるだけに、千花にとっては地元札幌でもこのような機会を持ち得たことに大満足な様子だった。THBの終盤はSteam Boat Whistle Bluesなどの演奏のほかに、クリスのおふざけ“日本語講座”では覚えた日本語は何かの質問にジョージとケビンはイチゴ、ミズ、ビールなどを連発し、日本の果物や飲み物がよほど気に入ったようだった。先述のリクエストに続き、アンコールに応えてブルーグラス入門曲Blueridge Cabin Homeでお別れだ。相当練習したのであろう3人揃って帽子をとり、90度まで折り曲げる丁寧なお辞儀は印象深い。交流会はライブハウスANYWAYで。
★ブルーグラスの真髄を目の前で体感した若者たちの目の輝きと本場ブルーグラス・サウンドを心底堪能した地元ファンの感動ぶりが忘れられない。また、THBにとってもCDの売れ行き、交流会の盛り上がり、純日本式レトロ宿泊体験、北海道鉄道発祥の地(手宮)見学などなど大満足であったに違いない。
(文中敬称略)
写真提供:KOTO 追加分近々アップします。
クラシック飛行機の真横でC&W
満開の桜のもと、我が国航空発祥の地、所沢航空記念公園での第24回市民文化フェア(4/4)で、所沢カントリー・ミーティング(毎年1月下旬開催@並木多目的ホール)の主催バンド、ジョン大谷とGreat Valley Boysが出演、フリーマーケットやさまざまな市民参加イベントでにぎわう中、人々の足を止めました。アメリカ製プロペラ輸送機C46(1940年製造)が“銀色の翼”を広げている真横の特設ステージで、ずばりSilver Wingsをトリオハーモニーで、 ウエスタン・スイングTake Me Back To Tulsaをアップテンポで軽快に 、そしてスローワルツ“四つの壁”などなど。ラストはTruck Driving Manでぶっ飛ばしました。PSG、ドラムスをふくむ7人編成の地元カントリーバンドの熱演30分、舞台横の芝生ではカントリーダンサーたちも軽やかにステップを踏み、彩りを添えました。
小樽フェスへはエアー?フェリー?
エアー:格安ANAの空割が4月から発売。65歳以上のかたは全国どここから乗っても千歳空港まで¥9,000、空港カウンターでの申し込みのみですが、席はまず確保されるようです。また、ANAの旅割では東京→札幌¥11,300。6月搭乗分の予約はすでに始まってます。0120-029-222
フェリー:新潟を朝10:30出港、翌早朝04:30に小樽入港。新日本海フェリーにはペア88という割引があります。1等ツイン船室+乗用車で¥24,800、またわがまま55では一人¥6,000(2等寝台、55歳以上)。2ヶ月前から予約受付開始、時間のとれる方にはおすすめです。天狗山を真ん中に南北に大きく広がる山々と街並みをパノラマで見ながら、白と赤の防波提灯台の間を通り抜けて接岸します。東京予約センター03-3543-5500
ヲタル座で本場のブルーグラス
アメリカ、ノース・キャロライナ州からやってくる3人組、The Tipton Hill Boysの小樽公演の詳細が決まりました。会場は札幌からも至近、JR小樽築港駅から徒歩数分、2月14日にこけら落としをしたばかりのヲタル座です。ギターとバンジョーの講座もあり、終演後は交流会を予定しております。小樽フェスのホストバンド、Grass 07が世話役を務めます。
1.日 時:2009-4-16(木) 開場18:00 開演18:30
2.会 場:ヲタル座(旧吉本劇場)@ウイングベイ小樽 5番街3Fhttp://www.wingbay-otaru.co.jp/ <ライブ入場者は駐車料金無料です>
3.入場料:前売¥3,500 当日¥4,000 ワークショツプ受講+¥1,500
4.主 催:小樽カントリーウエスタン研究会、THBライブ実行委員会
5.問合先:ロイ企画 04-2942-0552(ロイ田沢)/トーンポエム 0134-31-6628 (堺)
ハンク佐々木、リバテイで歌う
3/4(木)、ナッシュビルから一時帰国中のハンク佐々木ショーを見てきました。会場は今年の小樽フェスに初参加するケン川越の店、リバテイベル(東京・笹塚)。サポート陣はエレキギターのダン岡山とキーボード&ボーカルのキャンデイ岡田、みぞれまじりの足元の悪い中、きてくれたファンたちへの丁重な挨拶とメンバー紹介からスタート。筆者は2003年、椿山荘カントリーフェス以来の再会でした。ハンク自作の3曲、Tennessee Moon(日本では坂本孝昭が日本語で、米国では2名のアーティストがカバー)、Cowboy From Japan(この曲で振り付けたカントリーダンスで市川容子が国際大会で3位入賞)、Deep Dark River(ハート・ブレーク・ソング)の他、DギブソンのJust One TimeやMハガードのFarmer's Daughter、Big Cityなど全25曲(2ステージ)を演奏 、Western Croonersの一員として小樽フェスの舞台に立つキャンデイはBlue Kentucky Girlを、湘南方面で活動しているスージー猪原が飛び入りでWhen You Kneel At Mother's Graveなどブルーグラスの名曲を披露しました。
写真提供:リバテイベル、佐俣和夫
第6回小樽フェスのテーマ
テーマは鉄道です。プレイベントは6/21(日)ウイングベイ小樽で。
開催日時:2009-6-27(土) 12:30開場 18:30終演予定
会 場:小樽市民センター(マリンホール)
チケット:前売り¥2,500 当日¥3,000 発売開始 4月中旬 │
<出 演>
★3回目、グランド・オール・オープリー(ナッシュビル)出演を誇るShaggy Mountain Boys(神戸)
★3年ぶり3回目、結成50周年を迎えるThe Way-Faring Strangers(東京)
★2回目、迫力のハーモニーボーカル、重量級カントリーバンドOle Country Boys(東京)
★初参加、北海道出身ケン川越とCountry Croonersがジャクソン優子*と来樽(東京)
★道内No.1カントリー歌手、おおの真虎が若手4人組the RANCHと共演(札幌)
★名門北大ブルーグラス研究会のえり抜き小樽フェス対応バンドStar's Dream(札幌)
★ナッシュビル修業を続けた道産子、福森千花とCountry Rock Special(札幌)
★中島美砂を擁する北大OB中心の実力派ブルーグラスバンドWingrass(札幌)
★お父さんと4兄弟のアメリカン・ファミリーバンドC4、成長ぶりが楽しみ(米・ウイスコンシン州)
★小樽生え抜きアコースティック・バンド Grass 07、今年も小樽ワルツを披露
★札幌、小樽、東京のカントリーダンス・グループ
★総合司会はFMおたるの看板アナ石橋やちよ
*カントリーダンス指導者、The Tokyo Cowgirs &Cowboysl主宰
<後 援>
北海道教育委員会、在札幌米国総領事館、小樽市、小樽市教育委員会、小樽市文化団体協議会、小樽観光協会、小樽青年会議所、北海道新聞、FMおたる、東京小樽会
<主 催>OCWF実行委員会
<共 催>小樽市民センター(マリンホール)
問い合わせ先:ロイ企画04-2942-0552 │
テイプトン・ヒル・ボーイズ札幌公演
小樽公演の翌日、北大ブルーグラス研究会の主催で行われます。ブルーグラス・ファンにはおなじみ元祖レスター・フラットの生まれ変わりクリス・シャープ(Gi&Vo)率いるTHBが道内の学生達やアコースティツク音楽ファンと交流いたします。バンジョーのジョージ・バックナーはスクラッグス奏法の完璧な継承者、ベースのデイビッド・スルーダーもトリオ・ボーカルの要として存在感大。小樽フェスでおなじみ日本のロレッタ・リン、ナッシュビルで磨きをかけた福森千花が共演いたします。札樽間は近いのでクリス一行の追っかけもできそう。
1.日 時:2009-4-17(金) 開場19:00 開演19:30
2.会 場:イベントスペース FIESTA(フィエスタ) 札幌市中央区南3西1-3-3 マルビル2F
3.入場料:一般¥4,000(当日¥4,500)、学生¥3,500(当日¥4,000)
4.主 催:北大ブルーグラス研究会
5.問合先&予約:080-5597-3270(石川)
ノース・キャロライナの風、札樽ツアー実現
映画「オー・ブラザー」のグラミー賞受賞者、奥方は日本人で大の親日家でもあるChris Sharpが今春は盟友と組んだブルーグラスバンドThe Tipton Hill Boysとして来日、北海道ツアーも実現できる運びとなりました。バンジョーは曽祖父から続くバンジョー一家の4代目George Buckner(2006年IBMAアワード・ノミニー)、ベースは同じくNC州生まれでカントリー音楽も大好きなKevin Sluder。30歳代半ばの前途有為な本場ミュージシャンたちのトリオ・ボーカル・シンギングとともに、F&S奏法やオズボン・ブラザーズ・サウンドを目の前でお楽しみいただけます。招聘元は小樽フェス協賛企業の一社であるBOM社(本社・宝塚市、渡辺敏雄社長)。同社長は今年もフェスに出演するThe Shaggy Mountain Boysのメンバーでもあります。日程は小樽が4/16(木)、札幌は4/17(金)、詳細は確定次第、逐次お知らせいたします。
小樽フェスの所沢バージョン2009
ハワイアンバンドとフラダンサーも参加した、第2回所沢カントリー・ミーティング(1/24@所沢市並木公民館・多目的ホール、キャパ160席)は総入場者174名で盛会でした。以下ロイ田沢が詳細リポートします。
所沢で無料の新春カントリーコンサート
ハワイアンとフラも参加、華やかさ一段と
★”カントリー音楽をこんな身近で聴けるとは”、”珍しいイベントなので多くの人にもっと知らせよう”、”手伝えることがあれば言ってほしい”・・・地域の”顔役”諸兄からの励ましをいただきながら第2回所沢カントリー・ミーティング(TCM)は無事開幕した。音響がいいことで知られるキャパ160席のこの並木公民館・多目的ホール(Since 1995)に、小雪ちらつく寒空ではあったが総勢174名が集い、にぎやかに進行した。
14:30の開演に先立ちサプライズ!タヒチアン衣装のダンサー数名がいきなり舞台幕前で踊り始めた。並木美知子率いるキッズ12名を交えたフラダンサー計46名のなかの1チームだ。総合司会、ジョン大谷の発声でTCM代表幹事、ロイ田沢が挨拶”~80数名の出演者、みな気合いが入ってます。最後までおつき合いよろしくお願いいたします”。
★トップバッター、Blue Sky BoysによるBlueridge Cabin Homeの演奏で幕が開く。Blue Moon Of Kentuckyのときには、MCロイ田沢が舞台背後に吊り下げられたカントリー音楽ゆかりの州旗のうちケンタッキー州旗を指さしながら歌い始め、最後の曲は日本語で”さよならが言えない”。入場無料イベントのため予算きびしく、音響システムはホール備え付けのものと各バンド持ち寄り、そう簡単に首尾よくはいかない。しばしばハウリングを起こすなどしたものの、定刻25分後、Orange Blossom(リーダー古谷実)に引き継ぐ。無指向性マイクを用い、固まりを作ってハーモニー・ボーカルをするブルーグラスらしいフォーメーションでWhen You Kneel At Mother's GraveやAmelia Earhart's Last Flightなどを披露した。続いて地元Bluegrass Tuesday(リーダー大庭進)がオートハープ奏者も加えて登場。名曲Wildwood Flowersや元歌はカーター・ファミリーのWhen I'm Goneとされる高田渡の”生活の柄”など、エレキベースのプラグが外れたり、アンプが不調だったりのアクシデントにもめげず全7曲を終えた。
★15:50:Huka Lehuaによるデモダンス(音源CD)がスタート。フラは腰と指先だけの踊りかと思ってたが、足指などもきれいな動きをしてることに気がつく。1曲目 Hawaiian Lullabyでは12名、2曲目クウピリオハでは18名のダンサーが南国情緒豊かな、あのゆったりした独特の曲調に乗せ華麗な踊りと衣装で観客を魅了。また、全員踊りながらハワイ語で声を合わせて歌う様は、宝塚のレビューショーを想起させた。
再び緞帳が開き、ギター、マンドリン、ハーモニカのトリオ、Melody Jam(リーダー野村義男)の演奏が始まった。
市役所職員グループだが、今年は女声ボーカルが不参加で選曲が限定され、Amazing Graceとカントリー2曲。昨年に比べ歌唱力の向上を感じさせた。秋の市民音楽祭常連ベテラン・ハワイアンバンド、Royal Fiveが有名なKaimana Hilaをフラダンサー32名を前にして奏で始めた。Stardustではピアノも加えて。”南国の夜”ではハーモニーがとりわけ素晴らしい。パパリナラヒラヒでは12名とも精鋭ぞろいを思わせる見事なフラダンス。ラスマエの”月の夜は”では4歳児をふくむ14名のキッズダンサーたちが2列で踊り、観客はみな満面の微笑み。バンドリーダー、斎藤篁三のカントリーのそれとはまたひと味違う素朴なスティール・ギターの調べを聴くために武蔵野市から駆けつけたファンもいた。
★16:43:CDによるカントリーラインダンスの時間だ。舞台下にハット、赤青おそろいウエスタン・シャツ、ジーンズ、ブーツの4点セットでまとめた8名が並ぶ。いま大ヒット中のGood Timeの振り付け(曲も同名でアラン・ジャクソン歌)を手始めに、1970年代のミュージカル”グリース”からカントリーダンスでは珍しいハンド・ジャイブ(手の動き)を多用した踊りで締めくくった。
★さいたま市のイースト・プラザで毎年コンサートを主催してることからEast City Ramblersと命名された8名編成の本格派の登場だ。バンドリーダー兼MCのジーン大竹は元レコード店主で、カントリー専門誌へのレギュラー寄稿者。うんちくを語らせると、もう時間はいくらあっても足りない、タイムキーパー泣かせとは周りの声。このバンドはソロボーカルが多いのだが、大竹とマック関のデュエット”ルイビルまであと8マイル”は秀逸だった。会場に一番乗りしたのは遠路山梨県から参加の大月カントリー音楽愛好会会長、藤本昌作がまとめる
Grass Country Boysだ。女声2名を加えた9名編成。ジャスミン植田がOnce A Dayを手慣れたゼスチャーで歌えば、ナイス小宮によるYour Cheatin' Heartはバリトン・ボイスで円熟の味。マイク友田がドブロを弾きながら歌うMiss The Mississippi And YouはMハガードのバージョンでとりこになった曲だという。小宮・友田のデュオボーカル”フォートワースの思い出”もいいハモリ。フィリピン出身で藤本夫人の
サルビーは鮮やかなブルーのシャツを着こなしWhiskey, If You Were A Womanを熱唱。今回のイベントが現編成では初陣というが、1週間前の同ホールでの総稽古には全員参加するなどカントリー音楽への愛着と熱意が存分に発揮された舞台であった。かって椿山荘で開催されたカントリーミュージックフェスなど大型イベントのPAを手がけた渡辺久延(サニーサウンズ代表)がボランティアでこのバンドに随行したことも、ありがたいことであった。
★トリはホストバンドのGreat Valley Boysが務めた。特筆すべきは、PSGを弾き始めて2年にも満たないバンドリーダー、ジョン大谷の上達ぶりであろう。ギターは学生時代からとはいえ、足や膝まで使うPSGの難易度は計り知れないものがあるはず。なにせ、カントリーバンドとしては素人集団だったのに、月2回の夜間合同リハ、月2~3回の昼間ハーモニーボーカル訓練など、時間の余裕も幸いして切磋琢磨できたことが、まずまずの成果につながったと自賛できそうだ。テーマ曲が終わるやトリオ・ハーモニーでCotton Fieldsを。スローナンバーTogether Againに続きダンサブルなHey Good Lookin'ではカントリーダンサーたちも参加。Silver Wingsはブルーグラス的な編曲でキーもGと高めに。メンバー紹介ではBGM風にFaded Loveを流し、紹介が終わるとトリオ・ボーカルでアクセントをつけた。初披露のポピュラー曲、Heartaches By The Numberも3重唱し、カントリーダンスはSwing Low Sweet Chariotの振り付けで軽やかにステップを踏んだ。
エンディングはミセス田沢のリードボーカルで”谷間のともしび”を。繰り返しは司城正明がリスナーに唱和を促してみんなで歌い上げた。持ち時間30分が過ぎ、フィナーレに突入する。構成はブルーグラス3バンドが中心となり、
フィドラー森田福司の前奏でI Saw The Lightから。バンジョーは大学2年生の榊原浩など3人組。ソロボーカル、コーラス、
楽器(マンドリン、ドブロも)演奏の繰り返しで進む。ベースは青梅から参加の内田不二雄、ドラムスは市内のビッグジャズバンドでも叩いてる白野雅保、昨年は飲み過ぎてリズムが乱れたが今年はOK。
なごりを惜しみもう1曲、”永遠の絆”も会場が一体となり高らかに合唱、ジョン大谷の”また来年お会いしましょう”で定刻18:30に閉幕した。
★19:00:ホワイエに約70名の交流会参加者が集まり乾杯。共催の並木公民館、佐々木葉子館長の挨拶、出演者を代表してフラダンス専門家、並木美知子先生のカントリー音楽と共演した感想では、”楽しかった。私も英語の歌を歌いたくなった・・”とのコメント。立川市からゲスト参加のPSG製作者&演奏者として高名なSTUDIO FUZZYの藤井三雄代表には祝辞をいただいた。参加者の中には同氏との思わぬ出会いを喜ぶ声が多かった。宴たけなわとなり、ホワイエではブルーグラッサーたちによるジャムが始まった。
円陣の中にはバンジョーの丸山加代子もいる。電気不要の楽器だけなので音色柔らかく、素人耳にも心地よかったのでは。どれも同じ曲に聞こえるのはどの音楽ジャンルにも言えること。敬遠したわけではあるまいが、カントリー組はフラダンサーの婦人たちと別室で盛り上がっている。会場の都合でやむなく二手に分かれての交流会。次回は100席できる本館講堂でやりたい。そして、正月第4土曜日を”約束の日”としたい。連日、新聞やテレビ報道で流れるのは暗い話ばかり、せめてカントリー音楽で明るく、楽しい年としたいものである。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-1-26)
写真:藤本昌作、内田不二雄、野村義男
<データ>
入場者総数:174名(リスナー87、出演者83、専任スタッフ4)
リスナー内訳:並木地区41名、市内・県内37名、都区内8名、横浜1名
プログラム:A3二つ折り、全8頁 250部(編集:司城正明)
<Many Thanks To>
PA/渡辺久延、舞台照明/大野一郎、生田直、
プログラム製本・会場案内サイン掲示/佐々木葉子
マイク伊藤、湘南で歌う
小樽フェスの海外応援団長、マイク伊藤が今年も米・ミズリー州ブランソンから一時帰国、首都圏各地でファンの熱烈歓迎を受けました。筆者は縁あって箱田忠昭ご夫妻主催のプライベート・パーティ(1/10@江ノ島・グランシティ湘南海岸オーナーズルーム)に参加させていただきました。東京で初雪を記録した前日がウソのような好天の土曜日、JR藤沢駅で江ノ電に乗り換え先頭車両に座ると、なんとフィドルケースを抱えたマイク伊藤とバッタリ。以下ロイ田沢がこの日の模様をリポートいたします。
湘南でマイク伊藤の歌声高らかに
ミズリー州ブランソンの風に乗せて
★行き先は同じとはいえ一足早い江ノ電での再会に話がはずんだ。母親がケアハウス入居のため、滞在中は六本木のホテルをベースに各地での歓迎ライブやパーティに臨む。大晦日に行われたロンスター・カフェ(高田馬場)での恒例カウント・ダウンは昨年より盛会だった。明日は草津温泉で身体を休めたい・・・。往時の面影を残す単線、江ノ島電鉄は江ノ電(Since 1902)で親しまれ、”チンチン電車のようだ”とマイクもお気に入りの様子、木とコンクーリト製の2種の枕木が使用されてるそうで、ガタンゴトンの響きが心地よかった。下車駅は4っ目の湘南海岸公園駅だ。鎌倉から乗車し小さなホームのベンチで待つてた旧友Nの道案内により、ウエット・スーツのサーファーたちが行き交う道を徒歩で会場へ向かった。
★米国・ミネソタ大学留学時代にC&Wを通じてマイク伊藤と親交を深めた箱田忠昭(鎌倉市在住)が自らの別荘で行うマイク伊藤・歓迎新年会は、カントリーダンス愛好家でもある志保枝夫人(元JAL客室乗務員)との共催で、江ノ島と富士山を間近に臨む海岸沿いのここリゾート・マンションでの開催は3回目。ホスト箱田は慶応時代からカントリー音楽を愛し日本コカコーラを経て、企業内研修・講師派遣会社、インサイト ラーニング(株)を創業。日本プレゼンテーション協会の理事長としても”説得、交渉術”の指導者として著名で著作も多い。
★富士山の雪化粧が目に眩しく、太平洋東側に浮かぶ江ノ島とのコントラストは正に一幅の屏風絵。海側のマンション2階部分が正面玄関で、パーティ会場は螺旋階段を下りた1階にある。すでにカントリーウエアの男女数十人が歓談している。特設ステージではマック宮下(PSG)、上林実(EBa)、ダン岡山(EGi)、紅一点鈴木ナツキ(KB)から成るCountry Expressの面々が12:30の開演を待つ。TAD HAKODAのネームを縫い込んだブルーのカントリーシャツ姿の箱田が、マイク伊藤との出会いのエピソードを紹介して1stセットが始まった。マイクの艶のあるバリトンでTogether Again、すばらしい。BウイルスのTake Me Back To Tulsaは、ついハーモニーをつけたくなるほど軽快で爽やか。曲弾きもあった。きれいどころに弓を持たせ、マイクはフィドル本体の弦を巧みに上下させ曲を奏でる。美女たちが次々と・・・、もう夢心地だ。
★ 箱田夫人も歌いました。ご主人とのデュオでRプライスの名曲、My Shoes Keep Walking Back To Youには万雷の拍手。ゲストタイムでは藤沢市から駆けつけた黒いスーツと白いシャツで長身を包んだ村田兵衛がBウイルスのRight Or WrongをGストレート・スタイルで披露。60歳でリタイアし、今はカントリーミュージシャン。都内ライブハウスにレギュラー出演するなど第2の人生を満喫してる。後半のステージではAジャクソンのDesignated Drinkerを聴かせてくれた。村田と同じく北海道生まれで某中堅製薬会社に単身赴任してる菅原吉章もHonky Tonk Blues やPeach Picking Timeをソフトで甘い声で熱唱すれば、群馬からは北関東一円で不動産業を営む坂井次英(慶応OB)がワルツ曲、There Goes My Everythingを。また、箱田、松本タケシなどと共にYou All Comeをリスナーにも歌わせ盛り上げた。マイギターを持参した筆者はダンサブルなHey Good Lookin'を歌わせていただいた。カントリーダンスでは白幡ひろ子(Country Dance Twincle主宰、茅ヶ崎市在住)など複数のグループが、
ブーツを頑丈なタイル張りの床にヒール、タッチ、ストンプ、ブラッシュと軽やかに叩きつけていた。
★16:00、3ステージ構成のパーティはお開きとなった。”ブランソンのマイクの劇場では弾いて貰えなかったOrange Blossom Specialを聴けて満足だ”、”素人の歌の伴奏を一生懸命、誠実さを強く感じた”、”野郎の俺が惚れる位だからさぞかし女性は・・・”などなどの声は相変わらず。輝く目で、時には真っ白な歯を見せ、がっちりした長身からほとばしるものは正にCAN DO SPIRITを感じさせる新年にふさわしいものであった。
★こんな機会が巡ってきたのは、先の慶応三田祭150周年で知遇を得た成澤靖一・恵美子夫妻のご厚意によるもの。引き続き、この会場は同マンション住人でもある恵美子夫人(元ANA客室乗務員)主催のカントリーダンス中心の二次会に早変わりした。いつまでも元気で踊りたい、歌いたいというみなの願いは湘南の浜辺を駆け抜け富士山までも届いたにちがいない。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-1-16)
写真:西村守孝 取材協力:村田兵衛
第2回所沢カントリー・ミーティング
小樽フェス企画委員長・ロイ田沢の地元、埼玉県所沢市で新春カントリー音楽祭が行われます。今年は地元音楽祭などで活動中のカントリーバンド3、ブルーグラス3、ハワイアン1,フォーク1,カントリーダンサー11名、フラダンサー46名が参加し、明るい年になることを願い元気いっぱい演じます。
日時:2009-1-24(土) 14:30~18:30 入場無料
会場:所沢市並木公民館・多目的ホール 04-2998-5911
主催:TCM実行委員会 共催:並木公民館、TCDC
昨年の模様は当サイトの08/1/27付「小樽フェスの所沢バージョン」、08/2/1付「所沢カントリー・ミーティング2008」でご覧いただけます。
問い合わせ先:ロイ田沢 04-2942-0552 roy-ocwf@nifty.com
第6回小樽フェス出演陣決定
明けましておめでとうございます。
このホームページは今年で満3年を迎えます。引き続き小樽フェス以外にも各地でのカントリー&ブルーグラスフェスやカントリーダンスイベント、さらに各店でのライブ演奏シーンの”取材”リポートも掲載いたします。引き続きご愛読よろしくお願いいたします。ロイ田沢
第6回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル
2009-6-27(土)13:00~18:30@マリンホール
♪全10バンド出演予定 入場料\2.500(当日\3,000) チケット発売 4月中旬
★伝統のブルーグラス東西対決
The Shaggy Mountain Boys(神戸)
The Way-Faring Strangers(東京)Pride&Tradition Since 1959
★日本のサンズ・オブ・ザ・パイオーニアズOle Country Boys(東京)
★初参加、北海道出身 ケン川越とWestern Crooners(東京)
★北の星 おおの真虎とタクマ&若手4人組the RANCH(札幌)
★ナッシュビル仕込み福森千花とCountry Rock Special(札幌)
★中島美砂と北大ブル研OB中心の Wingrass(札幌)
北大ブル研、現役精鋭たち Star's Dream(札幌)
★小樽ワルツを歌う地元ブルーグラス Grass 07(小樽)
ビル・コンウエイ、ファミリーカントリーバンドC4(米国)
★東京、札幌、小樽のカントリー・チームダンサー
★総合司会 FMおたる 石橋やちよ
主催:OCWF実行委員会
共催:小樽市民センター
後援:北海道教育委員会、在札幌米国総領事館、小樽市、小樽市教育委員会、
小樽市文化団体協議会、小樽観光協会、小樽青年会議所、北海道新聞、FMおたる、東京小樽会
企画委員長 ロイ田沢 roy-ocwf@nifty.com
ロイ企画代表 イベント業務管理者(940088)、公式ホームページ「小樽フェス」
ケン川越、小樽フェス出演決定
カントリーライブハウスの老舗、リバティベル(渋谷区笹塚)のオーナーでカントリーミュジシャンのケン川越さんが自身のハウスバンド、Western Croonersとサポートダンサー(リーダー:ジャクソン優子さん)ともども来年の小樽フェス出演が決まりました。ロイ田沢は12/20(土)、同店にご挨拶にうかがい、彼らのクリスマス・ライブも楽しませていただきました。以下速報リポートです。
景気冷え込みはどこ吹く風
老舗リバティベル、明るく賑わう
★穏やかな初冬の土曜日(12/20)所沢から都心に向かった。クリスマス・シーズンで混雑するターミナル駅で乗り換え笹塚のリバティベルへ。演奏開始の20:00少し前、満席の店内に入るなり「切り抜きカントリー倶楽部」吉村編集長に声をかけられた。サポートスタッフの上田女史も同席しており、取材と会員募集活動も兼ねての来店。今月3回目の出演となるケン川越とウエスタン・クルーナーズの1stセットが始まった。おなじみCowboy Rides Awayをケン(Gi&Vo)が歌うとキャンデイ岡田(KB&Vo)
のThanks A Lotが続き、エレキベースのRyu
やアトランタ生まれの長身デ イビット・ジャクソンもドラムスを叩きながら歌う。このバンドは元オーナーの飯塚文雄(Fi)の肝いりで2000年に結成されたが、当初からのメンバーであるマイティ大場(PSG)以外はみなソロでも歌い、ハーモニーボーカルにも参加できるのが強みだ。店
の入
口付近のフロアーではThe Tokyo Cowgirlsを主宰するキューピーことジャクソン優子が生徒たちとSlapping Leatherや最近ヒットしてるGood Time(歌:Aジャクソン)の振り付でバンドに合わせてステップを踏み、筆者のお隣ではジミー時田の大学同期というカントリーハットのファンが熱心に耳を傾けている・・・。再びケンがよく通るハリのある声でFrouleinを。そういえば、過日ロンスター・カフェで開催された大学OBバンド合戦でも聴かせてくれたいい曲だ。キャンディのOnce A Dayでは、女声のメロデイラインに男声3パートハーモニーがしっかり溶け込み心地よい。ケンがMハガードのラブ・バラード、Today I Started Loving You Againで余韻を残し休憩に入る。
★酒豪の誉れ高い上田女史が隣客に話に来られたので、バーボンをお勧めしたとろ、”あまり薄めないで~”に納得、オンザロックスをお作りした。”辞書を引いても分からない英語は上田さんに訊いている”とケンが紹介するだけあり”カントリー音楽英語”の先生としての存在感は大、歌うとBlue Kentucky Girlなどもお上手なのです。さあ、2ndセットはクリスマス・ソング特集。もともとはJデンバーの曲でAジャクソンがカバーしてる曲を筆頭に、定番のBlue Christmas、White Christmas、Winter Wonderlandなどなど。年一度しか歌うことのない曲は覚えきれないので11月ころから練習を始めるとのこと。プロだから当然といえばそれまでだが。さて、MCを兼ねるケンによれば山下敬二郎もリバテイベルに遊びにきて歌うことがあり、彼のバックバンド務めるときは曲名がその場の雰囲気で決まるため対応に苦労するとのこと。逆に言えば、それに即応できるだけの力量があるバック陣ということだろう。先月、敬二郎の飛び入り出演をみたリスナーの感想記(リバティBBS)を読むと、彼のトークは吉本芸人顔負けのおもしろさだったという。さすがは、喜劇王の一人柳家金語楼ジュニア、血筋は争えない。また機会があればぜひ聴いてみたい。
★ 最後のステージは、いつ聴いてもすばらしい名曲、熊本カントリーゴールドのチャーリー永谷がこの歌がきっかけでカントリー音楽のとりこになったというWild Side Of Lifeを、この夜はケン川越が熱唱した。キャンディはカントリーダンサーたちにも人気の”カウボーイの恋人になりたい”を裏声を駆使してキーボードを叩きながら、RyuはGジョーズのBartender's Bluesを情感こめて。バンドとしては新曲のLittle Wine Old Drinker Me(そう、おいらは飲み助さ)が流れ始めた。あのディーン・マーチンの曲だけに酒飲みには、歌う側も聴く方もほろ酔い気分になる。ケンのリードボーカルにキャンデイ、デイブ、Ryuの3パートバックコーラスが冴えわたる。初めて耳にしたこともあり鮮度は抜群であった。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2009-12-23)
写 真:十河 昴(ソゴウタカシ)
第4回千葉オープリー速報
今年の小樽フェスに遠路、リスナーとしてお運びいただいたカントリーミュージシャン赤井長久氏がチエアマン(実行委員長)を務める千葉オープリー(12/7)に行ってきました。会場はライブハウスのため手狭でしたが、運営にたずさわってこられた県内諸兄のカントリー音楽への思いの深さが伝わってきて心底感服しました。飲食もできる屋内型コンサートでは京都オープリーが大先輩ですが、千葉もできるだけ長く続くことを祈って止みません。Cheers to Chiba Opry! 以下ロイ田沢が詳細リポートします。
京都オープリーに追いつくか
千葉もカントリー、ブルーグラスが盛んです
第4回千葉オープリー(12/7@JR千葉駅西口・ピーナッツボール1015)に初めて参加した。過去3回とも日取りは12月上旬日曜日、開催場所も固定して継続しているという。にぎやかな駅東口から、やや離れた西口にある駐車場ビル地下のオールディズ中心の老舗ライブハウス(Since1987、オーナー中島義美)が会場だ。14:30開演直前に駆け込んだときには店内はすでに100人超えのファンで満杯。黒ハットが似合う若手の今関雅喜(ウエンスタン・ショップ店主)の司会で定刻開催。ナッシュビルから帰国間もないチエアマン赤井長久がライマン公会堂見学の印象を報告したあと音頭を取り、チェアーズならぬチバ(千葉)ーズ!、 18名の県民カントリーシンガーたちと、PSG担当で事務局長の竹井大輔など5人編成のバック陣による千葉県版グランド・オール・オープリーがここに開幕した。トップはステーキハウスのオーナー高木研二のProud Maryから。マイマイクを持ち込んでの熱唱だ。続いて、同店シェフ高橋利尚がカントリーダンサーたちを喜ばせるDヨーカムのCrazy Little Thingをエレキギターを弾きながら。千葉のGストレートと尊称されてる印旛郡の牧場主、国枝喜美雄が名曲、The Cowboy Rides Away とDoes Fortworth Ever Cross Your Mindを披露。こんな調子で、舞台はオープリー方式で一人2曲づつテンポよく進行。客席後方では少々窮屈ながらも星典子の主導で7~8名のカントリーダンサーが軽快にステップを踏んでいる。C&Wを歌い始めて50年の藤倉孝義のGreen Green Grass Of Homeでは語り部分のみを分かりやすく日本語で決めたのはよかった。2曲目のThere Goes My Everythingではバック陣にサイドギターで入った渡辺幸博のハーモニー・ボーカルも利いてお見事。さて、お次は「切り抜きカントリー倶楽部」編集サポーターでもある建機大手勤務の菅原信一。Mハガードの青少年を励ますOkie From Muskogee、EからFへの転調も効果的で、客席のご母堂もご満足そう。ボーカル歴わずか3年と謙遜しながら1920年代の古い曲、JロジャースのWhy Should I Be Lonelyもなかなかの味わい。木更津から参加の佐久間実は、ブランソンに自前のシアターをもつMバンディのI Could Never Be Ashamed Of YouとKクリストファーソンのHelp Me Make Through The NightをWネルソンバージョンできれいな発音で歌い上げた。第1部のトリは司会も兼務する今関がGストレートのナンバーからクリスマスシーズンにふさわしいJingle Bell Rockと、AジャクソンもカバーしてるMurder On Music Rowで締めた。
ロンスター・カフェの金子早苗店長の姿が見えたと思ったら、オーナーの金平隆が特別ゲストに招かれていたことが分かった。そういえば出演陣やファンにはロンスター・レギュラーバンド関係者やロンスター倶楽部会員も少なくない。金平は最新の自作CD”ハンク・ウイリアムス集”の販売PRも兼ねLost Highwayを披露し、休憩を挟み第2部に入る。小学校時代からカントリーを歌ってる渡辺幸博がRエイカフで有名なWabash Cannon BallとRトラビスのOn The Other Handを熱唱したあとは、女性歌手登場。司会が”英語の先生なので発音がきれいです”と紹介、高山洋子が茶系のカントリースタイル(ロングスカート)で曲はGuitar TownとShe's In Love With The Boyだ。銀座のブルーグラスの殿堂、ロッキー・トップなどで活動してる後藤功(Gi&Vo)がデズニー・ランドや成田空港を例に挙げお国自慢をした上で、You All Comeの唱和を客席にうながしながらテンポよく歌う。ジョイ・カントリーの推進者、小濱政夫(Gi&Vo)も参加して、日大OBの比企真(Fi)や同斎藤雅巳(Bj)、法政OB佐藤秀人(Ba)から成る一応ブルグラ編成で、これぞブルーグラスの代表曲F&SのRollin' My Sweetbaby's Armsを疾走感あふれる演奏で盛り上げた。 なお、バックバンドはこの他にドラムスがWild Westの伊規須朋行、PSGは前記竹井、上智OBで乳業大手勤務、天才ばぁぼんずのリーダーでもある。2部は続く。長身、ちょび髭の金萬喜昭がギターなしで登場、ロンスター・カフェ・スターの一人で、Please Help Me I'm Fallin'とLove Love Loveを歌う。おなじみ熊本カントリー・ゴールドのツアー・コンダクター前述小濱のソロ・ボーカルの出番がきた。戸籍名はコハマなのだが、米・新大統領にあやかりオバマですと自己紹介し、カントリー・ゴールダーで彼のサポーターでもある”おもしろ3人組”(内お一人は、はるばる仙台から)に謝辞。ロッキー・トップのレギュラーバンドLonesome Grass Boysで鳴らしてるだけに自信のステージで、譜面台の歌詞がよく見えないとぼやきながらもAlways LateとThat's The Way Love Goesを。分刻みの進行は16:32に終了、休憩中に店の中島オーナーが挨拶に立ち、昨今の世界的経済環境の悪化を意識してか”今日のこの元気を日本経済に活かしてほしい”と時宜を得ていた。
会場内は佳境モードに入り、終盤トップはデュエット・シンギングの男女Sala's Bank(ギター/金子源、マンドリン/ジュンコ)で、Cruel Moonの前のTeach Your Childrenの美しいハーモニーが印象に残った。来年、古希を迎える鎌ヶ谷の近藤功一はGストレートのTroubadourに続き、秋川雅史の”千の風になって”を自作?の英詞で披露、You Tubeでも視聴できるという。英題はA Touthand Winds、隣席の近藤ファンがそっと教えてくれたのだが、彼はルイ・アームストロングの自叙伝を翻訳したこともあるという。自前のバンドMidnight Cowboysを持つ八千代市の金森重恭は丁寧に曲の内容を説明しながらAmarillo By MorningとLittle Bittyを、ラスマエは大御所、寺本圭一のバンドでギター奏者を務めた東條英基、Those Old Love Lettersでは歌詞の意味を日本詞で読み上げ、She Thinks I Still Careでも内容説明を簡潔に済ませてから歌いはじめるなど、さすが師匠を範としてることをうかがわせた。また、舞台中央のマイクに下がるシンボル旗CHIBA OPRY「写真参照」は彼が丹誠込めて縫い上げたものという。さあ、大トリは赤井長久だ。都市銀出身だけあり、手にしたエレキギターのネックにはBANK AKAIとインレイされている(なにせ筆者の席はかぶりつきでしたから)。HトンプソンのA Six Pack To Goの次はMバンディのHere I Am Drunk Again、客席に歌詞カードを配り”Here I am I'm drunk again”(おいらまた酔っちゃった)をみんなに歌わせる。この日ばかりは、すでに出来上がったリスナーもいたようで店内には陽気な歌声が響きわたった。赤井はまた慶応三田会カントリー部会の重鎮の一人で、Hilltop Ramblersのリーダーとしてカントリーダンサー連にも親しまれてるシンガーである。この日はナツコ・グレースの姿はなかったが前述ダンシング・テキサスのナンバー2の星が活躍していた。
18:00少し前、フィナレー曲 I Saw The Lightを合唱して、3時間強の第4回千葉オープリは104名(主催者発表)のカントリーミュージシャン、ファン、家族友人、カントリーダンサーたちを堪能させて無事終了した。それにしても、ただ好きなだけでこれだけのことが出来るだろうか。何がこのように多大な労苦が伴う音楽イベントを企画、推進、参加、協力、協働させるのだろう。今回の構成をみるとワンバンドで18人の歌手を相手に33種の曲を一挙に消化したことになる。各人の演奏スキルもさることながら相当の体力が要求されるはず、先ずはこの5人のバック陣に最大限の敬意を表したい。
津田沼のスタジオを借り切ってこの10月から5回のリハを重ねての集大成、関係されたみなさま、本当にお疲れさまでした。日本人のセンチメントに訴え、心に響くものがカントリー音楽にはあるのでしょうね。僭越ながら最後に、次回に向けての提案です。満席の店内での紫煙もうもうは演奏者にもきついはずですし、カントリーダンスシーンのあるところでは女性も多く、集客阻害要因になりかねません。また、ときたま起こした”バンドの風邪引き”(今関)はご愛敬としても、PAでは素人耳にもフィドルの音量が大き過ぎるように感じました。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-12-9)
取材協力:赤井長久、竹井大輔
写 真:実行委員会
国立でウエイファー単独ライブ
3年ぶり3回目の小樽フェス(6/27)出場が決まったThe Way-Faring Strangersが、今年4回目の演奏を12/5(金)、彼らのホームランド東京・国立の”はっぽん”で披露しました。バンドリーダー近藤俊策さんの教え子ガールズ・デュオ2組リリーレンレンと梅ジャムなどをファミリー・ステージに組み入れた3部構成で、後半には”母からの便り”の歌詞カードを客席に配りみんなで歌いました。この曲は英詞で歌う福森千花のレパートリーでもあります。なお、来年もまた神戸からThe Shaggy Mountain Boysが参加するため、伝統の名門ブルーグラスバンドの東西対決が、東京を飛び越え小樽で実現することになります。どうぞ、ご期待ください。
写真:K二ノ宮
モダンフォークの祭典
1960~70年代、キングストン・トリオやブラザーズ・フォーが一世を風
靡していたころ、日本ではスチューデント・フェスなどで学生バンドも華やかでした。来年の小樽フェス(6/27)で再演するThe Way-Faring Strangers(略称・ウエイファー写真左上)も当時のモダンフォークバンドに混じってブルーグラスを演奏してましたが、このほど開催されたモダンフォーク2008(11/2@東京青山・草月ホール、主催:PAMF)に久々の登場。500人超えの満席のファンはThe New Frontiers、Weavers Again、KENT(上掲3枚)など計11バンドによる絶妙のハーモニー・シンギングとドライブ感溢れる弦さばきに酔いしれました。
グランドフィナーレ(写真左)はThis Land Is Your Landを高らかに歌い、打ち上げではウエイファーはMod-Ki(写真下)に合流し、焼き鳥を肴に乾杯。
写真提供:林 郁二
兄弟デュオと父娘デュオ
今年の小樽フェスにリスナーとして参加いただき、交流会ではTogether Againなどをご披露いただいた赤井長久氏(慶応OB)のおすすめもあり、「Back To The 青春」に行ってきました。また、慶応開塾150周年を祝うメインステージには、小樽フェスに3度目の出演となるThe Way-Faring Strangersのベース奏者、林京亮氏の姿も。詳細は以下ロイ田沢のライブ速報をお読みください。
写真提供:大野一男
青春に帰ろう
カントリーミュージック三田会
慶応義塾創立150年を祝う慶応連合三田大会(11/9@慶応日吉キャンパス)でのジャズ・ハワイアン・カントリー・ポップスの複合ライブコンサート、Back To The青春に参加した。お目当ては当然カントリーミュージック三田会で、会場は第6校舎だ。朝10:00のトップバッターで出るHilltop Ramblersのリーダー赤井長久とカントリー好きでサラリーマン時代のビジネスパートナーN(慶応卒)の強いおすすめがOBでもない筆者の背中を押した。さらに、先のモダンフォーク2008(11/2@草月ホール)で初めて聴いて気に入ったThe New Frontiersも加山雄三などと同じメインステージで歌うことを知ったからだ。前半はカントリーバンドが2つ(前述HRとCountry Hilltops)、カントリーダンス部会(講師:ナツコ・グレース)をはさみ後半がブルーグラスバンド2つ。13:00には終了するので、野外陸上競技場のメインステージに移動できる時間構成となっている。
我が国ブラザーデュオの大御所、尾崎兄弟(同志社大卒)よりひとまわり若い堀越ブラザーズを擁するBluegrass Planet「写真左」はMountain Dew、Orange Blossom Special、Think What You've Done 、Home Sweet Homeなどを披露。マルチプレイヤーの昭45年法卒、堀越優(ユタカ)はギター、フィドル、ドブロ、マンドリンを兼務しながらテナーボーカルを担当。ギター&リードボーカルの兄、滋(メグミ)は昭39年法卒。現役学生時代ラガーとして鳴らしただけあり二人とも長身でがっちりした体躯。兄弟で聴かせていただいたのはこの日が初めてだ。尾崎兄弟の後継ブラザーデュオとして末永いご活躍を期待したい。
トリは歌う鳥たち、最長老、昭和31年卒井上高率いるHumming Birds。Planetと掛け持ちした堀越優と井上の2重唱、”希望の支え”もよかったが、ハイライトは愛嬢、井上真紀(慶応卒)との父娘デュオ「写真右」によるIn The Gardenだろう。真紀はまた、ソロでJoleneを聴かせてくれた。エンデイングは圧巻だった。輪唱カルテット・ボーカルBeautiful Life。トップテナー堀越優(Dobro)、セカンドテナー丹羽靖郎(Ma)、新加入の丸山元(Bj)のバリトン、井上高(Gi)のリードボーカル、ゴスペル・ブルーグラスともいえる教会ソングだ。アメリカ・アラスカでの生活が長い長躯の角田淳郎のEベースさばきも見事であった。
小雨に打たれながら屋外メインステージに急ぐ。無料支給のビニール合羽がありがたい。着席した2時少し前に、タイミングよく、元祖キングストン・トリオをも超したと賞賛されるモダンフォークの雄The New Frontiersの演奏が始まった。吉川忠英(昭43年経卒)と瀬戸龍介(昭44年商卒)は慶応だが、森田玄は早稲田・理工卒との紹介があった。おなじみ”花はどこへ行った”など2曲演奏。この日のWベースは林京亮(日大・理工卒、The Way-Faring Strangers所属)が務め、巨大スクリーンに熱演が映し出されていた。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-11-10)
所沢市民音楽祭
小樽フェス企画委員長、ロイ田沢の地元音楽祭(10/13、@市民文化センター・ミューズ中ホール700席、主催:市器楽連盟)に所沢市唯一のカントリーバンドGreat Valley Boysが初出演し、オールディズ、ハワイアン、ジャズなど計8団体のトリの重責をなんとか果たすことができました。所沢カントリーダンスクラブ選抜、林ちひろチーム(6名)も共演しステップ軽やかにJambalaya(演奏曲同名)、Duck Soup(Hey Good Lookin')、Cowgirl Twist(Truck Driving Man)などを踊り大いに盛り上がりました。演奏曲は他に、My Heart Skips A Beat、 Blues Stay Away From Me、 My Shoes Keep Walking Back To You。また、大月カントリー愛好会の藤本会長など遠方からもカントリー演奏者やファンに足をお運びいただき、コミュニティのみなさまからも熱い声援をいただきました。平均年齢はまだ59・8歳、長続きできるよう頑張ります。
メンバー編成:ジョン大谷(PSG&Vo)、ロイ田沢(Gi&Vo)、司城正明(Gi&Vo)、山田雅春(EB)、岡田正利(EG)、白野雅保(Dr)
写真提供:マイク友田
写真撮影:所沢市民カメラマン(上4枚)
青春、アゲイン
2007年の小樽フェスに参加いただいたカントリー・ミュジシャン金平隆さんのお店に在京私大のカントリーバンドOBたちやカントリーファンが集いました。10/5、日曜日の昼下がりから繰り広げられた、1960年代の学生バンド全盛期をほうふつさせる古き良き時代のC&W再現イベントの模様をロイ田沢がリポートします。
東京グランド・オール・オープリーの再現
大学OBバンド合戦にぎやかに
第2回Good Ole Country(10/5@高田馬場・ロンスターカフェ、主催:金平隆1969年明大卒)は、最高齢71歳、最年少46歳で編成された、法政、慶応、明治、日大、中央、武藏工大、上智の7大学OBバンドと早大など各校混成の計8団体が持ち時間45分で競演。午後3時から9時まで、入れ替えなしで一気に進行した。大半が1960~1970年代卒組。往時の有楽町・ビデオホールで毎月開催され、出演していた学生バンドが今甦っているのだ。姿形こそ変われど、歌唱力や器楽スキルにむしろ円熟さが増しカントリー&ウエスタンにはふさわしい。まさに同窓会的青春回帰イベントだ。中には声に力強さを欠いたり、キーを低くせざるを得なかったりの大先輩たちもいるが、それはそれで味わいがあるというもの。店内止まり木の前にも椅子が並び、当初はダンスフロアーに出て行きにくい雰囲気もあったが、ロンスター応援団長の小林定幸(武藏工大OB)が先陣を切ってステップを踏むと、
Electric Slide、 Slapping Leather 、Stroll Along Cha Cha、Tush Pushなど満を持していたダンサーたちが踊り始めた。では、各バンドの様子を演奏順に。なにせリハなしのぶっつけ本番なので、普段ライブ活動をしてない出演者には少々お気の毒であった。
Country Rangers(法政大学):大御所、大野義夫やトニー中村を輩出した大学だけに層が厚く、同窓のサポーターも含め参加者数は最多。メンバーには永六輔の実弟、永静雄(Dr&Vo)もいる。A Fool Such As I 、North Wind 、Cowboy Rides Away、フォートワースの思い出、Those Old Love Letters From Youなどなじみの曲をソロ歌手が入れ替わり次々と披露。失礼ながら、ソロボーカルだけでは飽きがくるのでハーモニー曲も欲しかった。
Nashville Boys(慶應義塾大学):
普段はHilltop Ramblersで活躍してる赤井長久(Gi&Vo)が上林實(Vo)とのデユオを中心にDon't Rock The Jukebox、Silver Wings、 Sea Of Heartbreakを。当時からのメンバー遠山佑一郎(EGi)も参加、ベースの上田修二は40年ぶりのステージという。
The Larks(各校混成):
日大OBの山川良夫がバック・オーエンスのスタイルでオリジナル曲Geisha Girlを高澤邦雄(明大)とのデユオで歌ったのが印象に残った。紅一点、木坂美沙子のStand ByYour Womanもよかった。
Country Capers(明治大学):
先ずは、先輩格の杉山智のボーカルから。”カントリーには手拍子は不要”と訓辞を垂れながらHelp Me Make It Through The Nightを熱唱。JT金平が、これならみなついてこれるだろうとの気遣いでカントリー入門曲Your Cheartin' Heartを歌い、長身に純白のシャツが似合う村田兵衛はLinda On My Mindを。学生時代ドラと呼ばれてたという富家美知子がThere Goes My Everythingで華を添えた。JTがドラの謂われを”ドラ娘?、ドラム缶?”と冗談を飛ばす。
Ghost Riders(日本大学):
芸術学部出身のプロ、坂本孝昭が特別ゲストとして登場。BオーエンスのナンバーからPlayboy、続いて自作の”一枚の写真”を独特の澄んだハイテナーで、PSGの名手・大江(ムッシュ)俊幸はじめとするしっかりしたバックとの相乗効果で店内を一気に盛り上げた。派手な赤スーツの福田魁三郎がThat's All Right Mamaを歌いながらのステップダンスの勢いでピックを床に落としていたが落ち着いて拾い上げことなきを得た。
Country Lads(中央大学):
当イベント全ボーカリスト・ベスト3に入ると誰もが認める朝来野(アサクノ)清春(Gi&Vo)が所属している。Song For The Life、I Can't Stop Loving Youなどの演奏をはさみ、落語が趣味という久次米正博(EG)が”1970年代、学生運動で投石してた仲間はいま透析に苦しむ云々”のだじゃれMCにみな大笑い。フィドラー笠原大仙のOrange Blossom Specialは演奏もさることながら終始絶やさない笑顔にしびれた女性ファンも多いのでは。
Country Neighbors(武藏工業大学): ブルーグラスでは理科大が有名だが、私立工科系でカントリーがいいのはこの大学ではなかろうか。佐藤明がTogether Againを、ケン川越(リバティベル店主、Western Croonersのリーダー)がFrauleinを歌い、My Shoes Keep Walking Back To You、 The Bottle Let Me Down、 Okie From MuskogeeなどBオーエンス、Rプライス、Mハガードのポピュラー曲を重量級ハーモニーで魅了した。
Rascal Strangers(上智大学):
トリは平均年齢54.6歳の最年少グループだ。さもありなん前半は年配者には難解な曲ばかり。最後のエミルー・ハリスのGone Gone GoneとDマクリントンのTwo More Bottles Of Wineでやっと心を洗われた思いだ。”天才ばあぼんず”のリーダーでもある竹井大輔(PSG)は某乳業大手勤務、平山孝人(KB,Ma)は有名私大で理工系の教授を務めるなど、年齢層から当然だがみな本業をもつ現役組だ。
フィナーレはI Saw The Lightを全員合唱。入場料¥2,000でビールやつまみも割安
な6時間クラシック・カントリーイベントは無事閉幕した。ノンスモーカーが急増の昨今、店内禁煙もうれしい配慮。”一人も欠けることなく来年もぜひ開催したい”とJT金平が締めくくる。カントリーは年齢を重ねてこそ味がでるもの、ぜひ継続してほしいイベントである。ちなみに、第1回GOCは2007-10-27にお台場・船の科学館で開催。また、大學OB★C&Wフェスティバル(主催:フープ実行委員会)が2007-4-7に中野ゼロホールで行われている。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-10-7)
取材協力:金平隆、赤井長久、竹井大輔
写真提供:栗山裕子、金子早苗
親父たちの青春
2005年と2006年に小樽フェス出演のウエイファー「写真」が地域の音楽イベントに出る、そして今年の小樽フェスにリスナーで参加の赤井長久氏もカントリーバンドとカントリーダンサーを率いて演奏すると言うので、2年ぶりに西荻地区区民センターに出向きました。以下はロイ田沢の速報レポートです。
親父たち、青春に帰る
東京・荻窪で無料のアメリカン・ポップ・イベント
★西荻ジャンボリー(9/20@東京・西荻地域区民センター、366席、主催:実行委員会、入場無料)は今年で第3回。地元で活躍するフォーク、カントリー、ロック、ブルーグラスの5団体が共演した。台風接近の予報で天候が危ぶまれていたが杞憂に終わり、会場は地域の音楽ファンや出演グループのサポーターたちで賑わった。
16:00、”じょんのび”「写真」(新潟の方言で風呂上がりなどの心地よさを表す)でキックオフ。本来は男女ペアなのだが、この日は小山光弘(後述)が応援参加し一応PPMスタイルである。ご当地オリジナル・ソング”風に吹かれながら”などをさわやかに披露した。2番手は地区の小中学校のPTAからなるロック系お笑いバンド”ザ・シップス”
「写真」。リードボーカルとコメディアン(兼司会)の掛け合い漫才がエレキ・ギターやエレキベースなどをバックに展開される。ゴダイゴやチェッカーズのナンバーで、馬鹿話をしながらのハーモニーボーカルはお見事。目下、練習途上のサックスがエンデングで1曲。ドラムス担当もいるようだが、急用欠場というのも素人バンドらしく微笑ましい。
★ さて、当音楽イベントの世話役であるThe Froggies
「写真」(リーダー:小山光弘Gi&Vo)が舞台に上がった。1962年明星高校で産声のベテラン、フォークバンドである。悲しくも今年早々、初代からのメンバー堀川学(Wベース&Vo)をがんで失ったが、渋谷正人が加わり、初代からの岐純夫(Bj&Vo)や小池純一(Gi&Vo) による新編成で全9曲。
1.MIGHTY MISSISSIPPI
2.BYE BYE LOVE
3.BRANDY WINE BLUES
4.ON A LITTLE BAMBOO BRIDGE
5.EARLY MORNING RAIN
6.FOR THE GOOD TIMES
7.FOR BOBBY
8.TAKE ME OUT TO THE BALLGAME
9.GOLDEN BELLS
Bye Bye Loveはもともとカントリーなのだが、フロッギーが料理するとこんな具合になるという見本のような曲調となる。4番はおなじみハワイアンの名曲”小さな竹の橋”、これも原曲を大胆に編曲し、いきなり3パートハーモニーから入り軽快なアコースティク・サウンドが会場を柔らかく包む。8番はベースボール大国アメリカらしい野球賛歌。9番はセイクレッド・ソングとのことだったが、曲調はまさに我が国の多くのフォークファンを魅了した”サンフランシスコ・ベイ・ブルース”に酷似しており、思わず膝をたたき、靴をタップしたくなるエンディングにふさわしい演奏であった。
日本のセルダム・シーン
小樽フェスではダーク・ダックス
★ラスマエは1959年桐朋高校で誕生した伝統のブルーグラスバント
゙The Way-Faring Strangers「写真」である。フロッギーズとは1964年に都内コンサートで初共演したお仲間バンド。初代からの武田温志(Do)を筆頭に、バンドリーダでMCの2代目、近藤俊策(Ma&Vo)、同じく2代目 、林京亮(WBa&Vo)、3代目で最近ボーカルもこなす萩生田和弘(Bj,Ah,Gi&Vo)、6代目として参加2年目の金子武美(Gi,Bj&Vo)の5人組。
1.FARE THEE WELL(ボブ・ディラン作、気の向くままの旅に出る寅さんのように)
2.OLD FLAMES(昔の女に出会って焼けぼっくいに火がつきそうになったけど・・・)
3.THIS MORNING AT NINE
4.NIGHT WALK (インスト)
5.RED RIVER VALLEY
6.母からの便り(田村守 作詞作曲)
7.FOX ON THE RUN
再編成のこのバンドの特色は武田を除く全員がボーカルのリードをとれるよう切磋琢磨してることだ。新加入の金子は大手商社の現役多忙の中での練習、透析を続けながら頑張る武田のことを思えばの心情が伝わる。ご夫人連のサポートぶりと相まってチームワークのすばらしさがステージにも遺憾なく発揮されている。2番はバンジョーをギターに持ち替え萩生田がメインボーカルで熱唱。3番はブルーグラスの特徴でもある、Banks Of The Ohioのように曲の内容は暗かったり、悲惨だったりなのに演奏は軽快そのものの典型だ。5番の邦題”赤い河”ではバリトン・パートの林がリードで歌い、6番ではリード・ボーカルを近藤と金子で分担するなどの工夫が見られる。要は各人があるときはリード、またあるときはハーモニー(テナーやバリトン)と臨機応変に役割を決めレパートリーを増やしている。エンディングFox On The Runは彼らがお手本とする都会派ブルーグラスCountry Gentlemenの名曲、みごとなカルテット・ハーモニーだった。
★トリをつとめるのは
赤井長久(Gi&Vo)「写真」率いる慶応OB中心のカントリーバンドHilltop Ramblers。学生時代にはNashville Boysとして赤井、遠山祐一郎(EGi)、名執嶢(Dr)が学生フェスや米軍キャンプで活動した実績がある。現役引退の増加と相まって数年前から豊田みき(女声ボーカル)、高木和彦(KB)、木村哲之輔(PSG)、山下興郎(EBa)など昔取った杵柄組が集結し、カントリーミュージック三田会や都内ライブハウスで活動している。レパートリーはWネルソンやGジョーンズの古いものからGストレートやAジャクソンの新しいものまで幅広く演奏。今回はカントリーダンスのためにリズムのある曲がメインである。ナツコ・グレースが主宰するDancing Texasの荻窪地区教室のダンサーたち(リーダー:はるちゃん)
十数名「写真」が全曲を舞台の両サイドで踊った。なお、ドラムスの名執に代わり、今年の小樽フェスにもOle Country Boysのドラマーとして出演した松本あきらがトラで参加した。
1.DESIGNATED DRINKER
2.SONG FOR THE LIFE
3.BLAME IT ON YOUR HEART
4.HERE I AM DRUNK AGAIN
5.ROSE GARDEN
6.SOMEDAY
7.MR. LONESOME
8.ONE NIGHT AT A TIME
4番の”酔っぱらいの歌”ではMCも務める赤井が”おいら、また酔っぱらっちやった”のパートをリスナーたちに歌うよう促していたが、いかんせん飲み食い厳禁の会場内。しらふでは唱和する人はパラパラであった。Rose Gardenでは曲と同名の振り付けがあるだけに
カントリーダンサーたちも熱が入る。ただし、踊りは前後のターン・チエンジが多くて早いため向きが逆になるダンサーも散見された。舞台スペースの割にダンサーが多く、演奏者の半分が陰になってしまうのが残念だった。7番はロック調のカントリー、紅一点の卒年も若い豊田みきがボデイ・アクション豊かに歌い上げ、最後に赤井がGストレートのヒットナンバーOne Night At A Timeで締めた。
★これだけの出演陣で入場料はゼロ。このジャンルの音楽ファンにとっては申し分のないイベントなのに客席は全部埋まった訳ではない。タダでも興味がない人は来ないと言えばそれまでだが、なんとも複雑な気持ちであった。いずれにせよアメリカン・ミュージックの楽しさを地域のもっと多くの人たちに楽しんでもらおうとの情熱で運営に参画されたスタッフのみなさまには心より敬意を表したい。
なお、PAMF(Players Association of Modern Folk)主催による下記コンサートに同会の会員であるウエイファーの出演が決まっている。
日時:2008-11-2(日)13:30~
会場:草月ホール(東京・青山)
入場料:前売り\2,000(申し込みはPAMFのHPから)
文中敬称 (リポーター:ロイ田沢 2008-9-22)
取材協力:小山光弘、土岐純夫、武田温志、近藤俊策、赤井長久
写真提供:安部 武、林 郁二
小樽フェスのビデオ映像です
お待たせいたしました。第5回小樽フェス(6/28@マリンホール)のダイジェスト版動画映像です。5分間にまとめてます。ぜひご覧ください。本番の他にプレイベント@ウイングベイ小樽と交流会@ニュー三幸の様子も前後に挿入しました。
ビデオ撮影:KOTO,神あきひろ、編集:柴岡好人
交流会
第5回小樽フェスで今年も会場を沸かせたThe Shaggy Mountain Boys(神戸)は同日19:00からの交流会(@ニュー三幸)でもフルメンバーで数曲披露、アンコールにはSalty Dog Bluesで応えました。そしてOle Country Boys(東京)を代表して大ちゃん「写真右」がテネシーワルツをサッチモや美空ひばりの物まね風に、おおの真虎(札幌)はLone Gone Lonesome Bluesを即席リズム隊(Wベース・渡辺、スネア・松本)の応援を得て演じ、リスナーとして遠路参加の赤井長久(東京)はTogether Againを、富山オープリーの主催者、籔内啓司(富山)がI Love You A Thousand Waysをギターをつま弾きながら歌い、老舗洋食店の味覚と相まって約90名の参加者を楽しませてくれました。もちろん、CDカントリーダンスタイムもあり東京、札幌、小樽のダンサーたちも華を添えました。
写真:KOTO
小樽フェス5周年速報<2>
★今年もナッシュビルに修業に出かけ帰国間もない福森千花が小麦色の元気な顔を見せた。バックバンドCountry Rock Specialはペダル・スティール・ギター(PSG)の関野文男も入れた布陣。先ずはデキーシー・チックスのHello Mr. Heartacheから。今回のイベントの演目で、ハンク・ウイリアムスは2曲目となるのだが、Love Sick Bluesでは千花の歌唱力が100%発揮された。情感、声量、パンチ力、パワー、裏声・・・。おなじみ”母からの便り”に続き、中高年層に人気のある竹内まりやの”人生の扉”の熱唱には落涙のリスナーも少なくなかったはず。この曲のために振り付けられた踊りがあるので、ダンサーたちは一斉にワルツのステップを踏んだ。5分半の曲にもかかわらず英詞を交えた歌詞をかみしめると長くは感じない。エンディングはカントリーダンサーにとっては踊らずにはいられない”カウボーイの恋人になりたい”で締めた。ファンからの花束を受け、かわいい3人の姪たちを舞台に上げたりと、地元ファンの声援に応えていた。
★お帰りなさい、The Shaggy Mountain Boys。おそろいの白いジャケットに赤いネクタイ、ハット姿の熟年6人。オープニングテーマ曲、Back Up And Pushに乗せ、MC高梨が”Good afternoon,
ladies and gentlemen・・・、また小樽にやってまいりました。どうぞ、我々の演奏する
good old time bluegrass をお楽しみください”とスポットライトを浴びながら関西訛りのない英語で挨拶。マイクはWベース用を除き、センターマイク1本のみ。本場アメリカでもこのスタイルでの演奏は珍しい。1940年代のトラディョナルなブルーグラスショーが東京を飛び越えこの小樽でまた始まる。山口のドブロをフィーチャーしたJust Joshingのなめらかなインスト。ハーモニーボーカルが美しいHomestead On The Farmが続く。バンド仲間の身体や楽器にぶつからないよう素早くセンターマイクに近づくさまは正に絵になるシーン。ハーモニーボーカルのときもまた然り・・・。高梨が自分に似ておしゃべりな孫との会話を披露、孫が聞く”これ何?””おばあちゃんのメガネのケースや”、”これは?””お爺さんの古時計”、すかさずバンジョー。ドライブの利いたブルーグラス・サウンドが鳴り響く。シャギーが崇拝するFlatt and Scruggsの入門曲、彼らを最も刺激し、弾けるようになりたいと駆り立てたRoll In My Sweetbaby's Armsでは、”いまだに未完成ですが”と謙遜しながらも40年余の年季で円熟そのもの。ちなみに、この舞台がはねた後の交流会(@老舗洋食店、ニュー三幸)でもシャギーは全員参加で快く”セカンド・ステージ”を務めてくれた。
★トリは初参加のOle Country Boys。東京・国立の音楽店”はっぽん”を拠点とし、昨年参加した金平隆が経営するロンスター・カフェ(東京・高田馬場)にもレギュラー出演しているベテラン・カントリーバンドだ。”思い出のグリーングラス”に乗せ、風貌に似合わず甘くやさしい声のトクさん、こと徳永のMC。同行夫人連とサポーターダンサーの紹介から始まる。総勢20数名で初の北海道遠征、みな現役で仕事があるので本番当日早朝の羽田発である。道中サミット警備の厳しい手荷物検査などを経て会場着、別送の楽器類の開梱やら同行サポーター連のケアーやらと相当あわただしかったはず。にもかかわらず、結成17年の息のあったサウンドは健在だ。5周年記念の特典で3曲目は筆者の出番。50年愛唱してきたYour Cheatin' Heartを歌わせていただく。何と2番ではバックコーラスまでつけてくれ気持ちよく終えることができた。同名の振り付でダンサーたちも踊ってくれた。次ぎも、年配者にはなつかしい”ローハイド”だ。鞭役「写真右」を仰せつかり、ピアノ西村の赤いベルトを借用して派手に打ち鳴らす・・・。コーラス陣がしっかりしてるので、かなりの臨場感があることが舞台でも分かる。”ハロー・メリールー”もポピュラー曲。圧巻はPSGの釜石の艶のあるバリトンが利いたすばらしいハーモニー・ボーカルだ。釜石ジュニア、MACOが得意とするドワイト・ヨーカムのナンバーもダンサブル。Crazy Little Thingが終わったと思いきや、プレスリーのHound Dogに切り替わり、サプライズ効果満点。400席の会場の熱気は最高潮。今日、4曲目となるハンク・ナンバー、Jambalayaをトクさんがミディアム・テンポで柔らかく歌い、小樽駅前の街頭でラトルヌネーク・アニーの”Hokkaido Wind”(折から洞爺湖サミットやら原住民サミット、うれしい符合ではないか)とともに放送された”古いギター”が作詞の大ちゃん、こと大島のメインボーカルで高らかに流れた。
★グランド・フィナーレはYou Are My Sunshine。OCBがそのまま残り、他のアーティスト全員が集まる。先ずは英語でおおの真虎が、環境サミットにふさわしい日本語詞を1番から5番まで、楽器別インスト間奏をはさみ、各バンドのボーカリストが歌い進める。田口アナが客席に降り、お客さんにもマイクを向け歌わせる。エンディングはOCBが英語のボーカル・ハーモニーでしっかりと決めた。プロ・アマ合同で一つの舞台で演奏する・・・、特に若いアーティストにとっては意義あることと思われる。2004年から多くの人たちに支えられてきた小樽フェスは5年目にしてこの古い港町になじみ、地元ブルーグラス・バンドが誕生し、カントリーダンス教室もでき、おたる名物として定着したことはどうやら間違いなさそうだ。 文中敬称略 2008-7-6 ロイ田沢
写真:KOTO、平田裕
<データ>
総入場者数:437名(実入場者375名、アーティスト50名、スタッフ12名)
昨年477名(実入場者416名、2006年実入場者350名)
入場者の券種:前売314、当日12、招待券31、ローソン18 計375枚
来場者属性:
①年代50~70代が80% ②女性6、男性4 ③市内4,市外5、本州1
<Many Thanks To>
後援団体:北海道教育委員会、札幌米国総領事館、小樽市、北海道新聞など計10団体
広告協賛:札幌トヨタ、ファニー、アサヒビール、小樽ビール、オーセントホテル、かま栄、
北海道保証牛乳、銀の鐘、協和総合管理、BOM、北運河、北海道ファミリーなど計44社
商品協賛:アサヒビール、小樽ビール、北の誉、雪の花、北海道ワイン、利尻屋
協賛写真:北海道ポート・サービス
共 催:小樽市民センター・寺田龍吾館長ほか職員のみなさま
実行委員:初山峻彦、小路邦夫、大黒加奈子、柴岡好人、堺 清、山田敬子、田沢美鶴江
応援スタッフ:米川ゆか、古藤喜久子、神あきひろ、スージー神、マイク久保、山本繁夫、小樽カントリーダンス教室のみなさま
小樽フェス5周年速報<1>
初夏のノスタルジック・ポート・シティで開催されるカントリー音楽の祭典、第5回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバル(6/28)は、会場マリンホールの入場総数こそ前年比1割減でしたが、中身はより濃く、全国から集まったカントリーファンや一般参加者で満席。4時間半にわたるブルーグラス、カントリー、カントリーダンス3本立てホールコンサートは今年も大いに盛り上がりました。
OCWF企画委員長 ロイ田沢
洞爺湖サミットの成功を願うカントリー音楽、港町小樽に響く
学生バンドとベテラン・バンドの融合イベント定着
★今年はおおの真虎バンドでキックオフ。米国修業時代にカリフォルニア州で歌い脚光を浴びたCity Of New Orleansで開幕だ。星条旗を中心にカントリー音楽ゆかりのテネシー、ケンタッキー、バージニア、テキサス、ミズリー、オクラホマ、サウス・キャロライナ、ルイジアナの各州旗がデスプレイされた舞台には、相棒のハーモニカ、ジョンクボとともに、30代の若手4人the RANCHの面々。初のコラボ出演である。1曲が終わり、司会グループが小走りで現れた。おや、いつものメンバー3人、石橋やちよ、ディーン柴岡、プリティ堺に加え若き女性がいる。後半の総合司会を務めるFMおたるの田口智子だ。各自己紹介を終え、寺田龍吾館長がハット姿で小樽フェス共催の立場で挨拶し、おおのバンド再スタート。ハンク・ウイリアムスのHey,Good Lookin'を真虎流にアレンジして披露したところで、時間切れ。だが、最後の曲は”青い瞳のステラ”、”この一曲”(小樽フェスサイトで事前告知した各バンドの目玉曲)でもあり、会場のアンコールの声もあって続行した。
★過去2年、トップバンドでショーダンサーの伴奏役も務めてきたWingrassは今年は2番手。北大ブル研OB中心の変化球を得意とするブルーグラスバンド。目玉曲に乗せてのメンバー紹介は輪唱風ハーモニーを折り込みながら軽快そのもの、”そしてこの曲はSurfin' USA”とMC高瀬がピシリと決める。サプライズ曲と言えよう、Can't Take My Eyes Off You、YMCA、ジンギスカンの3曲は往時のディスコ・ソングのヒットメドレーだ。紅一点、中島ファミリーバンドの末娘、美砂の赤系の衣装はベストドレッサー賞もの。
★カントリーダンスの時間がきた。マーサ米川率いる札幌カントリーラインダンスWingsの上級者によるDrink Onでは、白いハット、白いシャツが舞台で躍動する(この模様は翌朝の北海道新聞で報道された)。続いて小樽教室(指導:ディーン柴岡)の婦人たちにWingsが合流、総勢40名3列が舞台に並び、カウガールたち(ボーイはわずか3名、内1名は緊急呼び出しで途中退出、袖近くで目立たなくてよかった~)がロープを操る仕草を入れたOoh Poo Pah Doo。やさしいダンスCupid Shuffleを米川が一般客に指導した。無料配布の公式パンフにこの踊りのステップシートが掲載されてるので、家でおさらいもできる。東京からのカントリーバンド、Ole Country Boysに同行したのはあのダンシング・アパルーサの会員もふくめ20名近い。一時、コンサートホール内の最前列席2列分のスペースでは収まらず、客席両サイド通路や最後部通路もダンサーで埋まった。カントリーバンドでもスローバラードは静かに聴くという暗黙の了解がある。また、ブルーグラスはラインダンスには不向きなのか、曲が早すぎてるためか敬遠する傾向があるようだ。ちなみに、神戸のブルーグラス・バンドではみな静かに聴き入っていた。
★米・ウイスコンシン州のC4はお父さんのビル・コンウエイがエレキ・ギターで歌い、4人兄弟のうち長男ヨウがエレキベース、次男リッチーがドラムスで伴奏。Tulsa Timeなど3曲が終わり、石橋やちよアナのインタビューを全員で受けた。母親の実家は札幌なのでみな日本語はOK。”下のちびちゃんたちにもやさしい楽器をもたせたら”とアンケートにあった。
★メンバー一新の北大ブル研Star's Dreamは定番Foggy Mountain Breakdownでスタート。
6月上旬の北大祭、6/22のプレイベント(@ウイングベイ小樽)などで舞台度胸もついたのか自信に満ちた演奏。2人の女声(マンドリンとギター)と男声(Wベース)のトリオハーモニーボーカルの存在が大きいし、高津那美子のMCは歴代ベスト。さらにリーダー功刀(クヌギ)のフィドルはクラシック・バイオリンからの転向なので基礎は盤石。今、米国・ブランソンで自前のカントリー劇場を持ち活躍中のショージ・タブチとも重なる。圧巻は”走れコータロー”、原曲はブルーグラスだけに曲調は底抜けに明るい。当時の美濃部東京都知事の声色と競馬の実況放送もしっかり取り込み満場拍手喝采であった。このメンバーで来年の卒業該当者はいないのでこの先の研鑽進歩ぶりが楽しみだ。5人のうち4人が道産子というのもうれしいではないか。
★さあ、地元期待のグラース07の出番である。66歳にしてマンドリンに挑戦した初山を頭に、30代で最年少のチャーリー(ドブロ)、Wベースに斎藤を補強し7人編成とした。小樽駅前やアーケード商店街の街頭放送で流れている”小樽ワルツ”の演奏はこのバンドである。昨年までなかったブルーグラスには不可欠のバンジョーも太田が担当。グリーンのロゴマークを付けたおそろいの黒いベストでFootprints In The Snow など。さて、オリジナル曲小樽ワルツの演奏に先立ち、カウガール姿の石橋アナがまた現れ、5周年のお祝いメッセージを読み上げた。どなたからの?メッセージは小樽の魅力などにも触れ、小樽市長、山田勝麿と終わる。黒ハットとグラス07ベストを着てマイクを握るカツマロ市長の小樽ワルツは残念にもお預けとなった次第。
★15分間の休憩を前に、小樽フェス海外応援団長、マイク伊藤のメッセージと著作のこと。出演アーティストたちのCD紹介。ロビーでは冷えた小樽ビールやファニーのウエスタングッズを販売していること、東京小樽会会員で参加予定だった山中アキコ衆議の祝電などもアナウンスされ、総合司会は石橋から田口が引き継いだ。今回初の試みとして、遠来リスナーの客席からの紹介も行った。(続く)
いよいよ1週間後
美しい初夏のノスタルジック・ポート・シティ小樽にカントリー&ウエスタンの祭典がくり広げられます。
第5回小樽フェス本番(6/28)は1週間後に迫り、それに先立ち明日6/22はプレイベント、本番翌日(6/29)には後夜祭があります。本番前売り券はローソンの全国店舗でも購入できます。
6/22(日)14:00~16:00 プレイベント@ウイングベイ小樽・ネイチャーチャンバー
出演:北大ブルーグラスバンドほか 入場無料
6/28(土)14:00~18:30 本番@小樽市民センター・マリンホール 前売券 ¥1,500
出演:シャギー・マウンテン・ボーイズ(神戸)、オール・カントリー・ボーイズ(東京)など ブルーグラスバンド4,カントリーバンド4,カントリーダンサーズ2
19:00~22:00 交流会@ニユー三幸 会費 ¥2,000(Free Drink & Food)
出演:本番出演のアーティスト有志ほか
6/29(日)18:45~、20:00~、21:15~ 後夜祭@小樽倉庫No.1 飲食代のみ
出演:ブルーグラスな二人旅(マンドリンとギターのブラザー・デュオ)
<問い合わせ先> 実行委員会 0134-25-3632 roy-ocwf@nifty.com (ロイ田沢)
プレイベント
来週土曜日に迫った第5回小樽フェス(6/28)に先立ち、今年もプレイベントを開催します。カントリーダンスの初級講習も行いますので、北大ブル研Star's Dream「写真中央」 の生演奏に乗せて、一般の方々も楽しく踊れます。美しいヨットハーバーを背にしたアトリウム・ステージの周りはウエスタン衣装のダンサーたち「写真右、昨年の様子」で賑わいます。
★第5回小樽フェス・プレイベント★ <入場無料>
日時:2008-6-22(日)14:00~16:00
会場:ウイングベイ小樽 5番街1階・ネィチャーチャンバー(0134-21-5000)
出演:北大ブルーグラスバンドStar's Dream
札幌カントリーラインダンサーズWings
小樽カントリーダンサーズPort Wings
マーサ米川(カントリーダンス講師)
ディーン柴岡(カントリーダンス司会進行) 総合司会:ロイ田沢
プログラム:
14:00~生演奏!st セット
14:30~デモダンス(音源CD)
14:45~初級ワークショップ(音源CD)
15:20~生演奏2nd セット
15:50~フィナーレ(生演奏+カントリーダンス)
16:00 終演
主催:OCWF実行委員会
協力:(株)小樽ベイシティ開発
協賛:(株)ファニー
小樽フェスこの一曲<完>
45年前神戸で発足当時、The Shaggy Mountain Boys「写真」が一番気に入り、マスターしたいと願った曲がこれです。シャギーの諸兄がお手本としたFlatt& ScruggsとThe Foggy Mountain BoysのRoll In My Sweet Baby's Arms、ブルーグラスの醍醐味満点のドライブの利いた名曲です。ただ、歌詞が少々みだらなため、当時のアメリカ南部諸州のラジオ局では放送が禁止されたこともあったそうな。
ブルーグラスは歌詞が暗かったり、悲しかったりのケースが多いのに曲調は正に”軍艦マーチ”(マイク伊藤著「音楽から見えるアメリカ」より)の一例と言えましょう。
小樽フェスこの一曲<続>
昨年に続き、今年もビル・コンウエイ一家がアメリカから来日、父ビルと4人の息子たちのカントリーバンドC4が小樽フェスのステージに立ちます。同バンドのマネージャーからこの一曲のコメントが寄せられました。
<Tulsa Time>Eric Claptonが唄ってヒットしていますが、実は もともとはDon Williams のバンドメンバーが作ってレコーディングした曲です。最近ではクラプトン主催の ”クロスロードギターフェスティバル2007” でクラプトンと元カノのシェリル・クロウが乾いた感じでとても素敵に唄っています。クラプトンの照れくさそうな顔がなんとも微笑ましくもあります。オクラホマの田舎者には都会の時間の流れの速さにはなじめなくてついていけず仕事も上手くいかなくて挫折して故郷へ帰る・・・・と言うような内容の曲です。 ビルにとてもリクエストの多い曲です。(鳥本みゆき)
小樽フェスこの一曲<続>
小樽フェスこの一曲
<Rawhide>
ローリン、ローリン、ローリン・・・ローハイド、フランキー・レイン(1913~2007)が高らかに歌い上げる勇壮な牛の大群の移送劇。20名そこそこのカウボーイ達が3000頭ものキャトルをテキサス州からミズリー州など消費地に向け投げ縄と鞭で追い立てる。日本のお茶の間でも人気を博した米・西部劇TVシリーズ(1959~1966)の主題歌である。主演はこの作品が出世作となったクリント・イーストウッド「写真」。隣にあの娘がいるつもりで頑張るぞ。いまはなくてさびしいが、このキャトル・ライドが終わればうまい物も彼女のキスも待っている。牛に思いやりは無用だ、走れ、走れ、追いまくれ。生皮の鞭の乾いた音が響きわたる・・・。Ole Country Boysの重厚なハーモニー・ボーカルを堪能ください。
<青い瞳のステラ1962年夏>
真虎いわく”私自身この度のコンサートではいつもながらのカントリーを唄い、そのほとんどがカバーですが、この曲については特に思い入れがあります。さかのぼること28年前、僕は子供の頃からの憧れであったこの地北海道に初めて足を下ろし、ある農場で夏休みを過ごしました。牛舎の中でガーガー雑音の鳴るAMラジオから初めてこの曲を聴きました。 歌と生きながら30年、米軍キャンプから全国のライブハウスやらナッシュビルでの3年半の歌暮らし・・・そしてこの北海道にいます。さまざまな私の記憶が去来します。そんな僕にとっての大切な歌を皆様に感じとっていただきたい・・・”和製エリック・クラプトン、柳ジョージ「写真」のヒット曲をおおの真虎が心を込めてお届けします。
<人生の扉>
慶応大学・英文科中退のシンガー・ソングライター竹内まりや(53)「写真」が歌い、中高年層カントリーファンを痺れさせてるワルツ曲。日本詞に英詞がバンランス良く混在、5分半と長い曲だけに内容も濃い。”春がまた来るたび ひとつ年を重ね 目に映る景色も 少しずつ変わるよ・・・”
”I say it's fun to be 20 You say it's great to be 30 ・・・”
”満開の桜や 色づく紅葉を この先いったい何度 見ることになるだろう・・・”
”I say it's fine to be 60 You say it's alright to be 70 ・・・”。Shy Waltz やDoors Of Lifeの振り付け名でカントリーダンサーたちも踊っております。3度目のナッシュビル修業から帰国早々の福森千花がどんな味付けで披露してくれるのか楽しみです。
小樽フェス関連イベント
第5回小樽フェスまであと6週間。本番前後の関連イベントをお知らせいたします。
★プレイベント:6/22(日)14:00~16:00@ウイングベイ小樽 無料
★本番:6/28(土)14:00~18:30@小樽市民センター
★交流会:6/28(土)19:00~21:00@ニュー三幸 ¥2,000
★後夜祭:6/29(日)18:45~21:45@小樽倉庫No.1 無料(飲食別)
★記念ゴルフコンペ:6/30(月)07:42から4組 @レラGC
問い合わせ先:04-2942-0552 ロイ企画
0134-25-3632 OCWF実行委員会
★★交流会とゴルフ大会につきましては詳細追報します。
小樽の食べどころ
6月の小樽はウニが旬です。市場では一船¥1,800(赤、エゾバフンウニ)、¥1,000(白、紫ウニ)程度でしょうか。
食べどころ
1.銀鱗荘の洋食。眺望抜群(ランチコース\2500)
2.ビストロ小泉の鮭スパゲッティ、ハヤシライス、北寄貝のサラダ
3.むかし風洋食店ニュー三幸(ポークチョップ、ほっけのすり身揚げ)
4.なると(稲穂3)の若鶏の姿唐揚げ。寿司もあります
5.鮮魚店直営居酒屋の魚一新(5~10PM)
6.寿司はどこもおいしい(ベスト3は伊勢鮨、都寿司、政寿司)
7.焼き魚、煮魚、汁物なら(かじか、きらく、かすべ)
8.行列のできる民宿青塚食堂(祝津)
9.ジンギスカンなら北とうがらし
10.焼き肉なら大仁門
味自慢のラーメン店も多い
1.人工調味料無使用・全店禁煙の麻ほろ(色内。マリンホールの大通り向こう)
2.さっぱり塩味の桂苑(稲穂。都通り)
3.そば処・東家(南樽駅下)のラーメン(冷したぬきそばもうまい)
4.運河食堂内のラーメン店
5.ウイングベイ小樽(築港)内のラーメン街
6.むかし風の自来軒(花園銀座街・稲荷小路、深夜1時まで)
7.初代(住吉。南樽駅近く)
8.あっぱれ(手宮。新博物館向かい)みそラーメン.
9.一番(三角市場の向かい)
買い物・みやげもの
1.海・農産物なら新南樽市場、南樽市場、入船市場、三角市場、中央市場、手宮市場 などで、鮭トバ、ぬかほっけ(生食用)、いかすみさきいか、宗八かれい、なめたかれいの一夜干し、揚げたてかまぼこ、鮮魚各種、豆類(小豆、虎豆など)
2.ガラス工芸品、オルゴール、洋菓子、昆布類なら堺町通りで
3.かまぼこ老舗のかま栄、栗原(角焼きは有名)
小樽は手作り銘菓も豊富
1.干菓子の高山
2.ケーキの館
3.みなともちの黒豆大福、菊原もち店のべこもち
4.沢の露のアメ玉
5.花月堂の塩味ゼリー菓子、”蝦夷の香”
130店あるアイスクリームのベスト3
1.あまとうのクリームぜんざい(都通り。カップ入りも)
2.ミルクプラントのソフトクリーム(公園通り。しかも¥220と安い)
3.米華堂のアイスクリーム(花園銀座。ケーキもよし)
坂の街小樽
舟見坂、外人坂、地獄坂、見晴らし坂....
そして見頃の花は
ライラック(リラ)、アカシア、ラベンダー、桐の花、ぼたん
小樽の見どころ
第5回小樽フェス(6/28)には遠路本州から50名前後が参加される予定です。中には小樽が初めての方々もおられますので、ロイ田沢のおすすめ見どころを紹介させていただきます。
1.毛無山展望台から見る市街と港「写真上左」(旭展望台、天狗山「写真上右」、手宮公園「写真下右」、水天宮からも良い)
2.北海道ワインイベント広場からの展望(毛無山展望台への途中)
3.平磯岬の銀鱗荘からの展望(洋食ランチもおすすめ)
4.海から観る小樽の街と山々(小樽港第3埠頭から出る祝津までの遊覧船)
5.オタモイ遊覧船ではさらに絶壁と奇岩「写真下左」が(晴天・無風のときのみおすすめ)
6.ホテル・ノイシュロース(祝津・旧天望閣)からの眺望「写真上中」も抜群。大浴場は海水風呂
7.天然温泉”湯ノ花”(手宮殿、朝里殿。¥600)
8.裕次郎記念館(入場すると先ずBGMでジーンときます)
9.鰊御殿、小樽貴賓館(旧青山別邸、いまボタンが満開)
10.旧日本郵船小樽支店(すぐ前の北運河も風情あり)
11.日銀資料館(北のウオール街、旧日銀小樽支店)
12.新博物館(北海道開拓時代に米国から輸入したアイアンホースやしづか号は必見)
写真提供:田口智子
小樽フェス公式パンフ
第5回小樽フェスに来場のみなさまに無料配布される公式ガイドブック(パンフレット)ができました。なお、このパンフ(B5版20頁)の全制作費と小樽フェス運営費の一部は広告掲載52社さまの協賛金によりまかななわれております。ご協賛各社さまには改めて厚く御礼申し上げます。
「08p.pdf」をダウンロードで更に拡大できます。
ブルーグラスな二人旅
小樽フェスに2年連続出演する神戸の敬老お笑いバンド、The Shaggy Mountain Boysの渡辺敏雄(Ma& Vo)と朝倉貞文(Gi& Vo)がブラザーデュオ”ブルーグラスな二人旅”として本番翌日、運河沿いにある小樽ビール醸造元直営の音楽ビアレストラン小樽倉庫No.1に出演することが決まりました。
日 時:2008-6-29(日)18:45~21:45(計3ステージ各30分)
ミュージックチャージ無料
詳細は0134-21-2323(店)またはwww.pirkamusic.comへ
チケット発売中です
第5回小樽フェスのチケットは4月15日から下記にて好評発売中です。
前売券¥1,500 当日券¥2,000
<小樽市内>玉光堂(稲穂)、光栄堂楽器店(花園)、トーンポエム(花園)、ファニー(築港)、小樽市民センター(色内)、実行委員会事務局(東雲)
<札幌市内>出演アーティスト各所属事務所
<全 国>コンビニ・ローソン全店舗
おかげさまで5周年、小樽フェス
北海道はこの初夏に洞爺湖サミットが開催され、世界中から多くの賓客と観光客を受け入れることになりますが、5周年を迎える小樽カントリー&ウエスタンフェスティバルは丁度その一週間前に行われます。今日カントリー音楽は本場アメリカでもヒット・チャートの上位を占め、キッズ・アカデミーと称する青少年のためのブルーグラス音楽イベントや教室が全米各州で盛んです。当イベントは年々知名度が高まり、
小樽名物の一角を占めるのではと期待をふくらませております。初心を忘れることなくカントリー音楽、ブルーグラス音楽そしてカントリーダンスの普及定着を基本に、引き続き手ごろな入場料を維持しながら中身の充実に努めております。さらに、道内はじめ本州から集まるファンを通じ、より一層地域のにぎわいづくりと観光振興に貢献したいと念じております。変わらぬご支援、よろしくお願い申し上げます。
OCWF企画委員長 ロイ田沢
★チケット発売開始 4月15日
<出演予定>
★アンコール!グランド・オール・オープリー(ナッシュビル)出演を誇るThe Shaggy Mountain Boys(神戸)
★初出演!迫力のハーモニーボーカル、重量級カントリーバンドOle Country Boys(東京)
★道内No.1カントリーアーティスト、おおの真虎&ジョンクボとthe RANCH(札幌)
★ナッシュビル修行効果で歌唱に磨きがかかる福森千花とCountry Rock Special(札幌)
★中島ファミリーバンドの末娘・美砂を紅一点とする味わいブルーグラスのWingrass(札幌)
★お父さんと4兄弟のアメリカン・ファミリーバンドC4、成長ぶりが楽しみ(米・ウイスコンシン州)
★小樽生え抜きアコースティック・バンド Grass 07、今年も小樽ワルツを披露
★特別参加★札幌、小樽のカントリーダンス・グループ。速成レッスン指導、マーサ米川(札幌)
★総合司会、おなじみFMおたる看板アナ、石橋やちよ(小樽)
<後 援>
北海道教育委員会、在札幌米国総領事館、小樽市、小樽市教育委員会、小樽市文化団体協議会、小樽観光協会、小樽青年会議所、東京小樽会、北海道新聞、FMおたる
│開催日時:2008-6-28(土) 13:30開場 18:30終演予定
│会 場:小樽市民センター(マリンホール)
│入 場 料:前売¥1,500 当日¥2,000
☆主催:OCWF実行委員会 ★共催:小樽市民センター
トシオ・ワタナベ、獅子奮迅
小樽フェスに今年も参加するThe Shaggy Mountain Boysではマンドリン奏者、また同フェスの協賛企業BOM社の社長でもある渡辺敏雄氏がブルーグラスの本場から来日のクリス・シャープ・バンドの一員として全国ツアーをしました。その最終公演の様子をロイ田沢がリポートします。
ノース・キャロライナの風に乗せて
クリス・シャープ東京ライブ速報
さくらツアーと銘打ったレスター・フラット・スタイルのギターリスト、クリス・シャープ一行の最終公演(4/8)が桜を散らす雨模様の中、Back In Town(東京・曙橋)で行われた。開演30分前の7時にはすでに各地、各バンドで活動中のブルーグラスッサーや愛好者で満席。舞台に上がった4人の中で最長身のトニー・ウイリアムソン(Ma)やラリー・パーキンス(Bj)に比べクリスは顔一つ分ほど小柄だ。何故かトシオ・ワタナベはWベースではなくギターで参加。ワンマイクを囲んでの演奏が静かにスタートした。
奥方は日本人なのでクリスの日本語は達者、ツアーの世話役兼通訳のトシオの出番はあまりないが、CDアルバムのことになるとPRに熱がこもる。”本体価格ゼロ円、消費税¥2500で”とトシオが言えば、クリスは”まだ、(CDの)荷物が重い”のでよろしくと訴える。
何と言っても前半のハイライトはトニーによるマンドリン・レジェンドたちの形態模写だ。ビル・モンローやディビッド・グリスマンなどを単に弾き方だけではなく、顔つきまでそっくりに。相当のスキルがないとできるものではない。カントリーやブルーグラス歌手の声帯模写は珍しくはないのだが、これには参りました。
後半は特別ゲストとしてプロ・ブルーグラス・ミュージシャン稲葉和裕(西宮)とTAROが加わりステージは佳境を迎える。TARO(この日はギターで参加)とトニーはいそがしく楽器を交換しあってる。”新聞売りのジミー少年”(ラリーがギターで)やKentucky Waltz(稲葉がハイテナーで)など馴染みの曲が続き、エンディングは極め付きFoggy Mountain Breakdown、フィドラーがいないのは残念だが贅沢は言えない。当然のごとくアンコールの声、日産自動車のコマソンで一般の方々にもよく知られたSunny Side Of Lifeに続き、Rolling My Sweet Baby's Armsではトニーもギターに持ち替え、クリス、稲葉でギター計3本(トシオのリズムベースギターを入れると4本)、ボーカルではこの3人が交代でソロを取りながら賑やかに切れ味鋭く歌い上げた。
ノース・キャロライナ生まれの3人が紡ぐ本場ブルーグラスに触れながらも、ジャパニーズ・ブルーグラス
も相当の水準にあると感じいった一夜であった。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-4-9)
写真提供:安井治武/Back In Town
所沢にもカントリーバンド誕生
小樽フェスの企画担当ロイ田沢が住む所沢にもカントリーバンドができました。桜満開、晴天無風の絶好の花見日より。所沢市民文化フェアー(第23回、@所沢航空記念公園)2日目4/6(日)のさくらコンサートに、地元唯一のカントリーバンドGreat Valley Boys(写真)も出演しました。飛行機の真横の特設ステージ、客席やダンススペースは芝生。バンドリーダーは68歳の手習いで難易度の高いペダル・スティール・ギターを始めたジョン大谷(PSG&Vo、立教大OB)、発足1年そこそこの若いバンドですが、トリオ・ボーカルにも磨きをかけようとみな意気軒昂です。この日のメンバーはほかに司城正明(Gi&Vo)、ロイ田沢(Gi&Vo)、山田雅春(ベース)、白野雅保(ドラムス)、野村義男(ハーモニカ)、所沢カントリーダンサーたちも華を添えました。
写真:前川新、宮本好章
チラシとポスターできました。
第5回小樽カントリー&ウエスタンフェスティバルのチラシとポスターができました。A4印刷用PDFをご覧になりたい方はこちらへ→「08DM.pdf」をダウンロード
なお、チケットの発売開始は4月15日からです。
脇役アーティスト紹介<1>緒方命二
脇役とお呼びする失礼をお許しいただき、小樽フェスの主役を支えるアーティストをシリーズでご紹介します。先ずは福森千花のバックバンドを務めるプロ・ギターリスト、緒方命二さん。
北海道旭川市生まれ、56歳。大学(札幌大)卒業後、札幌の各テレビ局制作の番組に出演。1987年、ビートルズ・トリビュートバンド”キャバーンクラブ”を結成。同名のライブハウスのオーナーとして、さらにNHK”のど自慢北海道地区大会”のギターリストとして現在に至る。1993年、CD”マイ・ラブ”をリリース。2008年3月、NHK札幌放送局から「のど自慢功労者」として感謝状を贈呈された。子息、緒方龍一はジャーニーズ系トリオ・ボーカルグループ、w-inds(ウインズ)のメンバー。
日本のセルダム・シーン
小樽フェス05,06に出演した老舗ブルーグラス・バンドThe Way-Faring Strangersが再デビューしました。東京・国立と言えば彼らが産声を上げたお膝元。桜が咲き誇るこの地で、1年間の切磋琢磨の結果を咲かせました。以下今年の小樽フェスにOle Country Boysの一員として参加する大島正光氏がオーナーの店、”はっぽん”でのライブ風景をロイ田沢が速報します。
新生ウエイファー都内初ライブ
冴えわたるブルーグラス・ハーモニー
昨秋の伊勢原オープリー(Big Mountain Opry)で再デビューしたThe Way-Faring Strangersが3月28日(金)、桜満開の東京・国立、”はっぽん”でライブを行い、みごとな復活ぶりを見せてくれた。1年前にギター&ボーカルの担当として金子武美(桐朋高校OB)が加わり練習を積んできたが、その成果を問う日でもあった。このバンドは1959年に誕生以来、特定の店・場所での定期ライブは行ってない。いつどこに行けば必ず聴けるというバンドではないので、あのセルダム・シーン(Seldom Scene、およそ目にすることがないというバンド名の著名ブルーグラス・バンド)のような存在と言えるかもしれない。この日も新曲を随所に折り込みながら、譜面台はなし。ボーカル参加の少ない萩生田和弘(Bj)だけがアンチョコを楽器に貼り付けてるぐらい。”その紙を仲間がいたずらしてはがすので、最近ではポケットに予備をしのばせてる”とリーダでMCの近藤俊策(Ma)が舞台裏を明かす。
19:20インストBattle Hymn Of Republicでキックオフ。続いてキャリアウマンの先達と言える女流パイロット、アメリア・エアハルトの悲劇を歌ったAmelia Earhart's Last Flightを、金子がていねいな解説を加えた後に披露。なるほど、ブルーグラスは詞は暗いのに曲調は明るいものが多いことが分かる。新曲が続く、近藤のThis Morning At 9、そしてOld Flamesでは珍しく萩生田がギターを手に。おなじみWhen You Kneel At Mother's Graveの後はまた新曲だ。Behind These Prison Walls Of Love、カルテットボーカルが実にすばらしい。最後に曲名だけで酔っぱらいそうなWhiskey Before Breakfast 、全7曲で1stセットを終了。店内は立ち見状態である。
近藤ブルーグラス教室の生徒でもあるウーマン・デュオLilyLenlen(ギター2本。2人のペットの名前を転用)の登場だ。介護班として近藤、萩生田、林京亮(Ba)が残り、日産自動車のコマソンでもおなじみのThe Sunny Side Of Life。クラスター・プラッカーズの曲からは、I Still Miss Someone とKeep On Loving Youを。I Still~は近藤の男声コーラスが隠し味で利いている。最近ブルーグラス・フェス界で評判のガールズ・デュオBlueBonnets(マンドリンとギター)に曲選びや唱法がよく似ている。”BBに負けるなよ”リスナーの声に、”トシでは負けないわよ”。
ウエイファーと対バン予定であったブルーグラス・フォーク系のThe Froggiesが出演取りやめになったためピンチヒッターをアイリッシュ楽器演奏の夫婦ユニット、DulciCafeが務めた。奥方はダルシマ担当でピアノの原型のような120本の鉄線を木製のハンマーで叩き、弾ませながらの演奏、ミスターは弦の張り方や形状がマンドリンに似たアイリッシュ・ブズーキを低音でかき鳴らす。難解なゲール語表記の曲名が続く中、映画”タイタニック”のアイリッシュ・ダンスシーンで演奏されたと言う曲や、”虹の彼方”(Somewhere Over The Rainbow)には癒される。時節柄、”さくらさくら”のリクエストにも気軽に応じてくれた。
21:25、ウエイファーの2ndセットが始まる。みなミラーボールのように輝くベストを着用し、1stセットと雰囲気を変える。インストEl Dedoを終え、定番Banks Of The Ohio、これも恋人を川に突き落とす恐ろしい歌詞に反し、絶妙のトリオボーカルと相まって、軽快な曲調に心が和む。 Pathway Of Teardropsは”高音部に無理がきかない金子のためにキーを下げて”(近藤)の演奏だが、これまたブルーグラス・ハーモニーの醍醐味満点だ。 本場英国では禁止となった狐狩り(米・バージニア州などでは盛んである)を歌うFox On The Runでは萩生田も加わり4重唱、部分輪唱もあって圧巻。インストDouble Eagleは、バンジョーからギターに転じた金子の研鑽ぶりを示すための選曲。ギター、バンジョー、マンドリン、ドブロ、ギターと各パートが順にソロをとる、ジャズバンドにはよくみられるが、ブルーグラスならではの奏法で、正にメンバー全員がスターである。林がリードボーカルのRememblance Of YouとI'm Coming Back But I Don't Know Whenに次いで、過去2回小樽フェスでも好評だった”母からの便り”(作詞作曲・田村守。昨年は福森千花が小樽フェスで英語バージョンを発表)、”郵便番号制度の普及ソングとして6000枚売れた”(近藤)思い出深い曲。エンディングは軽快にAunt Dinah's Quilting Party・・・。”もう終わりか、さびしいな~”などの声がかかるとアンコールに応えざるを得ない。有名曲Jesse Jamesでは初代から頑張っている武田温志がドブロをフィドルに持ち替えて熱演、新曲ではマッターホルンでの遭難の歌Matterhornをまたまた明るい曲調で締めくくった。全18曲のウエイファー・サウンドを50名超の中高年男女ほぼ半数づつ、例外なく堪能したに違いない。それにしても、こんな少人数で日本のセルダム・シーンを独占していいものだろかと気にかけながら、花冷えの桜の町を後にした。
文中敬称略 (リポーター: ロイ田沢 2008-3-29)
写真:前川新
”この町の青い空”
小樽フェスのフィナーレでは毎年、You Are My Sunshineの節で”この町の青い空”を歌ってます。5周年を迎えるにあたり、環境にやさしいこの歌詞を作られた西村丈彦さん(写真)に、お話をうかがいました。”1989年に地域の小学校での演奏のため作りました。メロディーは誰でも知ってますが、子供やお年寄りにも歌えるようにと・・・”
この町の青い空
原曲:You Are My Sunshine 日本詞:西村丈彦
1.この町の青い空 いつまでもいつまでも
このままで このままで 小鳥たちのために
2.この町の青い海 いつまでもいつまでも
このままで このままで 魚たちのために
3.この町の青い山 いつまでもいつまでも
このままで このままで けものたちのために
4.この町の青い川 いつまでもいつまでも
このままで このままで とんぼたちのために
5.この町の優しさを いつまでもいつまでも
このままで このままで こどもたちのために
西村丈彦プロフィール:
1947年千葉県生まれ、1969年から神奈川県平塚在住。
大学時代(慶応)からブルーグラスを始める。地元の公立中学校の教師(理科)のかたわら数多くのバンドで活躍。1982年に退職し、”ビレッジ教室”を開設、ブルーグラス音楽の指導者として現在に至る。
若手に夢を託して
小樽フェスの応援団長、マイク伊藤は今年も(1/20)カントリーミュージック三田会新年会に参加して、慶応OBのカントリーバンドHill Top Ramblersなどと共演しました。筆者は昨年の熊本カントリー・ゴールドで知遇を得たこのバンドのリーダー赤井長久氏からのお誘いで、目黒のカントリーライブにでかけます。
若手に夢を託して
目黒リトル・テキサスで赤井長久のカントリーライブ
1990年代後半から我が国に広まったカントリーダンスのトップ指導者の一人ナツコ・グレースのご主人の店”Little Texas”(東京・目黒)に初めて行ってみた。慶応OBバンドHill Top Ramblersのリーダーとしても活躍中の赤井長久(Gi&Vo)が尾崎博志(PSG、元チャーリ永谷とキャノンボールズ所属)や古橋一晃(EGi、元永富研二テネシーファイブ所属)など30代若手カントリー・ミュージシャンをバックに迎えての単独ライブの日(3/6)である。6月で開店3周年を迎えるこのカントリーライブハウスはJR目黒駅の外側(西口)から目黒通り、または権之助坂を下り徒歩10分の飲食店街のなか、星条旗がビルの入口にはためいてるのですぐ判る。途中、池上正太郎が絶賛していたとんかつ老舗”とんき”などもあり情緒のある一角だ。
店に入ると右手にバーカウンターとレジ、中央にテーブル席、段差があって左奥にステージ、すぐ前がダンスフロアー、ダンサーたちがすぐ飛び出せる位置にまたテーブル席、中央テーブル席に平行してステージに近いところに観覧カウンター席・・。とこんなレイアウトで、うなぎの寝床でもなく、ダンサーたちがリスナーたちの視界を遮ることもなく、また音響的にもよくバランスのとれてる印象。
開演間近の7時には50名近くのファンでほぼ満席。ホスト役の赤井は緑茶ボトルを手にしながら、予約客の案内などに忙しい。
Miles And Miles Of Texasで1st セットが始まった。”今日はテキサスの歌を中心に・・”と立ち上がりのPAトラブルも挨拶の一部に組み入れMCも兼ねる赤井の歌が続く。名曲Together Again、キーはご本家バック・オーエンズよりかなり低いだけに味わいもまたある。ロリー・モーガンの前夫キース・ウイットレーのMiami, My Amy、ウエスタンスイングの父・ボブ・ウイルスのRoly Polyになるとカントリーダンサーたちのブーツさばきも軽やかになる。6~8人で満杯のスペースだが専用フロアーがあるカントリーライブ店は少ないので文句は言えまい。What A Wonderful Worldが終わると、青柳まみが呼ばれた。女声のSilver Wingsを聴くのは筆者には珍しい。スローバラードで赤井がきれいなハーモニーをつける。次のIt's So Easyでは古橋のコーラスも加わり快調そのもの。ジョージ・ストレートの2曲を挟んでインスト”キャラバン”、誰かがキャバレーでよく聴いた曲だと話してる中、阪野克幸のフィドル、橘興起のエレキベース、鈴木庸祐のドラムスもさえわたる。ふたたびG・ストレートのDrinking ChampagneとThe Chair、さらにG・ジョーンズのGod's Countryが続く。エンディングは今は亡き彼が最も愛した曲の一つHe Stopped Loving Her Today。計15曲、延々70分。平均年齢35歳の若きパワーが全開したステージであった。リスナーの顔ぶれには慶応OBグループの他、所沢ロンスター・ピクニックや熊本カントリーゴールドの常連たち、岡山出身の新進女性カントリー歌手、オリーブを発掘した鈴木啓輔の姿もあった。リクエストにも応えてくれると言う2nd ステージは残念ながら失礼したが、”私たちの後を引き継いでくれるカントリー・ミュージシャンがいないと、これからの人生がつまらなくなる・・・”今年64歳になる赤井長久の言葉が深く印象に残った一夜であった。
文中敬称略 (リポーター:ロイ田沢 2008-3-7)
所沢カントリー・ミーティング2008
所沢にもカントリー音楽フェスを
先ずは公民館で小手調べ
所沢といえば西武鉄道の本拠地でコーポレートカラーはブルー、筆者の住む航空公園近くの所沢ニュータウンの高層集合住宅名はスカイマンション、こんなことから1986年地元で立ち上げたカントリー&ブルーグラスバンドをBlue Sky Boysと命名した。同名のブラザー・デュオの大先輩が本場・アメリカに存在してたのを知ったのは不覚にも後のこと。このBSBがホスト・バンドとなり、所沢市並木公民館多目的ホールを会場に10年続けてきた西武沿線在住のカントリー愛好者が集う新年演奏会・New Year's Pickiy Partyを衣替えして、昨今のおじさんバンドの増勢、カントリーダンス熱の高まりの中、実験的な意味合いも込め開催。以下進行順にバンド紹介と演奏曲をあげていこう。
17:15 ~Blue Sky Boys Reunion Band(カントリー&ブルーグラス):1988年10月、国立リハビリセンターでママさんだけのマンドリンオーケストラ、ラス・マンドリーナスの前座として初演以降、公民館まつり、市文化祭、毛呂山民族音楽祭、都内・市内ライブハウスなどで1990年代後半まで活動。神戸の名門シャギーの元バンジョー弾き、森田を擁し、グラース・フリークのメインボーカル内野英治も在籍した。★森田福司(Fi,Gi&Vo)、豊田明(Ma&Vo)、佐藤正善(Bj,Fi)、田沢美鶴江(Vo)、ロイ田沢(Gi&Vo)、矢野忠(EBa&Vo)☆Blue Ridge Cabin Home、Blue Moon Of Kentucky、Foggy Mountain Breakdown、The Green Green Grass Of Home、Footprints In The Snow、Sunny Side Of Life
17:45 ~ Bluegrass Tuesday(ブルーグラス):結成2003年。練習は火曜日がバンド名の由来。原宿・こんとん館や千葉フェス、軽井沢フェスで活躍。リーダー大庭など3名は中央大学時代のバンド仲間。★大庭進(Gi&Vo)、小林明人(Ma)、岸野克己(Bj&Vo)、北条夫妻(Ma,Do)☆ Fire Ball Mail、Soldier's Joy 、Before I Met You 、We'll Meet Again Sweetheart、Love Me Daring Just Tonight、Some Old Day 、I'm Waiting To Hear You Call Me Daring
18:15 ~ Orange Blossom(ブルーグラス):東大和などで定期ライブ、昨年6月にはルネ小平大ホールで米軍基地・座間のビッグ・ジャズバンドとの競演を果たした。リーダー古谷(コタニ)は銀座・ロッキートップのレギュラーバンド・ライズ&シャインのベース弾きとしても活躍中。2002年小平で発足。
★クラレンス小林(Ma)、レスター河野(Gi)、ケリー柳沢(Bj)、ジョンソン古谷(Do)、岸野克己(EBa)☆ Pick Away、When You Kneel At Mother's Grave、Just Because、I'm Using My Bible For The Road Map、I Wonder Where You Are Tonight、Sweetest Gift、Dim Light Thick Smoke、Ruben
18:45 ~所沢カントリーダンスクラブ(デモダンス 音源テープ):1997年にタングルフットとしてスタート。2007年春に再編成。毎月第1、4土曜日、並木公民館・講堂で踊り込み。インストラクター林ちひろを中心に総勢9名がヒット曲に乗せステップを踏んだ。☆Poor Boy Shuffle (同名曲by The Tractors)、How Long(同名 by The Eagles)、 Kill The Spiders(You Need A Man Around Here by Brad Paisley) 、Country Walkin'(Whiskey Under The Bridge by Brooks & Dunn)、Shy Waltz/Doors Of Life(人生の扉 by 竹内まりや)
19:00~ Melody Jam(フォーク):所沢市役所職員が中心のフォークバンド。紅一点、大友は大学時代PPM崇拝バンドで鳴らした。3人はBSBにも所属しているが今回はこのバンドで。★野村義男(Gi&Vo)、糟谷実(Ma&Vo)、大友康乃(Gi&Vo)、田中淳(Gi&Vo)、 西嶋寛二(Gi&Vo)☆ 500マイル、There's No Room In My Heart、Can 't Help Falling In Love、竹田の子守歌
19:15~Aloha Enjoys(ハワイアン): ジョン大谷の指導により富岡公民館で月2回練習に励む大所帯。さらにフラダンサーも加わる。結成1年未満。★角山一成(Gi)、吉田由美(Gi)、三島英雄(Uk&Vo)、町田仁子(Uk)、野村光一(Uk)、高橋秀雄(Uk)、下薗淑子(Uk)、岩田昭子(Uk&Hula Dance)、野矢麻由(Do)、大谷寿美子(EBa)、よつ矢安子(Hula)、金井久世(Hula)、岩田千津子(Hula)☆ハワイアン・パラダイス、カイマナヒラ、アロハオエ、珊瑚礁の彼方、ハワイの結婚の歌
19:30 ~East City Ramblers(カントリー):さいたま市を中心に活動中のソロボーカリスト5名を含む大型カントリーバンド。平成のロイ・ジェイムスの異名を持つジーン大竹がMC。結成は2002年。★ジーン大竹(Gi&Vo)、マック関(Gi&Vo)、ボブ宮本(EG&Vo)、チャーリー杉江(Mh,Sn&Vo)、ウイリー市村(EBa&Vo)、ジョニー角山(Gi)、ハーブ湯沢(PSG&Fi)、ジョン大谷(EGi&Vo)☆Thanks A Lot、
Tomorrow Never Come、Time Change Everything、Westphalia Waltz、Thanks A Lot、Folsom Prison Blues、Air Mail Special、Little Red Wagon、San Antonio Rose、Babbles In My Beer
、I Hung My Head And Cry、Dreamy Montana Moon
20:05 ~オープンステージ★はるばる大月からのお二人、藤本昌作(大月カントリー愛好会会長)が”私に人生と言えるものがあるなら(Faded Roses)”を、小宮長政が”フォートワースの思い出”(Does Fort Worth Ever CrossYour Mind)★東京のプロ・ミュージシャン矢野忠(ドブロ)&罪☆遊子(サックス)にドラムス白野とエレキギター原 功が応援共演。☆Saint Louis Blues 、Sweet Georgia Brownなど
20:25~Great Valley Boys(カントリー):リーダーはジョン大谷。市内唯一のハーモニーボーカルを重視するカントリーバンドを目指して、富岡公民館とスカイ103で特訓中。★ジョン大谷(PSG&Vo)、司城(ツカサキ)正明(EGi&Vo)、山田雅春(EBa)、白野(ハクノ)雅保(Dr)、ロイ田沢(Gi&Vo)、野村義男(ハーモニカ)☆ My Heart Skips A Beat、Together Again、Jambalaya、Four Walls、Truck Driving Man、Silver Wings、Hey Good Looking 、Your Cheatin' Heart、Blues Stay Away From Me、My Shoes Keep Walking Back To You
21:00 ~フィナーレ:出演者全員でI Saw The LightとWill the circle be unbrokenを。ダンサーたちはもステージ前で華を添えた。
さて、今回は試行錯誤の面が多々あった。音響システムとオペレーターの外部導入、時間に追われてのPA調整、ワンマイクの使用(トップのBSBはリハなし、いきなりのワンマイクで戸惑う。ブルーグラス系3バントが使用)、ドリンクコーナーの設置、リスナー・演奏者とも会費制・・・。ブルーグラス系がホワイエでジャムを楽しむシーンなどはなかなか一般の人たちには見る機会はない。それにもまして屋内ホールでカントリー、ブルーグラス、カントリーダンスを同時に行う例も全国的に珍しい。今回はさらにハワイアンとフラダンスが加わったので、正に満艦飾のカントリー・エンタテイメント。ビギナーからベテランまで玉石混淆の出演陣とはいえ、高齢化コミュニテイにおける元気づけ音楽イベントとして、これからも継続できればうれしい。
(リポーター:ロイ田沢 2008-2-1)
写真提供:大庭 進、生田 直
小樽フェスの所沢バージョン
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10年間続けてきた西武鉄道沿線在住のカントリー、ブルーグラスバンド仲間たちによる内輪の新年会New Year's Picking Partyを少し発展させた、所沢カントリーミーティング2008が1/26(土)夕刻から所沢市並木公民館ホール(160席)で行われ、ブルーグラス3、カントリー2、フォーク1,ハワイアン1,ジャグ1の計8の玉石混淆バンド、カントリーダンス、フラダンス各1団体、一般リスナーを含め100名近くが集いました。幅10m、奥行き7mの舞台のバックには星条旗を中心にカントリー&ウエスタン音楽になじみの深いロンスター・テキサス旗など5州の旗と南軍旗が掲げられ、外部から音響システムとPAオペレーターを導入して賑やかに繰り広げられました。”小樽だけでなく地元(所沢市)でも出来ないのか”との地域長老諸兄に背中を押されロイ田沢がこの実験劇場の世話役を務めました。
写真左:Blue Sky Boys 右:Great Valley Boys 提供:前川 新
耳夢、銀座ロッキートップで再演
第1回小樽フェス以来おなじみの北大ブル研、選抜バンドStrar's Dreamに在籍していた染田屋光高が率いる耳夢が3年ぶりに東京・銀座のブルーグラスの殿堂に出演しました。雪が降り出そうな寒い1/19土曜日の夜、神奈川県下で活躍中のブルーグラス3バンドとの競演ライブにロイ田沢が所沢から駆けつけました。以下その速報です。
新春・銀座ブルーグラス合戦
さしずめ東京のステーション・イン、伝統のブルーグラス酒場・ロッキートップ(東京・銀座、店主:田口信幸、開店:1980年)でブルーグラス4バンドが出演するブルーグラス・サタデー・ナイト(1/19)に参加した。トップは先の伊勢原オープリーで熱演したThe Forty's、この日はつなぎの衣装に代え赤黒の大柄模様のおそろいのシャツで。手作りらしき木製の”汽笛”を吹き鳴らしながらのトレン・ソングから。重厚なカルテット・ボーカルOld Country Churchに続き、マイナーコードを効果的に取り入れた新バージョンのLittle Cabin Home On The Hill(編曲:遠藤和明)、そしておなじみBurbon Street Bluesを日本語で、エンディングはこれも英語と日本語を交えながら”線路は続くよどこまでも”(原題 I've Been Working On The Railroad)で実に歯切れよい。地域の商店街やお祭りにも出演するためブルーグラスを分かりやすく聴いてもらおうとできるだけ日本語を取り入れてるのがこのバンドの特色。熱気に紫煙が輪をかけて広がり、風邪引きにはつらいが、溢れる店内はもう人がドアからはみ出そう。遠くは札幌から、仙台から、神戸からも。十数分の休憩兼次バンドのセッテングの合間に、本場ナッシュビルでのビデオ映像が店内に流れる。



























































































